ファレル・ウィリアムスとチャド・ヒューゴによるプロデューサー・チーム。中学時代から活動をともにしていた二人ですが、本格的な活動に乗り出したのは、９２年に地元のタレント・ショーでテディ・ライリーと知り合ってからのこと。コンポーザーとしての初仕事は、ブラックストリートの「Tonight's The Night」(９４年)。その後トータルやＳＷＶを手がけ、まずはR&Bの世界で有能なプロデューサーとして認知されます。ラップではメイスの「Lookin' At Me」(９７年)が初作品。翌年に手がけたノリエガの「Superthug」が大ヒット。打ち込みを多用したアグレッシヴな音作りが大いに受けた。その後はオール・ダーティ・バスタード「Get Your Money」(９９年)、ミスティカル「Shake Ya Ass」(００年)、ジェイ・Ｚ「I Just Wanna Love U」(００年)などヒットを連発。一方で、プリンス、ブリトニー・スピアーズ、イン・シンクなどポップ・フィールドでも広く活躍します。近未来的な音像とメロディを含めた制作能力の高さで、一躍トップ・プロデューサーに。アーティストとしては、N.E.R.D.名義でクリプスらをフューチャーした『イン・サーチ・オブ...』(０２年)を発表。テクノ、ロックまでを視野に入れた先鋭的なプロダクションを披露しました。０３年にはナズ、ジェイ・Ｚ、Ｐ・ディディら豪華な面子をフィーチャーした初のリーダー作『The Neptunes Present...Clones』を発表しました。