第21回紫桐杯
第21回紫桐杯〔重賞〕
1月4日(木) 水沢競馬場 8R 10頭 不良馬場
アラG1 2000m 右回り 1着賞金1000万円
□結果
着枠馬 馬名 騎手 馬体重 タイム 着差 単勝票 複勝票
155 ミヤシロナドラオー 佐藤雅彦 478(-2) 2.14.3 535 404
289 エルデンライデン 菅原勲 464(-1) 2.14.3 鼻 7483 2255
344 トウホクテイオー 畠山信一 467(+8) 2.15.8 8 179 267
478 ジョセツローゼン 西康志 446(+1) 2.16.4 3 1847 738
566 オオウスイセイ 菊池武 475(-3) 2.16.8 2 115 176
6810 キングジョージ 千田知幸 447(-3) 2.16.8 首 99 230
722 トウホクテンザン 小嶋久輝 498(-6) 2.18.3 8 318 266
877 センショウムテキ 谷地勝則 500(±0) 2.20.7 大差 239 275
933 ヤマビコルーキー 三野宮通 459(-4) 2.21.6 5 145 254
1011 サバンナショウリ 小林俊彦 450(-4) 2.21.7 首 1946 1178
□払い戻し
単勝 5 1790円
複勝 5 270円
9 110円
4 370円
連勝複式 5−8 770円
□コメント
前夜からの大雪の影響で馬場コンディションは最悪の極悪不良馬場。主役を演じる
エルデンライデンにとって今期唯一の着外が今日のような不良馬場で、対抗馬のサバ
ンナショウリも追い込み一手の脚質だけに、波乱ムードが漂う。パドックでは明け5
歳馬のミヤシロナドラオーがひときわ良く見えた。
2コーナー過ぎのスタート地点、サバンナショウリが1馬身ほど出遅れる。逃げた
のは小嶋トウホクテンザン。正面スタンド前、トウホクテンザン、ジョセツローゼン、
センショウムテキ、キングジョージが半馬身ほど間隔を開けて先行、ヤマビコルーキ
ー、トウホクテイオーと続き、7番手に圧倒的1番人気のエルデンライデン、その後
ろの内にオオウスイセイ、外にミヤシロナドラオー、10馬身ほど離れたしんがりに
例によってサバンナショウリといった順に通過。3コーナー手前で逃げていたトウホ
クテンザンが失速、ここでジョセツローゼンが先頭に出て、トウホクテイオー、エル
デンライデンと続く。4コーナーを回ってジョセツローゼンとトウホクテイオーが脱
落。エルデンライデン圧勝かと思われたところに、外から物凄い勢いでミヤシロナド
ラオーが突っ込み、エルデンライデンを鼻だけ差しきっていた。
佐藤雅彦騎手のコメント『エルデンライデンをマーク、うまく追走できた。いい脚
を長く使える馬で、それが勝因。重賞(北日本アラブ優駿)を使うのをやめたのが好
結果になった。成長しているので来年が楽しみになった。まさか勝てるとは思わなか
った。』
佐藤雅彦騎手はS54年のブルーホーク以来2度目の制覇となった。来年度はラン
ドアポロとどちらを選択するのか注目される。ミヤシロナドラオーは3歳時はトライ
バルボナンザ、4歳時はジョセツローゼンの陰に隠れていたが、重賞初制覇で新春の
舞台を飾った。
一方、敗れたエルデンライデンもギリギリ粘ったかに見えたが、不得手の不良馬場
でこの馬の全能力を発揮出来なかったのではないか。6歳勢ではトウホクテイオーが
3着に健闘したが、かなり離されてのもの。昨年の4歳4冠ジョセツローゼンは見せ
場を作ったものの直線は失速。果して来年度の巻き返しはあるのか?対抗馬に推され
たサバンナショウリはいい状態に見えたが、馬場悪化で持ち味を活かせず惨敗。また、
明け11歳馬センショウムテキのラストランは8着に終わった。
□勝ち馬のプロフィール
馬名 ミヤシロナドラオー
性齢 牡5
父 ワダリンホー
母 ミヤシロサダヒメ
母の父 ミヤシロオー
騎手 佐藤雅彦
厩舎 盛岡・桜田浩三
馬主 宮崎四郎
通算成績 21戦8勝
主な勝ち鞍 特別:94年白雪賞
特別:95年ウイナーカップ
重賞:96年紫桐杯