グラフィティ・アートの伝説的なライターです。60年、ブルックリンにてプエルトリコ系移民の母親と、ハイチ系移民の父親の間に生まれます。幼い頃から絵を描いており、その才能に目を付けていた母親から芸術家になるよう奨励されていました。17歳の頃から地下鉄やスラム街地区の壁などにスプレーペインティングをはじめます。グラフィティを続ける日々に高校を中退したバスキアは、Tシャツやポストカードを作成し、それを売りながら生活をします。徐々にそのスプレーティング技術は高い評価を受け、様々なコネクションを生み、ニューヨークで個展を開けるようになります。1983年にアンディ・ウォーホール（ポップ・アートの旗手と呼ばれる芸術家）と出会い、共同制作も行うようになります。お互いに刺激しながら良い作品を制作しますが1987年にアンディ・ウォーホルが病死し、バスキアは徐々にヘロインなどの薬物依存症に陥って妄想癖が見られるようになります。そして1988年、薬物依存により27歳という若さでこの世を去ります。かれの生涯は映画「バスキア」で観ることができます。