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落ちる話


RED SUN:落ちる話


07.恋人よ、壁の中へ。
08.SEMI-VIRTUAL DAY(新録)
09.乱暴うさぎ
10.ためいきの花
11.鈴の音がくるとき


01.裏窓
02.ニ−ドル旅行
03.狂う巣
04.落ちる話
05.さよなら、ドラマ
06.100年と子供


1stフルアルバム「無能の画家」からさらにDEEPな世界へ突入したREDSUNのセカンドアルバム。
空間系のエフェクトとSEが多用されて、3次元以上の音空間が広がっている。低音が聞いていて、ノイズも多々。04落ちる話では、REDSUNの得意というか、持ち味というか、麻衣子さんの語る曲だ。ノイズにまぎれて麻衣子さんの世界が繰り広げられる中、絶妙なアコースティックギターの音と打ち込みのリズムが鳴っていく。この曲の展開が徐々に徐々に世界を開き、地獄から光のあふれる上空へ連れて行ってくれる。REDSUNがただのバンドじゃない事の証明でもある。08.SEMI-VIRTUAL DAYが新録として入っている。世の中の「イコライジングをちょっといじりました。RIMIXです」というフザけた言葉とはまったく違い、本当の意味のREMIXである。具体的にどうちがうかははっきりわからないものの、流れている空気感がまるっきり違っているのだ。よければ比較などをしてみても面白い。
先行シングルでもある10ためいきの花は、希望の光とも呼べるような鮮やか過ぎる展開で、今までのダークな世界観を一転させる。これもREDSUN。今までもREDSUN。
果てしなくINへ突き詰める一枚。聞き込めば聞き込むほど味が出てくる名盤。