第10回ひまわり賞(オークス)

第10回4歳牝馬チャンピオンシップひまわり賞(オークス)〔重賞〕
8月25日(日)  水沢競馬場  10R  8頭  良馬場
サラ4歳牝馬 ダ1800m  右回り  1着賞金550万円

□結果

着枠馬 馬名               騎手      馬体重   タイム  着差   単勝票  複勝票
144 エムティエムディ  関本浩司  413(-2)  2.00.2          3360    1031
233 グリタリングフラワ 佐藤雅彦  468(-4)  2.00.9  4        312     346
322 ジェテールビー   三野宮通  476(+3)  2.01.9  5        158     418
466 ヨシノタキヒメ   小笠原義巳 425(-10) 2.02.4  2.1/2     38     129
555 スルガノーブル   小嶋久輝  419(±0) 2.02.4  鼻        39      48
677 ケイワンゴールディ 菅原勲   433(+6)  2.02.7  1.1/2    640     778
711 マツリピロリット  小林俊彦  440(+3)  2.03.1  2       4074    1263
888 ナスノリーダー   佐々木満  458(+10) 2.05.9  大差      87      69

□払い戻し

 単勝     4   200円
 複勝     4   130円
        3   240円
        2   210円
 連勝複式 3−4  1570円

□コメント

 直前まで稍重だった馬場も急速に回復、良馬場で行われた。マツリピロリットとエ
ムティエムディ一騎討ちムードが漂い、馬券の売上は9R、11Rより少ない。

 向正面3コーナー手前からのスタート。1番人気マツリピロリットが致命的な出遅
れ。大方の予想通りグリタリングフラワが先手を取りマイペースの逃げに持ち込む。
少し離れた2番手に必死に抑えるナスノリーダー。2番人気エムティエムディは3番
手。少し離れた4番手に内ジェテールビー、外スルガノーブル。その直後にようやく
マツリピロリットが上がって来る。3番人気ケイワンゴールディ、ヨシノタキヒメは
後方から。グリタリングフラワの軽快な逃げが続き、2コーナーでエムティエムディ
が2番手進出。ナスノリーダーは後退。マツリピロリットもようやくこのあたりで仕
掛けていく。3コーナー、4コーナーとグリタリングフラワ、エムティエムディ、ジ
ェテールビー、マツリピロリットの順に流れていく。直線に入るとエムティエムディ
がグリタリングフラワを捕らえて先頭。マツリピロリットは伸びない。エムティエム
ディが4馬身離したところがゴール。2着にグリタリングフラワが逃げ粘る。3着に
フェアゲイル厩舎のジェテールビー。今日は馬場入り後の暴走も半周ぐらいで済み、
スタミナの温存が出来たと思われる。マツリピロリットの出遅れは致命的で前半に脚
を使う競馬となり、57Kも応えた印象。

 勝ったエムティエムディは重賞初制覇。関本浩司騎手は昨年のマルコゴールドに続
き2連覇を達成。自身2度目の重賞制覇である。

 エムティエムディ関係者のコメント
『好位につけれて平均ペースになったのが良かった。出来ればマツリピロリットと同
斤量でやらせたかった。春先は太らせてはいけないと思って殻を下げていた。体が回
復したのと同時に走るようになった。北日本オークスは強い相手がいるが頑張って欲
しい。』

 エムティエムディとマツリピロリットは共に北日本オークスの岩手代表に選ばれた
もよう。ただし、今日の敗戦でマツリピロリットの出否は微妙な感じになってきた。

□勝ち馬のプロフィール

 馬名    エムティエムディ
 性齢    牝4
 毛色    鹿毛
 父     パークリージェント
 母     センナンローズ
 母の父   クラウンドプリンス
 クロス      Native Dancer 5x4, Nearco 5x5, Victoriana 4*4父系
 騎手    関本浩司
 厩舎    水沢・伊藤和
 馬主    辰本全敏氏
 通算成績  18戦5勝、2着3回、3着2回
 主な勝ち鞍 特別:95年野菊賞     水沢 1420
       特別:96年サマーカップ  新盛岡1800
       重賞:96年ひまわり賞   水沢 1800