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望郷ルミナンス


秋茜-AKIAKANE-:望郷ルミナンス




01:Big Tree  
02:CHANCE or DISTRESS!!
03: Run Up Beat
04: Fuzzy Computer
05: Grandmother Clock
06: Hypochondrie
07:魂のメロディー


秋茜待望の3rdアルバム。
元SOFTBALLのMOEをリーダーに活動していたということもあり、海外での活動も頻繁な秋茜。
今までの作品は遭えて「日本魂」という部分にこだわっていた気がする。それも決して悪くない。が、今作は純粋にロックを楽しむガールズバンドという、「本来の楽しくある姿」に戻っている気がする。
あまりにもストイックすぎる日本人の肩書きをちょっとおいておいての音が詰まっている気がする。

過去作も勿論よいが、入門作としては柔軟なのではないだろうか?




ノー・ホワイト・スプレマシー


秋茜-AKIAKANE-:ノー・ホワイト・スプレマシー




1, KASUMISOU
2, CLOVER
3, FUCKIN' メディア
4, FIGHTING SPIRITS
5, I'M NOT DOWN
6, オン・ザ・レコード
7, E.M.I.


秋茜-AKIAKANE-セカンドアルバム。
1stアルバム「花は桜木 人は武士」では切実に戦争と日本人の心を訴えかけたコンセプトアルバムとも言えるものに出来上がっているが、本作はそこまで1つのメッセージを押し出しているわけではない。
1曲単位に相変わらずのMOEを中心とした反骨精神が伺える。前作よりもさらに賛否両論を得そうな仕上がりになってはいる。
音の質は前作とは違い、作りこまれた感じがする。純粋にロックという意味ではこちらのほうが完成度が高くなっている。

1stが自分自身の誇りと相手の心を描いたものであるが、今回はすべてトガった感じになっている。
メッセージを感じるなら1st、ロックを味わいたいなら本作というところか。




「花は桜木 人は武士」


秋茜-AKIAKANE-:「花は桜木 人は武士」




01.風と共に
02.Dear Friend
03.Tepee
04.Uncle Sam
05.花路
06.赤とんぼ(cover)
07.1945


「戦争」をテーマにして発表された秋茜-AKIAKANE-初の音源である。
神風特攻隊、真珠湾攻撃。祖国を思い、家族のために散る男たち。友人なのに敵・敵なのに友人、不条理の中にある友情。
そして勝ち取ったセカイダイヒョウノアメリカ。
それらを痛烈に感じさせられる1枚となっている。

痛烈なメッセージの中に、「結局の所我々は日本人である」「その誇りの一つの童謡」「時代とともに消え行く童謡をもう一度想え」といわんばかりのカバー曲「赤とんぼ」。
アルバム全体の流れとは異なるが、”日本人”を思い出させてくれる。

そして何よりもラストは忘れることができない年号。
ストイックすぎるメッセージは賛否両論あるかもしれないが、俺は好きです。