第28回日高賞

第28回日高賞〔重賞〕
12月22日(日)  水沢競馬場   9R 10頭  不良馬場
アラ4歳 ダ1900m  右回り
賞金  1着1000万円  2着300万円  3着170万円  4着130万円  5着100万円

□結果

着枠馬 馬名             騎手     馬体重   タイム  着差  単勝票  複勝票
189 トウホクシルバー  小林俊彦 455(+5)  2.06.9         4949    3434
2810 エルムパンサー   菅原勲   451(+3)  2.07.0  3/4    1416     741
355 キタノスタオー  関本浩司  495(-4)  2.08.2  6        69     109
466 ビジネスセンプウ 千田知幸 465(-5)  2.08.2  鼻      389     173
511 アランダム       西康志   463(+2)  2.08.2  頭      238     214
633 エルデンズイウン 菅原雅文 475(+2)  2.08.4  1        62      84
744 スマノガッサン   小嶋久輝 455(+6)  2.08.6  1      2527    1518
877 マサノチカラ     三野宮通  481(+4)  2.09.2  3       203      62
922 モリゲンヒット   谷地勝則 494(-1)  2.10.2  5        77      59
1078 タガジョーロン   佐藤雅彦 474(-3)  2.11.8  8       368     222

□払い戻し

 単勝     9   160円
 複勝     9   100円
       10   160円
        5   610円
 連勝複式 8−8   370円

□コメント

 好天の水沢競馬場。アラブ4歳4冠レースの最終戦は伝統の日高賞。ビクトリーC
はトウホクシルバー、東北アラブダービーと北日本アラブ優駿は新潟のアラビアンエ
ースが勝っている。ビクトリーC制覇など今期6勝のトウホクシルバーが1番人気。
前走は全日本アラブ大賞典馬カサイオーカンを破り再び勢いが出てきた。北日本アラ
ブ優駿でアラビアンエースに唯一食い下がり現在3連勝中のスマノガッサンが2番人
気。ビクトリーC2着でやはり現在3連勝中のエルムパンサーが3番人気。そして7
ヶ月の休養後1度使って再び表舞台に戻ってきた東北アラブ3歳チャンプ・ビジネス
センプウが4番人気となった。

 向正面中間地点からのスタート。好スタートのスマノガッサンがまず先頭に立つが
これをタガジョーロンが強引に交わして先頭に立つ。さらにエルムパンサーが2番手
に上がり、スマノガッサンは3番手を追走。最初のスタンド前、タガジョーロンが先
頭、エルムパンサー、スマノガッサン、トウホクシルバー、アランダム、キタノスタ
オーが約3馬身の等間隔で続く。7番手にビジネスセンプウ、その半馬身外にモリゲ
ンヒット、さらに3馬身離れてエルデンズイウン、またまた3馬身離れてマサノチカ
ラと縦に長〜い展開となる。向正面に入ると徐々に各馬の差が詰まっていき、3コー
ナー手前では早くもタガジョーロンが脱落。3コーナーを内エルムパンサー、外トウ
ホクシルバー。3番手スマノガッサンは徐々に後退。そのままの態勢で4コーナーを
回る。直線に入るとトウホクシルバーが僅かに抜けて先頭。エルムパンサーも食い下
がるがトウホクシルバーが3/4馬身のリードでゴールイン。

 勝ったトウホクシルバーはビクトリーC以来重賞2勝目。岩手アラブ4歳最強の座
を守った。これまで水沢コースを不得手としていただけにこの勝利は同馬の成長を示
すもの。おそらく次走は紫桐杯になるものと思われる。

 2着エルムパンサーもかなり力を付けてきた印象。2番人気スマノガッサンは先手
を取れない苦しい競馬でこの馬には珍しい惨敗。今日は少し動きが重かった。東北3
歳チャンプ・ビジネスセンプウは後方からの競馬で僅かに3着争いに加わったが、本
来の出来にはまだまだ。

□勝ち馬のプロフィール

 馬名    トウホクシルバー
 性齢    牡4
 毛色    芦毛
 父     イムラッド
 母     センジュエビス
 母の父   センジュ
 騎手    小林俊彦
 厩舎    水沢・佐々木由則
 馬主    東北物産
 通算成績  22戦8勝、2着7回、3着3回
 主な勝ち鞍 特別:96年度岩鷲賞       新盛岡ダ1600
       特別:96年度つつじ賞      新盛岡ダ1600
       重賞:96年度ビクトリーカップ  新盛岡ダ1800
       重賞:96年度日高賞       水沢・ダ1900