彼は僕にはない絶対的な何かを持っていて、
強く憧れるのと共にコンプレックスのようなものを抱いた。


長い足にあのスタイル、ギターテクニックとそれを操る大きな手。
あの性格もうらやましかった。彼の創る楽曲に魅せられ、うたう喜び。
コンポーザーとしてもギタリストとしてもかっこよくて、
ライブの彼は反則だと思うくらい最高にかっこいい。



できることと、できないこと。
それが極端であっても彼は彼でしかない。
うらやんでも僕に出来ることはたかが知れているのだ。
僕には僕のフィールドがある。


自分がギターを持って改めて知った彼のすごさ。
キャリア不足でも追いつきたかった。
越えられないライン。
あの曲に勝てない。好きだからこそ越えたい。


「As if in a dream」くやしいけど、かっこいい。


久しぶりに会う彼に見せてやろう。
僕のできるすべて。
バンドを続けるという選択をしたその中でいつか越えられるはずだ。
ケンちゃん、その時はどんな顔をするんだろうね。