「優しくなりたいと願う君は誰よりも優しい人」


ラジオから不意に聞こえてきた歌。
低く優しい声がこんな言葉を発していた。
まるでどっかの誰かのことのようだった。

日本人離れしたルックスに圧倒的な存在感。
これは才能としかいいようがない。それだけでも十分なのに彼は傲らずやさしい。
優しすぎるから自分も相手も傷つけて苦しんでる。
歌として昇華されたものはまちがいなく彼のかけらたちで、
こちらに弱さを見せまいとするその強さが、まぶしかった。


本当の強さは本当のやさしさ。


やさしくなければ本当に強くなんてなれっこないよ。


でも君は痛いくらいやさしすぎるよ。


もっともっと頼ってほしいのに。


苦しみは、はんぶんこ。


僕もその手をつなぐから、いつでも話してね。


いつでも君の苦しみをやわらげてあげる。



song by 「stage of the ground」/BUMP OF CHICKEN