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2024.11.09
サーバーの仕様上、定期的に更新しとかないと面倒なのだが、特段書くことが無い。
というか、「牢獄P」になれる(として在れる)時間が無い。
間もなく起業より満十年も、日々が早すぎてアニバーサリー的感慨の一つも湧かない。
ただ、心理的には常時臨戦態勢に在り、他者を鼓舞し宥め懐柔し時に恐怖を与えたり故意に隙を見せたりする必要ある以上、対極の世界観を歌うことは妥当ではない。
惚れ込んで聴きまくっている作家は伸びないことをで病んだのか、消えてしまった後だった。
「私が1,000はリピートしたんだぜ」と伝えようにも、その手段も最早無い。そもそも、伝える気も無い。半端な干渉より、徹頭徹尾関わらないのが私の愛だ。憎悪も同じだけど。時々守れないけど。
権利も責務も突然死以外で放棄する気は無いので、いつかまた戻ってきたい。
2024.08.07 新曲です。「人を殺したかえりみち」
昨夏の再開以降、ぼんやりとだが「年4曲は書く」と目標掲げ、その間にニコ投稿禁止食らったりなどありましたが、無事滑り込みで4曲いけました。
まずは絵師海鳥様に御礼申し上げます。
記憶に誤り、混濁無ければリン曲クロスフェード以来ですね。
実に干支一巡以上の時間を経てなお途切れず、こうして「転向した、革命少女のなれの果て」とも言える本作ビジュアルを担っていただき感慨とても深く。
「リンさん34歳既婚、職業当局の人」とかややこしいオーダーに対し、作曲者の脳内イメージの解像度100倍増しで返ってきました。
もっと登場シーン増やしてもよかったかな?いや、演出上、最良かな?とも、いずれの思いもあります。
テキストについては最初から入れました。
有無2バージョン作ったとてもはやニコ投稿禁止で差別化もなにも無いし、そもそも別バージョン作る時間も余裕(物理的にも精神的にも)も無いのは作中のリンさんと同じですね。
あと制服と併せてデザインいただいた襟章は、もし自分が起業でもしたら社章に採用します笑
なお制服デザインにおけるオーダーは「荒めの権威主義国家の治安機関のソレ」でした。
類例は参照元にも先にもダブルで失礼なので挙げませんでしたが、こちらも脳内イメージ以上でした。
懸念事項としてあったのは投稿者が札付きなものでw 削除もしくは制限食らわんかな、でしたが、このタイトルでダメならオリエント急行殺人事件も騎士団長殺しも全部ダメになっちまうので伏字不使用で。
当初タイトル「〜帰り道」を全部平仮名にしても、人と殺を漢字で残したのは些細な抵抗と矜持ですね。
それでも実写部分はかなり配慮していて、タイヤネックレスではなく単なる美少女プラモですし、凌遅刑ではなく海鮮大国ニッポンの伝統的捌魚法である鮟鱇の吊るし切りです(一応この辺の単語は検索注意です)。
ディティールにも無駄に?リアリティを追求し、30minシスターに着せている囚人服は廃棄直前の枕カバーから切り出して作っていたり、こういう細部こそに魂ぞ宿る、ってものです(ドヤ)。
なおララネルは撮影後は正装に戻して大切に次の演技に備えております(バンダイ様にも感謝ですね)。
そんなこんなで、内容、絵面はドス暗ですが情報量ハイカロリーな代物にできたと満足しております。
それこそ「次は無いかも」くらいの気持ちで作ってますので(でも毎回このリソース投射量だと正直もたないのは解ってる)。
最後に曲について。
原曲はかなり古いのを引っ張り出してきてます(それこそ自傷少女の次の次くらいに古い)。
原曲書いてた頃はまだ嫁は卵子と精子に分かれてたはず。
時間経ちましたね。
まだまだやるよ。たぶん。
2024.06.08 苦い記憶思い出し
何度か書いた記憶はあるが日記だったか他の媒体だったかもはや定かでないので、今一度懺悔しとく、十余年以上前の話。
とても好みの曲を書かれる方を見つけた。
自分とは環境的にも音楽的にも接点の微塵も無い、静かで控え目でそれでいて芯の強さを感じさせる曲を淡々と投稿される方だった。
当時の自分はそれでも現在よりは多く視聴いただいており、時期が時期だったこともあり、現在ならばセンシティブ判定食らうであろう表現を多用していたし、それ目当てで騒ぐ一部層も容認していた(というか利用していたフシすらある)。
