ウータン・クランの創設メンバーで、ムチャクチャなキャラでお馴染みの人気者です。中でも97年の初来日公演で、酒瓶を引っさげてステージに登場し、公演中にそのまま爆睡してしまったという伝説を持っています。95年にソロ・デビュー作『Return to the 36 Chambers』をリリースします。その破天荒な性格がこの頃から裏目に出て、逮捕と釈放を繰り返すようになり、その中で99年に『Nigga Please』をリリースします。00年には遂に麻薬更正施設に強制的に入所させられますが脱走し、ウータンのステージに飛び入り参加するという更正されなさっぷりをいかんなく発揮します。03年に出所し、「ロッカフェラ」と契約、名をダート・マクガートと改名します。が、04年11月にニューヨーク・マンハッタンのスタジオで急死します。35歳の若さでした。