第8回南部杯
第8回マイルチャンピオンシップ南部杯[重賞] サラOP ダ1600m
10月10日(火) 水沢競馬場 10R 右回り 10頭 良馬場
賞金 1着5000万円
□結果
着枠馬 馬名 騎手 馬体重 タイム 着差 単勝票 複勝票
122招ライブリマウント 石橋守 490(-16) 1.40.6 33086 4450
2810招ヨシノキング 的場文男 510(±0) 1.40.7 1/2 4194 910
344 トウケイニセイ 菅原勲 497(-1) 1.41.2 2.1/2 24358 5789
411 モリユウプリンス 小林俊彦 450(±0) 1.41.4 1 3009 1382
577招トーヨーリファール 松永昌博 467(-21) 1.41.4 頭 6333 1316
666 ヘイセイシルバー 三野宮通 508(-1) 1.41.7 1.1/2 438 703
733 ユウユウサンボーイ 草地保隆 492(+10) 1.42.2 2.1/2 151 308
878招アメージングレイス 安藤勝己 511(+1) 1.42.5 1.1/2 1942 1582
955招イチノキング 平沢則雄 460(+8) 1.42.9 2 385 444
1089招キョウエイボナンザ 蛯名正義 473(+12) 1.46.1 大差 285 205
□払い戻し
単勝 2 170円
複勝 2 110円
10 240円
4 100円
連勝複式 2−8 1660円
□入場人員
水沢競馬場 16247人
盛岡競馬場 4990人
テレトラック宮古 678人
テレトラック釜石 1046人
テレトラック種市 2669人
テレトラック安代 1141人
合計 26771人 (前年比 +12536人)
□コメント
JRAダート最強馬を迎えての世紀の一戦。入場人員は惜しくも岩手競馬レコード
には届かなかったが、開門前からたいへんな賑わいとなった。
4コーナーポケットからのスタート。予想通りヨシノキングが先頭に立ち、2番手
にライブリマウント、その外1/2馬身差で3番手トウケイニセイ、4番手キョウエ
イボナンザ、5番手トーヨーリファール、6番手モリユウプリンス。先行すると思わ
れたアメージングレイスは7番手。少し離れて内イチノキングと外ヘイセイシルバー
が並走。離れたしんがりからユウユウサンボーイといった順にスタンド前を通過。ハ
イペースが期待されたが、ゆったりした流れとなる。前3頭の態勢は変わらずに進む
が、向こう正面ではキョウエイボナンザがまず脱落。徐々にペースが上がり、3コー
ナーでは逃げるヨシノキングにライブリマウントが馬体を併せていく。さらに直後の
トウケイニセイも外を回って追いかける。その内をトーヨーリファールがすくうよう
にトウケイニセイに並ぶ。4コーナーでは内ヨシノキング、外ライブリマウントが馬
体を併せてコーナーを回り、これをトーヨーリファールとトウケイニセイが追う形。
その直後にはモリユウプリンスも進出。直線に入っても先行2頭の脚は衰えず、逆に
これを追うトウケイニセイ、トーヨーリファールは伸びない。最後はゴール前、ライ
ブリマウントが力強く抜け出した。差は少なかったがライブリマウントの完勝といっ
た内容。
勝ったライブリマウントは重賞6連勝を含む7連勝。名実共にダート日本一となっ
た。良馬場だった事、比較的前半が緩やかだった事も有り、トウケイニセイの持つ1
分39秒5のレコードを更新する事は出来なかった。重馬場なら確実にレコードが出
ていただろう。今度はダート世界一を目指して、トウケイニセイに勝ったのが伊達で
はなかった事を証明して欲しい。2着ヨシノキングは先行有利の展開とは言え、さす
がに深いダートは得意で、この馬本来の力を発揮して地方馬最先着。3着トウケイニ
セイは懸念された距離不足、年齢による衰え、レース後に脚を引きずっていたらしい
事など敗因はいろいろあると思うが、現在の力では2000mでもライブリを逆転す
るのは厳しそう。岩手競馬史上初の3億円ホースとなったが、同時にデビュー以来の
連続連対記録は41でストップした。6、7歳時の強さがあれば・・・・。4着モリ
ユウプリンスも距離不足と言われた割りには頑張った。5着トーヨーリファールは直
線失速したが、−21Kという事もあり本来の状態には無かったのかも知れない。
結果的にJRAオープン馬の壁は厚かったが、悲観する事無く強い馬作りに励んで
欲しい。今夜は眠れそうにない。
□勝ち馬のプロフィール
馬名 ライブリマウント
性齢 牡5
父 グリーンマウント
母 シナノカチドキ
母の父 ファーザーズイメージ
騎手 石橋守
厩舎 栗東・柴田不二男
馬主 加藤哲郎
通算成績 19戦10勝、2着4回、3着1回
主な勝ち鞍 94年ウインターS(中京2300m)
95年平安S(京都1800m)
95年フェブラリーS(東京1600m)
95年帝王賞(大井2000m)
95年ブリーダーズGC(旭川2300m)
95年南部杯(水沢2300m)