[BIG BOSS]
http://www.rakuten.co.jp/bigboss/433106/468209/437163/
このパーツをつけると、アーム特有のチューニングの狂いが抑えられます。
例えばチョーキングしたときに他の弦のチューニングが下がってしまう、なんてことも防止できます。
設定の仕方によってはたとえ弦が切れても他の弦のチューニングを保つこともできます。これはイイ。
ただし、アーミングのタッチが固くなる、クリケット不可能、などの欠点がありますが、試すだけの価値はあります。
取り付けもちょっとした木工加工(ネジ穴をあけるとか)が必要ですが、なんてことありません。
さて、私も愛用のギターに早速とりつけてみました。
‥‥はじめは良かったのですが、アームアップを多用するとアーミングアジャスターの設定が微妙に狂ってくる、ということがわかりました。
原因は、設定の心臓部であるナットがゆるむことにありました。
さて、このことは上記BIG BOSSのサイトにも書いてありまして、ネジロックを使えばよろしい、と対策があります。
んがしかし、私はネジロック嫌いなんです(笑)。結局接着剤ですからね。
ネジロックを塗布すると次に調整しようとすると結構力を入れてグリグリ回さないといけない。
やってみればわかりますが、装着場所の都合上、そんなに力を入れられるほど指も入りません。
そこで。
こういうときは基本に帰るのが基本。
ナットを固定するには2つのナットで締めれば良いのです。
そんなわけでDIYショップでナイロンナットを買ってきました。アーミングアジャスターのシャフトは4mmです。
↑安いですねー。これはナットの内壁に6,6-ナイロンが付いていて、締めるとちょっとやそっとの衝撃ではゆるまないのであります。
しかし、「数量;約 6個入」ってなんや、「約」って。たまに0.3個くらい余計に入ってたりするのか。
6,6-ナイロン、懐かしいですね。高校の化学のポリアミドの合成で習いましたね。
アジピン酸HOOC-(CH2)4-COOHのカルボキシル基とヘキサメチレンジアミンH2N-(CH2)6-NH2のアミノ基が、連続的にアミド結合することによって合成されるのです。この画期的な樹脂が発見されたのは1935年、当時デュポンに勤めていたWallace Humme Carothers(1896-1937)ですが、そんなことはどうでもいいですね。
これをアーミングアジャスターにつけてやります。そうするとこんな感じになります↓。
これでゆるまないです。バッチリ! 調整も指先でできます。