彼か彼女かは知らないが、作風から作者として惚れた(最後に投稿された作品は合成音声ではない女性の声だった。本人か否かは知るすべもないし、どうでもいいこと)。
自分は思慮浅く迂闊にも、その方の作品を紹介しまくった。
剰え、直接コンタクトも試みた。
因果関係は知らないが、確かなのは、程なくその方が筆を折られたこと、私(牢獄P)が紹介したので聴いたのに期待外れ、と述べた輩がいたことくらい。
全て、過剰な自意識から来る話ってのは自覚してるし、時折垂れ流す浅い持論「webに上げた以上いかに扱われようと受容すべし云々」からすれば、それを悔いるのは自ら都合の良いダブスタ二枚舌になってるのはもっと自覚してる。
軽々しく用いてはならない表現ではあるが、軽くトラウマになっている。
「好き」を表すことの恐ろしさを思い知った。
誰がそれを、どんな形で表すかによって、誰かにとって致死の暴力足り得る。
死ぬ方が悪いだけかもしれない。
拡散された誤情報のマンボウ程度の(作家としての)生命力しか持ち合わせていなかっただけかもしれない。
誰もが皆、クマムシやプラナリアみたく在れるわけじゃない。
その方の作品は、今でもそこに残されている。
当時と変わらぬ再生数のままで。
2024.04.12 タイトル元ネタ忘備録 ※ネタバレ注意
いつか不測の事態が見えてきたらネタバレ始めようと思っていたがそろそろかもなので小作の曲名の命名経緯やら元ネタなど紹介していきます。
基本ニコ動公開順にて、過去から。
[ 監禁少女の歌 ]
「〜少女」ってのはご賢察の通りナンバーガール由来。
檻に入ったミクさんの絵があったのでニコ投稿一発目に持ってきた。
[ 自嘲の歌 ]
「自嘲」か「俗物」かで最後まで迷った。
なお「〜の歌」は中原中也由来で後にズバリそのものの命名をしている。
[ 受胎告知 ]
そのままで深く考えていない曲名。
原曲書いた頃はそもそも動画サイトなど存在していなかったので、「絵面に迷ったら宗教モチーフで埋めれるね」などあざとい考えは微塵も無い。
[ 屋上の美咲 ]
「美咲」は当時のたまひよ調べで最も命名された名前なので付けた。
今書いたらたぶん屋上の日葵になる。
サブキャラは春夏秋冬。
テキストに出てくる敦子さんは中学時代に好きだったバスケ部エースナンバー。
どうしてこうなった。
まだ写真残っている。
[ 生 理 ]
これも深く考えていない。
半角スペース入れてるのが僅かなこだわりというか。
動画化にあたり当時は絵を描いてくれる方が見つからなかったのでそれっぽい拾い物(現在ならアウト)で固めたらすっかりネバダさんの曲と認知されたが反論する気も無い。
webに放流したものはLet it beだと思っている。
[ 調教 ]
原題は「姦のメロディ」で森山塔作品から。
ミクに歌わせて動画化するにあたり、当時一般化してた合成音声歌唱全般に対する「調教」という言い回しに極めて否定的な見解を抱いていたので「調教ってのは、こういうことだぜ」と言わんばかりに改題した。
なお原曲では歌詞ともに3コーラスまである3分超えの構成だったが、現在に通じる切り詰め掌編化志向の片鱗はこの頃から見える。
[ 発狂ロストバージン ]
言わずと知れた矢追町成増氏の単行本の丸パク。
次の「初恋」に出てくる「ニードル責め」の出典も本作品。
読者置き去りで自身が望んで得られないものは自分で描くという徹底した姿勢には今なお敬服を禁じ得ない。
なお「貴方はセックスしたい時だけ私を名前で呼ぶ。」の科白は実際に言われたもので、今生での贖罪は叶わぬものと生涯抱えていく所存である。
[ 初恋 ]
原題は「初恋デストロイ」。
漢字+カタカナは往時の椎名林檎の影響。
動画化に際しデストロイを排し、調教と並んで以降の漢字二文字タイトル乱発の嚆矢となった。
[ 絶望の神が支配する ]
元ネタ紹介すら野暮でしょう。
ごめんなさいとしか云い様がありませぬ。
[ 失寵 ]
漢字二文字原則に則った以外は珍しくシンプルに命名した曲。
預言みを醸したはずが、実際にはいまだ失寵していない(はず)。
[ 南条あやになれなくて ]
原題は「自傷少女の死」。
ミク動画化に際し改題。
