第19回北上川大賞典

第19回ステイヤーチャンピオンシップ北上川大賞典〔重賞〕
11月24日(日)  盛岡競馬場  10R 11頭  良馬場
サラ・オープン ダ2500m  左回り  1着賞金1500万円

□結果

着枠馬 馬名               騎手      馬体重  タイム  着差   単勝票  複勝票
122  モリユウプリンス    菊池武      440(-6)  2.44.5          3036     992
233  シャマードシンボリ  佐藤雅彦    516(-8)  2.45.0  2.1/2   1814     873
3811  マルカショウグン    関本浩司    464(+6)  2.45.7  4         75      62
4810  ユウユウサンボーイ  草地保隆    487(-8)  2.46.1  2        722     422
555  ミヤシロテュードオ  小林俊彦    491(+7)  2.46.1  鼻       624     469
678  サカモトリードワン  村上忍      464(+2)  2.46.2  3/4      151      40
767  ミヤシロニジンオー  スコット・サイトウ   452(-4)  2.46.5  1.1/2     95     115
811  キクノマスト        菅原勲      487(±0) 2.46.7  1        740     320
979  オギハヤテ          小嶋久輝    478(+1)  2.46.8  首       232     179
1066  ブラッククロス      山本裕次郎  473(+3)  2.47.1  1.1/2    276     268
1144  ヘイセイシルバー    三野宮通    504(-1)  2.47.6  2.1/2   1553     944

□払い戻し

 単勝     2   230円
 複勝     2   150円
        3   160円
       11  1170円
 連勝複式 2−3   440円

□コメント

 好天に恵まれた盛岡競馬場。今年度最後のオーロパーク開催を締めくくるのはステ
イヤーチャンピオッシップ北上川大賞典。今期不振も少しづつ良化を続けるモリユウ
プリンスが1番人気。青藍賞で重賞初制覇のシャマードシンボリが2番人気。みちの
く大賞典、東北サラブレッド大賞典制覇のヘイセイシルバーが3番人気となった。

 向正面中間地点からのスタート。ミヤシロテュードオが好スタートも、すぐにマル
カショウグンが先頭に躍り出て大逃げ態勢。オギハヤテ、ユウユウサンボーイが好位
追走。最初のスタンド前、マルカショウグンが他馬を引き離して先頭。2番手ミヤシ
ロテュードオ、3番手は内にキクノマスト、外にオギハヤテ。5番手の内シャマード
シンボリ、外ユウユウサンボーイ。スコット・サイトウ騎乗のミヤシロニジンオーが
7番手。その直後にモリユウプリンス。少し離れてヘイセイシルバー。さらに離れて
ブラッククロス。大きく離れたしんがりからサカモトリードワンと縦長の態勢。大逃
げマルカショウグンは2番手に8馬身ほど差をつけて1コーナーを回る。2コーナー
では掛かり気味にミヤシロニジンオーが3番手進出。3コーナーでもまだマルカショ
ウグンの逃げ脚は衰えない。ミヤシロテュードオ、ミヤシロニジンオー、シャマード
シンボリ、オギハヤテと続き、ようやくモリユウプリンスもこの直後まで上がって来
る。4コーナーをマルカショウグンが差をつけて回ると場内どよめく。2番手は3頭
が並び、内からミヤシロテュードオ、シャマードシンボリ、そしてかなり外を回って
モリユウプリンス。直線に入るとようやくマルカショウグンの逃げ脚が衰え、ミヤシ
ロテュードオも後退。中を通ったシャマードシンボリと外モリユウプリンスに絞られ、
最後はモリユウプリンスが2馬身1/2の差をつけ快勝。シャマードシンボリがその
まま2着。大逃げマルカショウグンが3着に大健闘。

 勝ったモリユウプリンスはやはり全盛時に比べると物足りないが、最強ステイヤー
の底力を見せつけ北上川大賞典2連覇を達成。重賞は昨年の北上川大賞典以来通算9
勝目。長い長いトンネルからようやく抜け出した感じ。4歳時の東北優駿制覇から5
年連続の重賞制覇。鞍上の菊池武騎手は9年目の重賞初制覇。モリユウのデビュー時
は主戦騎手だっただけに喜びもひとしお、この時を待ってましたという感じでムチを
放り投げていた。

 2着シャマードシンボリは青藍賞の勢いそのままの好調さをキープ。最後は距離適
性の差が出た感じ。3着マルカショウグンは関本浩司騎手独特の大逃げが嵌まった感
じで大健闘。ヘイセイシルバーはよもやのしんがり負け。何か走り方が変だったが(
脚を気にしているようにも見えた)このあたりの状況は不明。

□勝ち馬のプロフィール

 馬名    モリユウプリンス
 性齢    牡8
 毛色    栗毛
 父     ヤワ
 母     オリーフラワー
 母の父   ラディガ
 クロス   無し
 騎手    菊池武
 厩舎    水沢・千葉四美
 馬主    森山恭子氏
 通算成績  48戦17勝、2着13回、3着6回
 主な勝ち鞍 特別:92年ダイヤモンドカップ  旧盛岡ダ1800
       重賞:92年東北優駿       水沢・ダ1800
       重賞:92年不来方賞       旧盛岡ダ1800
       特別:93年新春杯白嶺賞     水沢・ダ1600
       特別:93年赤松杯        水沢・ダ1900
       重賞:93年シアンモア記念    水沢・ダ2000
       重賞:93年青藍賞        水沢・ダ2000
       重賞:94年みちのく大賞典    旧盛岡ダ2000
       重賞:95年みちのく大賞典    旧盛岡ダ2000
       重賞:95年青藍賞        水沢・ダ2000
       重賞:95年北上川大賞典     旧盛岡ダ2500
       重賞:96年北上川大賞典     新盛岡ダ2500