第18回北上川大賞典

第18回ステイヤーチャンピオンシップ北上川大賞典〔重賞〕
11月5日(日) 盛岡競馬場 10R  7頭 良馬場
サラ・オープン 2500m 左回り 1着賞金1500万円

□結果

着枠馬 馬名        騎手    馬体重  タイム 着差 単勝票 複勝票
111 モリユウプリンス  小林俊彦  446(-4) 2.47.4    10768  2773
244 ユウユウサンボーイ 草地保隆  498(+6) 2.48.2 4   1612  1010
322 ミヤシロテュードオ 佐藤雅彦  490(+9) 2.48.3 首   890   441
455 ヘイセイシルバー  三野宮通  506(-2) 2.48.5 1   2709  1417
577 デタント      小嶋久輝  437(-5) 2.49.9 7    202   109
666 ソブリンミラクル  山本裕次郎 465(+2) 2.51.3 7    112   85
733 チョウカイライフ  小笠原義巳 493(+1) 2.52.7 7    89   63

□払い戻し

 単勝    1   120円
 複勝    1   110円
       4   160円
 連勝複式 1−4  340円

□コメント

 盛岡競馬場63年の歴史最後を飾る重賞レース北上川大賞典。最後の日ということ
もあり、約9000人ものファンが集まり、場外も含めると岩手競馬史上最高の入場
人員となった。数日前には雪が降るなど冷え込んだが、この日は最後に相応しく好天
に恵まれた。

 少しばらついたスタートから、まず大方の予想通りデタントが逃げ、2番手にミヤ
シロテュードオ、ユウユウサンボーイば今日は早めに3番手。ヘイセイシルバー、モ
リユウプリンスと続く。最初のスタンド前、デタント、ミヤシロテュードオと続き、
3番手にヘイセイシルバーがかかり気味に上がってくる。2馬身離れた4番手にユウ
ユウサンボーイ、3馬身離れて5番手に1番人気のモリユウプリンス。さらに3馬身
離れてチョウカイライフ、ソブリンミラクルと続く。向こう正面も同じ態勢でレース
は進み。3コーナー手前からモリユウプリンスが動きだす。ユウユウサンボーイは先
行集団から少し遅れる。4コーナーでは外を回って一気にモリユウプリンスが先頭に
立つ。逃げたデタントもここで後退。ユウユウサンボーイもようやく差をつめ始める。
直線ではモリユウプリンスが完全に抜け出し、2着に4馬身の差をつけて快勝。2着
争いは内ミヤシロテュードオ、中ヘイセイシルバー、さらに外ユウユウサンボーイも
加わり3頭の争いとなる。直線半ばでまずヘイセイシルバーが脱落、ミヤシロテュー
ドオとユウユウサンボーイの争いに絞られ、最後はユウユウサンボーイの脚色がまさ
りゴール前抜け出た。

 勝ったモリユウプリンスは450Kを割り、見た目にも細く、今回は少し割り引き
かと思われたが、トウケイニセイ不在では能力の違いを見せつけ、現盛岡競馬場最後
の重賞ウイナーとなった。

 小林俊彦騎手のコメント『ペースがスローだったが、引っ掛かる感じではなかった。
ハミを取ったのは3コーナー。年々ズブくなってきたが、直線入口で少し気合を入れ
たら伸びてくれた。デビュー戦が盛岡、1000勝達成も盛岡、盛岡最後の重賞勝利
と、盛岡競馬場とは縁があった。最後の重賞を勝てて本当に嬉しかった』

 2着ユウユウサンボーイはこれまで対ヘイセイシルバー戦6連敗中だったが初めて
先着。盛岡巧者らしく昨年に続き2着を確保した。

□勝ち馬のプロフィール

 馬名    モリユウプリンス
 性齢    牡7
 父     ヤワ
 母     オリーフラワー
 母の父   ラディガ
 騎手    小林俊彦
 厩舎    水沢・千葉四美
 馬主    森山恭子
 通算成績  40戦15勝、2着12回、3着6回
 主な勝ち鞍 特別:92年ダイヤモンドカップ
       重賞:92年東北優駿
       重賞:92年不来方賞
       特別:93年白嶺賞
       特別:93年赤松杯
       重賞:93年シアンモア記念
       重賞:93年青藍賞
       重賞:94年みちのく大賞典
       重賞:95年みちのく大賞典
       重賞:95年青藍賞
       重賞:95年北上川大賞典