第20回桐花賞

第20回桐花賞〔重賞〕
12月30日(金) 水沢競馬場 2000m 9頭 晴れ 不良馬場
サラG1・ファン投票レース 1着賞金1500万円

□結果

着枠馬 馬名        騎手   タイム 着差 馬体重  単勝票 複勝票
122 トウケイニセイ   菅原勲  2.08.4    510(-2)  40411  12607
233 ミヤシロテュードオ 佐藤雅彦 2.09.0 3   480(-2)  1754  4227
388 グレートホープ   千田知幸 2.09.1 首  511(+2)  1107  3162
489 シャマードシンボリ 小林俊彦 2.09.9 4   505(-3)  2567  8684
566 カズマサエイト   三野宮通 2.10.8 5   478(+3)   891  1500
677 ナリタエース    阿部英俊 2.11.7 5   498(+4)   58   263
755 デタント      小嶋久輝 2.12.8 6   447(+6)   268  1510
811 トップクライマー  西康志  2.13.0 1   498(-3)  3059  2440
944 マツエストリーム  草地保隆 2.16.0 大差 468(-3)   113   218

□払い戻し

 単勝    2   100円
 複勝    2   110円
       3   160円
       8   190円
 連勝複式 2−3  260円

□コメント

 今年の総決算グランプリ桐花賞。岩手競馬史上最強馬トウケイニセイが断然の人気
を集めた。スタートでは単勝2番人気のトップクライマーが躓き後手を踏むが、西騎
手が強引に鞭を入れ、最初の3コーナーで先頭に立つ。1周目のスタンド前をトップ
クライマー、(デタント、グレートホープ)、ミヤシロテュードオ、少しだけ離れて
トウケイニセイ、マツエストリーム、シャマードシンボリ、また少し離れてカズマサ
エイト、ナリタエースの展開。2番手を進んだデタントは早々と後退。トップクライ
マーも3コーナーでは早くも脱落。グレートホープが先頭に立ち、ミヤシロ、トウケ
イらが襲いかかる。4コーナーを内からグレートホープ、ミヤシロテュードオ、トウ
ケイニセイの3頭が並んで回り、直後にシャマードシンボリもとりつく。直線はトウ
ケイニセイが楽々と抜け出し、あっさりと勝ってしまった。激しい2着争いはミヤシ
ロテュードオがグレートホープを首だけ抑えた。

 勝ったトウケイニセイは、苦手の不良馬場ということもあって勝ちっぷりはいま一
つ印象が薄かったが(とは言っても重馬場13戦13勝)、楽勝には違いなかった。
来期は9歳となるが、現役続行ということのようなので、新潟のアジャストメントの
東北地区最多勝36を目標に頑張って欲しい。重賞11勝はグレートホープに並ぶ重
賞最多勝。また、2年連続年度代表馬にも選出された。

 ミヤシロテュードオはフレンドリー3着に続き2着と、完全に復調した感じ。来期
も期待したいところ。3着のグレートホープは結果が伴わなかったら引退との噂であ
ったが、6年連続3着以内と大好走。1月の白嶺賞出走の可能性も出てきた。人気を
集めたトップクライマーではあったが、今日はなんだかちぐはぐなレースで8着惨敗。
勝つ時は大差、負ける時も大差といまひとつよくわからない馬である。

□勝ち馬のプロフィール

 馬名    トウケイニセイ
 性齢    牡8
 父     トウケイホープ
 母     エースツバキ
 母の父   リフォーム
 騎手    菅原勲(同レース4連覇で通算5勝目)
 厩舎    盛岡・小西重征
 馬主    小野寺喜久男
 生産者   田中堅一牧場
 今期成績  8戦7勝、2着1回
 通算成績  36戦34勝、2着2回、連対率100%
 主な勝ち鞍 93年みちのく大賞典(盛岡)
       93年東北サラブレッド大賞典(新潟)
       93年北日本マイルCS南部杯(水沢)
       93年北上川大賞典(盛岡)
       93年桐花賞(水沢)
       94年シアンモア記念(水沢)
       94年東北サラブレッド大賞典(水沢)
       94年北日本マイルCS南部杯(水沢)
       94年北上川大賞典(盛岡)
       94年中央競馬招待フレンドリーカップ(水沢)
       94年桐花賞(水沢)