'95フレンドリーカップ
'95フレンドリーカップ[重賞] 中央1500万下VS岩手G1 ダ2000m
9月11日(月) 水沢競馬場 9R 右回り 10頭 稍重馬場
賞金 1着1800万円
□結果
着枠馬 馬名 騎手 馬体重 タイム 着差 単勝票 複勝票
111 トウケイニセイ 菅原勲 498(-10) 2.07.5 10701 2682
233 ヘイセイシルバー 三野宮通 506(-1) 2.08.4 5 826 1220
3810 モリユウプリンス 小林俊彦 450(+4) 2.09.5 6 9235 2258
478招コマモアンジェリカ 熊沢重文 430(-2) 2.09.5 首 523 294
522 ユウユウサンボーイ 草地保隆 482(+3) 2.09.8 1.1/2 123 249
677 ビンゴモルト 関本浩司 467(±0) 2.10.1 1.1/2 103 215
755 ミタカパッサー 西康志 445(-5) 2.10.2 3/4 43 78
889招リュウコトブキ 小林徹弥 500(±0) 2.10.3 首 98 158
966招プリティバンビ 横山典弘 490(-4) 2.10.3 首 2377 844
1044 ブラッククロス 小竹清一 465(+9) 2.10.5 1 235 297
□払い戻し
単勝 1 170円
複勝 1 100円
3 120円
10 100円
連勝複式 1−8 1060円
□コメント
JRA1500万下条件馬3頭を迎えてのフレンドリーカップ。前夜の雨の影響で
馬場コンディションは稍重。みちのく大賞典で2着に敗れたトウケイニセイは脚部不
安説、体調不調説、体力限界説など様々な不安説が流れる中、直前まで2番人気、最
終的に辛うじて1番人気となった。
向こう正面のスタート。トウケイニセイが好スタートからまず先頭、ミタカパッサ
ー、プリティバンビが続く。ブラッククロスはやや出遅れ気味のスタートでしんがり。
最初の3〜4コーナーでリュウコトブキが果敢に先頭に立つ。最初のスタンド前、リ
ュウコトブキが先頭で2番手トウケイニセイを大きく離す。3番手の内にミタカパッ
サー、外にプリティバンビ。5番手に内ヘイセイシルバー、中ビンゴモルト、外モリ
ユウプリンス、その後ろに内コマモアンジェリカ、外ブラッククロスと続き、しんが
りからユウユウサンボーイといった態勢。リュウコトブキが1〜2コーナーで後続を
大きく離して快調に逃げる。向こう正面の中間地点あたりからトウケイニセイが徐々
に差をつめ始め、3コーナーではリュウコトブキに並びかける。ヘイセイシルバー、
モリユウプリンスも差がなく続く。4コーナーでは先頭に立ったトウケイニセイが直
線に入っても後ろを振り返る余裕の走りで、2着ヘイセイシルバーに5馬身の差をつ
ける圧勝で、昨年に続き2連覇。岩手転入以来の出来と言われたヘイセイシルバーが
三野宮騎手の好騎乗もあって2着。逆にパドックで何か変だったモリユウプリンスは
直線での手応えが悪く、辛うじて3着を確保。JRA最先着はコマモアンジェリカの
4着。さすがに1500万下条件ということもあって、岩手勢の完全制覇はならなか
った。
数々の不安説が流れたトウケイニセイであったが、終わって見れば全く他馬を寄せ
つけない圧勝ぶり。岩手競馬史上初の3億円ホースとなった。とにかくこれで、10
月10日の南部杯が非常に楽しみになった。
□勝ち馬のプロフィール
馬名 トウケイニセイ
性齢 牡9
父 トウケイホープ
母 エースツバキ
母の父 リフォーム
騎手 菅原勲(昨年のトウケイニセイに続き2連覇)
厩舎 盛岡・小西重征
馬主 小野寺喜久男
生産者 田中堅一牧場
通算成績 41戦38勝、2着3回、連対率100%
通算38勝は岩手競馬史上最多勝
主な勝ち鞍 特別 水沢 91年ながつき賞
特別 水沢 91年六華賞
重賞 盛岡 93年みちのく大賞典
重賞 新潟 93年東北サラブレッド大賞典
重賞 水沢 93年北日本マイルCS南部杯
重賞 盛岡 93年ステイヤーCS北上川大賞典
重賞 水沢 93年桐花賞
特別 水沢 94年赤松杯
重賞 水沢 94年シアンモア記念
重賞 水沢 94年東北サラブレッド大賞典
重賞 水沢 94年北日本マイルCS南部杯
重賞 盛岡 94年ステイヤーCS北上川大賞典
重賞 水沢 94年中央競馬招待'94フレンドリーカップ
重賞 水沢 94年桐花賞
特別 盛岡 95年赤松杯
重賞 水沢 95年シアンモア記念
重賞 上山 95年東北サラブレッド大賞典
重賞 水沢 95年中央競馬招待'95フレンドリーカップ
重賞14勝は岩手競馬史上1位
その他 93&94年度代表馬