第２３回南部駒賞〔重賞〕
１１月１８日（土）　水沢競馬場　１０Ｒ　１０頭　 稍重馬場
サラ３歳　１６００ｍ　右回り　１着賞金７５０万円

□結果

着枠馬　馬名　　　　　　　　騎手　　　　馬体重　 タイム　着差　単勝票　複勝票
１４４　テツノジョージ　　　菅原勲　　　465(+7)　1.49.5　　　　 2010　　 891
２１１　マツリピロリット　　小林俊彦　　441(+1)　1.49.5　鼻　　　750　　 351
３５５　ロイヤルブレーブ　　三野宮通　　507(-1)　1.49.6　1/2　　 239　　 228
４７８　ガッシーグラス　　　佐藤雅彦　　467(-7)　1.51.2　8　　　　81　　　43
５８10　キャプテンホンマル　小嶋久輝　　470(+6)　1.51.4　1　　　 222　　 191
６３３　エブロンリーダー　　千田知幸　　445(-6)　1.51.9　2.1/2　 182　　 209
７８９　グレイトオー　　　　草地保隆　　473(+1)　1.52.1　1　　　 600　　 309
８２２　サンリクロマン　　　小野寺雅彦　471(±0) 1.52.2　首　　　117　　　75
９６６　ナイスクリスタル　　阿部英俊　　466(+4)　1.52.7　2.1/2　　93　　　47
10７７　ヤマサンクリーク　　畠山信一　　456(±0) 1.54.4　9　　　 275　　 286

□払い戻し

　単勝　　　　４　　　　１７０円
　複勝　　　　４　　　　１１０円
　　　　　　　１　　　　１６０円
　　　　　　　５　　　　２００円
　連勝複式　１−４　　　３７０円

□コメント

　４コーナーポケットからのスタート。まず大方の予想通りエブロンリーダーが飛び
出し先頭。２番手に早々とテツノジョージ。ナイスクリスタル、ロイヤルブレーブ、
ガッシーグラスと続き、今日は早め６番手にマツリピロリット。外にヤマサンクリー
ク。さらにサンリクロマン、グレイトオーと続き、しんがりからキャプテンホンマル。
向こう正面からマツリピロリットも徐々に動きだす。３コーナーでは内にエブロンリ
ーダー、外にテツノジョージ。ロイヤルブレーブが３番手に進出。その直後にマツリ
ピロリット。直線に入って、エブロンリーダーがまず脱落。内からスルスルとマツリ
ピロリットが伸びてきて、中テツノジョージ、外ロイロルブレーブの３頭の争いに絞
られる。３頭の息詰まる攻防は、テツノジョージとマツリピロリットが並んでゴール。
ロイヤルブレーブは１／２馬身差の３着。１着馬については写真判定となった。引き
伸ばされた写真でも勝ち馬が判らないほどの接戦だったが、判定は無情にもテツノジ
ョージに上がった。目の位置は完全にマツリピロリットの方が抜けていたが、鼻の形
による差で勝負は決した。

　勝ったテツノジョージはこれで５戦４勝。能検とサラＧ１戦で天敵マツリピロリッ
トに敗れていたが、今回初めて雪辱したことになった。今日は新潟遠征の反動で調子
はいま一つだったとの事。すでに登録している中央のホープフルＳは回避して、東北
サラ３歳チャンピオンから来年のクラシック路線を目指す事になりそうだ。

　２着に敗れたとは言え、非常に僅かな差だったマツリピロリットも能力はかなりの
物で、むしろ勝った馬より内容的には良かった。３着ロイヤルブレーブも差の無い競
馬をしており、馬体の良さからも今後に期待したい。

□勝ち馬のプロフィール

　馬名　　　　テツノジョージ
　性齢　　　　牡３
　父　　　　　オサイチジョージ
　母　　　　　ムーンダツアー
　母の父　　　カブラヤオー
　騎手　　　　菅原勲
　厩舎　　　　水沢・菅原右吉
　馬主　　　　岩渕哲郎
　通算成績　　５戦４勝、２着１回
　主な勝ち鞍　特別：９５年ＭＩＴ杯
　　　　　　　特別：９５年きんもくせい特別
　　　　　　　重賞：９５年南部駒賞