「死」は存在としての、を意図し、転じて「生」のはずだったが今一つ読解していただけなかった。
また固有名詞を冠したことであれこれノイズが通り抜けていった。
かといって、今後は分かりやすさを目指そう、などとは微塵も思わなかったけど。
[ 君が望む永眠 ]
原題「心中未遂志願」、80'sインディーズパンクバンドの楽曲「自殺志願」から拝借。
ミク動画化に際しよりキャッチー?な有名R18ゲームから永遠→永眠。
バンドは散り去りいなくなってDTMで初めて書いた曲でもある。
[ 在りし日の歌 ]
モロに中原中也。
歌詞のラストは「漂う」はずだったが何を思ったのか「彷徨う」になってて動画公開して暫くして気が付く有様で、もう直しようがない、このままでいいや。
てのは後日だから言えた話。
当時は無我夢中だったんだなぁ、と。
[ 私可哀想 ]
かつてマイソウルエロ漫画家であった森山塔作品から拝借。
mp3ファイル名をmurdergirlとしているが、「生 理」がm(ueder)g(irl)2なのは原曲制作順と公開順の意図した入れ替えによる(後述)。
[ とこしえのソドム ]
三和出版コミックフラミンゴ連載(のはず)、香愁の単行本タイトルから。
内容は推して知るべし。
[ 自傷少女の歌 ]
ミク動画化に際し例によってナンバーガール由来の少女シリーズとしたけど、原曲はバンド時代に書いたもので歌詞も違うし原題は「Fairycounter」数えられるくらい妖精が見えちゃう人。
記憶にある限り私のソングライト処女作にして、一応は原型を留めた状態でミク化したバンド期の唯一の曲(断片だけ混ぜ込んである曲はけっこうある)。
初期より聴いてくれてカバーしてくださった方が今ではプロになって全国ソロツアーしていたり、絵を描いてくれた方が今では商業誌に連載持っていたりと、やって良かった欲張りセットになりました。
さらに言えばこの曲で嫁まで来た。
もう思い残すことはありません。
[ 出口の無い子宮 ]
DTM2曲目で原曲からタイトルこのまま。
これ書いた時点でもう死んでもいいや、くらいに思ったけど、たまたまお腹が空いてたのでそこそこ美味いもの食べたから生き延びたのかもしれない。
ここまでが「書き溜めていた曲のミク化」。
監禁から子宮まで、どの順番で投稿するかは最初から決めていて、その通りに実行した。
2007年時点で拙速でも弾撃ってればもっと伸びたはずだけど、作家寿命はとても短いものになったと思う。
これでストック尽き、自転車操業に入る。
[ 翼の折られた園ジぇる ]
たぶん至高のカップヌードルCMソングの一つ「翼の折れたエンジェル」と茜新社の「園ジぇる」シリーズの悪魔合体。
前者には懐旧多分に含むリスペクトを、後者にはその真逆を。
表現規制には原則反対なのは言うまでもないけど、流石に乳幼児を性対象にしちゃいかんよ。
ましてそれが、生来で不可分な性癖により自己消費のために生成されたのなら致し方なしも、商業ベースでアンソロジーとなると罪科は二乗でもまだ足らぬ。
[ 愛玩 ]
二漢字シリーズ。
たぶん闇ブリーダーが交配作出したスコマンチが着想元。
作中テキストで出てくる「アムダ」も森山塔作品の「愛具の檻から」より。
[ 不細工な花 ]
特段原題は無いが強いて言えばタイトル頭から「世界に一つだけの」を削ったくらい。
[ ぺス、いっしょにきもちよくなろうね ]
あまり深く考えずに付けたタイトル。
この頃は寡作で手が遅い自分がいかにして継続して書くか模索していて、くどい曲(園ジぇる、不細工)とあっさりした曲(愛玩、本作)をセットで並行して書いてた。
動画用素材写真にとロードサイドの錆びたアダルト自販機コーナー撮りにいったが、それは今でも在る。
[ 洗礼 ]
困った時の宗教モチーフ+漢字二文字シリーズ。
そして故あってあっさり流す。
[ エログロ大好き睦月ちゃん ]
ほぼ何も考えてないラーメン大好き(以下略
自分を削る、は「なるたる」小森君の科白から。
コンドーム付き、は修学旅行で強制消灯後の男子トークで出てきたのを幾星霜を経てたまたま思い出したもの。
[ さよなら混泳の水槽 ]
歌詞だけ送り付けられたので返礼として命名を以て返した。
着想元は町田ひらく作品で、混ぜてはいけない魚種を混泳させるを比喩としたもの、ネオンテトラと、あとは何だったかな?
