オールド・スクール期を代表する大スター、生ける伝説とまで呼ばれるグループです。メンバーは、兄に「デフ・ジャム」の創設者ラッセル・シモンズを持つラン、DMC、DJのジャムマスター・ジェイによって結成されました。83年に「It's Like That」でデビューし、84年にファースト・アルバム『RUN D.M.C.』で大きな話題を呼び、85年には『King of Rock』にて全米規模の人気を得ます。86年、エアロスミスとのカヴァー・コラボレーション曲「Walk This Way」で世界的な知名度と人気を得ます。同年には3作目となる『レイジング・ヘル』をリリースし、ヒップホップのアルバムとして初のR&Bチャート1位という快挙を遂げます。その後もリリースを続けますが徐々に勢いは衰え、ランはレイプの罪で告訴され、DMCはアルコール中毒になりますが、キリスト教への改宗などで改心し、93年にピート・ロックやQ・ティップなど若手プロデューサーなども参加した『Down With the King』をリリースします。その後もリリースを続けますが、02年にジャムマスター・ジェイがクイーンズのスタジオで銃殺され解散しました。その後は客演などソロ活動をおこなっています。