第21回桐花賞
第21回桐花賞[重賞] サラG1 ダ2000m
12月31日(日) 水沢競馬場 8R 右回り 10頭 不良馬場
賞金 1着1500万円
□結果
着枠馬 馬名 騎手 馬体重 タイム 着差 単勝票 複勝票
122 トウケイニセイ 菅原勲 507(+10) 2.11.7 20502 8781
266 ヘイセイシルバー 三野宮通 510(+3) 2.12.1 2 948 1925
378 ミヤシロテュードオ 佐藤雅彦 493(±0) 2.12.4 1.1/2 448 853
489 ミタカパッサー 西康志 458(-1) 2.12.5 首 572 728
555 デタント 小嶋久輝 443(±0) 2.12.8 1.1/2 148 379
677 ユウユウサンボーイ 草地保隆 500(±0) 2.13.1 1.1/2 426 1298
7810 モリユウプリンス 小林俊彦 458(+12) 2.13.5 2 10783 5678
833 ビンゴモルト 渡辺正彦 480(-1) 2.13.8 1.1/2 453 1437
944 キクノイッセン 畠山信一 443(-3) 2.15.3 8 287 1136
1011 トウホクグラス 千田知幸 508(+2) 2.17.6 大差 495 1165
□払い戻し
単勝 2 130円
複勝 2 110円
6 230円
8 420円
連勝複式 2−6 890円
□コメント
前夜の雪により、すっかり雪化粧をした水沢競馬場。トウケイニセイのラストラン
にたくさんのファンが集まり、そのトウケイニセイが断然の1番人気となった。一方
の雄モリユウプリンスは調教本数の不足か+12Kでの出走。
2コーナー過ぎからのスタート。場内アナウンスの『トウケイニセイの引退レース
であります』に本当に引退するのだなと実感。キクノイッセンが1馬身ほど出遅れる。
まず、大方の予想通りデタントが先手を取り、内にトウケイニセイ、外にミヤシロテ
ュードオが取りつく。最初の3コーナーをデタント、ミヤシロテュードオの順に回り、
なんとモリユウプリンスが押して3番手に上がって来る。抑えて4番手にトウケイニ
セイ。最初のスタンド前ではペースが落ちつき、先頭にデタント、2番手ミヤシロテ
ュードオ、3番手モリユウプリンス、4番手にトウケイニセイ。5番手にトウホクグ
ラス、ミタカパッサー、ヘイセイシルバーの3頭が並び、以下、ユウユウサンボーイ、
ビンゴモルト、キクノイッセンの順に通過。1〜2コーナーで不良馬場巧者のデタン
トが2番手に5馬身ほどに差を広げる。向こう正面でトウケイニセイがモリユウプリ
ンスの外に馬体を併せていき、その後ろにヘイセイシルバーも進出。3コーナー手前
でモリユウプリンスの手応えが怪しくなり、ヘイセイシルバー、ミタカパッサーが交
わしていく。4コーナーをデタントが先頭で回り、直後の内にミヤシロテュードオ、
外トウケイニセイ。直線に入るとトウケイニセイが抜け出し、これを追うヘイセイシ
ルバー以下を完封。3着争いは粘るミヤシロテュードオが追い込むミタカパッサーを
抑えきった。モリユウプリンスは体調が本物で無かったのかも知れないが、先行策も
裏目に出た感じで、差のある6着に惨敗。
菅原勲騎手は桐花賞5連覇&8年連続連対。年間勝利数も163勝となり、奇しく
もトウケイニセイを管理する小西重征調教師を抜いて歴代単独2位となった。そして、
トウケイニセイは桐花賞史上初の3連覇で引退レースを飾り、3年連続年度代表馬の
座を確実にした。
尚、1月14日(日)水沢競馬場にてトウケイニセイの引退式が行われる。
□勝ち馬のプロフィール
馬名 トウケイニセイ
性齢 牡9
父 トウケイホープ
母 エースツバキ
母の父 リフォーム
兄弟 半兄トウケイフリート
騎手 菅原勲
厩舎 盛岡・小西重征
馬主 小野寺喜久男
生産者 田中堅一牧場
通算成績 43戦39勝、2着3回、3着1回
主な勝ち鞍 特別 水沢 91年ながつき賞
特別 水沢 91年六華賞
重賞 盛岡 93年みちのく大賞典
重賞 新潟 93年東北サラブレッド大賞典
重賞 水沢 93年北日本マイルチャンピオンシップ南部杯
重賞 盛岡 93年ステイヤーチャンピオンシップ北上川大賞典
重賞 水沢 93年桐花賞
特別 水沢 94年赤松杯
重賞 水沢 94年シアンモア記念
重賞 水沢 94年東北サラブレッド大賞典
重賞 水沢 94年北日本マイルチャンピオンシップ南部杯
重賞 盛岡 94年ステイヤーチャンピオンシップ北上川大賞典
重賞 水沢 94年中央競馬招待’94フレンドリーカップ
重賞 水沢 94年桐花賞
特別 盛岡 95年赤松杯
重賞 水沢 95年シアンモア記念
重賞 上山 95年東北サラブレッド大賞典
重賞 水沢 95年中央競馬招待’95フレンドリーカップ
重賞 水沢 95年桐花賞
その他 通算獲得賞金3億1577万円は岩手競馬史上新記録
デビュー以来18連勝は当時の日本新記録
デビュー以来41戦連続連対の日本新記録
重賞15勝は岩手競馬史上1位
通算39勝は東北ブロック最多勝&全国現役最多勝
水沢1600mレコード(1.39.5)H6・南部杯
水沢2000mレコード(2.07.2)H5・桐花賞
盛岡2000mレコード(2.03.9)H5・みちのく大賞典
93&94&95年度代表馬
さらば!トウケイニセイ! 夢は三世へ。