第27回不来方賞

第27回不来方賞〔重賞〕
10月22日(日) 盛岡競馬場 10R  8頭 良馬場
サラ4歳 2000m 左回り 1着賞金1500万円

□結果

着枠馬 馬名        騎手    馬体重  タイム  着差  単勝票 複勝票
144 サトヨフレンチ   小林俊彦  472(+4)  2.13.5      7334   790
288 アサブキダイオー  佐藤雅彦  458(+2)  2.13.8  1.1/2  707   357
322 トウホクアスワン  西康志   463(±0) 2.13.8  首    349   195
411 トナンセブン    千田知幸  446(-2)  2.14.0  1     89   108
533 サカモトテイオー  小竹清一  436(+10) 2.14.0  鼻    187   135
677 サカモトリードワン 小嶋久輝  457(-3)  2.14.6  3    2043   637
755 サンシャインロード 菊池武   460(±0) 2.14.6  首    187   125
866 ブルーナターシャ  山本裕次郎 472(+2)  2.16.6  大差   111   232

□払い戻し

 単勝    4   120円
 複勝    4   120円
       8   160円
       2   230円
 連勝複式 4−8  450円

□コメント

 ダービーGPの4枚の切符を賭けての一戦。道営から転厩以来7戦7勝のサトヨフ
レンチが圧倒的1番人気となった。

 4コーナーからのスタート。予想通りサトヨフレンチが先手を取り、2番手にアサ
ブキダイオー、3番手の内サカモトテイオー、外に早々とサカモトリードワン、5番
手の内トウホクアスワン、外ブルーナターシャ、しんがりが内ブルーナターシャ、外
トナンセブン。8頭が固まって最初のスタンド前を通過。1コーナー、2コーナーと
ゆったりしたペースでレースは進み、前半の1000mは67秒9の超スローペース。
3コーナー手前からペースが上がる。サトヨフレンチ、アサブキダイオー、サカモト
リードワン、少し離れてトウホクアスワン、サカモトテイオーの順に4コーナーを回
り、直線の勝負となる。サトヨフレンチが先頭、外からアサブキダイオー、内からす
るするとトウホクアスワンもやって来る。サカモトリードワンは伸びず後退。一杯に
追われるサトヨフレンチが後続との差を保ち、1馬身1/2の差を付けて逃げ切った。
2着争いはアサブキダイオーが内から迫るトウホクアスワンを首だけ抑えた。最後の
切符4着争いは粘るサカモトテイオーを大外からトナンセブンが差し切った。ダービ
ーGPの切符は過去の例からほぼ上位4頭が出走すると思われ、両サカモトは補欠と
いうことになりそう。

 小林俊彦騎手のコメント『調子はこれまでの中で最悪だった。それでも逃げ切った
ので力はあると改めて感じた。今回はペースに恵まれた。ダービーGPに向けて調子
がどこまで戻るか?』

 今日のレースは前半が超スローでタイムも2.13.5と過去2回と比較しても2
秒近く遅い。ダービーGPでは例年きつい流れになり、はたして今日のようなレース
が出来るのか。いずれにせよ岩手転入後8戦8勝は、間違いなく岩手4歳No.1の
座を確固たるものにした。

 2着アサブキダイオーは絶好調で臨んだだけあって2着に粘ったが、ゴール前では
脚が止まった。水沢はやや苦手としており、ダービーGPでは少し厳しいのではない
かと思われる。3着トウホクアスワンもさすがにしぶといレースをするが、やはり本
番では厳しそう。4着トナンセブン・・・この馬は本当によくわからない。5着サカ
モトテイオーはやはり本調子で臨んで欲しかった。6着サカモトリードワンは両前脚
にバンテージを巻いていて、どうやら球節を痛めていたもよう。

□勝ち馬のプロフィール

 馬名    サトヨフレンチ
 性齢    牡4
 父     フレンチグローリー
 母     ドミニオンローズ
 母の父   ボールドリック
 騎手    小林俊彦
 厩舎    水沢・佐々木由則
 馬主    高橋義光氏
 戦績    15戦12勝(道営7戦4勝、岩手8戦8勝)
 主な勝ち鞍 特別:95年やまびこ賞
       特別:95年サマーカップ
       重賞:95年不来方賞