[ 革命少女の歌 ]
原題「姉トマホーク」は一時期ミームと化していたD・V・D!D・V・D!のアレ。
作中テキストは言うまでもなく筋少のいくぢなし。
ラストでの挿入文「...and I hope her successfil landing.」出典元はこれまた森山塔の「恋のスーパーパラシューター」(ペギミンH 収録)。
投稿予定日直前の発災により、さすがに順番を変えた。
[ 切断 ]
死の天使ヨーゼフ・メンゲレの皮を二重三重に被せて偽装したが届いて欲しいところへ届いたので目的完遂。
[ 謝るクズと赦すバカ ]
元ネタ特になく珍しいゼロから命名タイトル。
前作でカバーの「夜更けの迷子」で役目を終えたかのように当時のPCが物理的に死亡し、変わったOSは仕事には最適だったが自分のDTM環境には徹頭徹尾相性極悪で、このままフェードアウトするかと思った。
[ ベテルギウスはもう無いかもしれない ]
会社のPCに出来る限り往時の環境の再現を試みたらそこそこ再現できたのと、今は去ったとある作り手による再着火によるところ多大。
見本お手本のような美しい去り方消え方だった。
なおその点だけは真似る気はなく、どこまでも晩節を穢し続ける所存。
[ 晩節穢し ]
原題自体があまりにもあからさまだったり、紅白級の超有名作家の新曲と被ったりで二転三転。
mp3のファイル名は自嘲の歌のそれに2が付いている。
[ 中学二十二年生 ]
中二病なる言葉が世に出てきた時点で、数十年後に書こう、とタイトルだけ決めていた曲。
歌詞の完成度においては過不足ほぼ無く自分史上三指に入れている。
これ書いてまだまだ錆びるのには早いと思えた。
[ 一人でオフを ]
制作中の仮タイトル「さんりくひとり旅」演歌じゃあるまいしあまりといえばあまんまりなので。
「一人でお茶を=Tea for One」の捩り。
Tea for OneはLed Zeppelinの、ほぼ晩期の曲で、自分のキャリアもほぼ晩期なんだろうな、を掛けている。
2024.03.25 「出口の無い子宮」SLG化していただきました。
3月の早い段階で制作報告はいただいていたのだが、サイト改造を控えていたので、改造為したら感謝込めて言及しようと待ち構えていた次第。
耳タコの方は耳タコでしょうが原曲を書いたのはボカロはるか以前なのでともすればゲーム作者様が生まれていなかった可能性もある。
生者の記憶からも完全に失われた時が個人の死なら、これで少しは延命されたことになります。
呟きついでに再録しておくと、当ゲームのヒロインの家電(イエデン)の4桁番号が、現在に至るまで自分のあらゆるカード類(最近のは除く)の暗証番号となっておりもはや変えようがなく、これは祝福であり呪いだなあ、と思う。
なお、せっかくゲーム化していただいて恐縮ですが(もしかしたら動画いちいち止めて採譜ならぬ採字したのか?)、3分弱の動画に収めるために切り詰める前の原書テキストは更に遥かに膨大である。
原書は度重なるPC乗り継ぎその他で忘失したはずだが、万が一出てきたら今風にいえば特級呪物でしょう。
2024.03.24 サイト構成リニューアルしました。
スマホはおろかADSLすら登場前に組んでほぼそのまま動かし続けてきたが、さすがに限界かと弄った。
スマートでレスポンシブなデザイン、私にゃできませぬ。
有能なサービス探せば数多あるんだろうが、ボカロ出る以前から乗り継いできたサイトなので愛着もあるし。
結果、見苦しいタグを書き散らしつつ、断捨離気味にまとめた。
本来、一旦webに上げたものを引っ込めるのは性に反するのであるが...管理リソースも有限だし、「あと10年は戦える」ことを最優先に。
それにしても、ネットでしかできない話より、ネットではできない話の方がはるかに増えたよなあ。
このサービス(sound.jp)だっていつまで在るかは分からないけど、それは各SNSも同様で、偶には、また枢要な話は、ローカルにも在るここにも書いていこうと思った。
[ ▽ 2011.03.11以降 ]