★デスベアCDレビュー★
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閃光少女(DVD)


東京事変:閃光少女(DVD)




01.OSCA
02.キラーチューン
03.閃光少女


アルバム「バラエティ」よりのPVカット+新曲閃光少女のDVDシングル。
バラエティからのシングル二曲はアルバムレビューに含んでいるが、閃光少女はCMでしか聞いた事がなかった。
OSCA、キラーチューン、閃光少女は後期椎名林檎、初期東京事変にあったネチっこさが取れ、
ツボを抑えつつも表面的にはポップでストレートになってきた
上記の「ネチっこさ」は椎名林檎のマニアックさxプロデュースのマニアックさ=かなりマニアックという事。
「バラエティ」でもそうだが、新顔が作曲をし、林檎が作曲から身を引き歌にのみ集中したのが本当によかったと思う。
元々持ってた心地よい「毒素」は今も健在だと思わせてくれる。
DVDとしては「プロモーションの映像」ではなく「映像作品」である。
2008/3/5




娯楽(バラエティ)


東京事変:娯楽(バラエティ)


08.某都民
09.SSAW
10.月極姫
11.酒と下戸
12.キラーチューン
13.メトロ


01.ランプ
02.ミラーボール
03.金魚の箱
04.私生活
05.OSCA
06.黒猫道
07.復讐


椎名林檎名義以来の快作である。
椎名林檎デビューアルバム「無罪モラトリアム」以降は出字ロックの融合や、変わった展開・企画を織り交ぜつつも作品を出し続けてきたが、1stアルバム以上の出来はどれにも感じなかった。プロデューサーでありベーシストの亀田色が非常に濃く出て、マニアックで心に変にひっかかっていたせいだろうと感じてる。

しかし今作は新規加入メンバーも含め、楽器陣が全て作曲を担当し、林檎自身の作曲はなく、歌詞と歌のみに集中したお陰で、「バンド」としてようやく完成されたように思う。
椎名林檎という個性のきついアーティストを亀田誠次というアレンジャーがマニアックにいじることによって一筋縄では行かないが、解りづらい作品になっていたと思うが、作曲の個性がバラけることによって、タイトルにもなってる「娯楽」というような、気軽に聞けるバランスの良い作品になっていると思う。
どの曲もよく、捨て曲がないように思う。
先行シングルの「キラーチューン」はものすごく良い曲であるし、OSCAのような展開も(ないわけじゃないが)ありふれていない展開である。そして某都民ではメンバーが一部ヴォーカルをとるなど、今までになかった試みがされていて非常に面白い。
(2007/9/26)