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俺たちいつでもロックバカ 〜the Best of NEWROTEeKA


ニューロティカ:俺たちいつでもロックバカ 〜the Best of NEWROTEeKA


12.ウェンナウェイ
13.並じゃねぇ
14.ケツ
15.大自然BOY
16.PANIC LIFE
17.男達の心(うた)
18.ゴージャス・マイ・ライフ
19.悲しきピエロ
20.ロックンロール風俗~長大作~
21.ア・イ・キ・タ


01.DRINKIN’ BOYS
02.NIGHT PUNX
03.TOKYO CHATTERLEY
04.ヘイホTHEホイ
05.夏・NANCY・16才
06.OH!忙し
07.FUNCKIN’ BIRTHDAY
08.GALS HUNTING ROUTE 16
09.WHISKEy ROCK
10.ラッキーライフ
11.シャキッとSAY!


POTSHOTのvoRYOJIがセレクトしたベストアルバム。ロティカ初心者だった頃、このアルバムは凄く分かりやすいガイドになった。
元々ゲンスカで知った「ラッキーライフ」を聞きたくて買ったのだが、結果的にはロティカの歴史をざっと知れたのでよかったと思う。
この歌詞カードにはRYOJIとあっちゃんのミニ対談みたいなものが載っており、レビューは結局そちらを参考にしてもらったほうがいいのではと思って控える。

ロティカを教えてくれた友人は別のベストアルバムをフェイバリットに挙げているが、俺はこちらのほうをオススメする。
ロティカの歴史とライヴを語る上ではずせない「DRINKIN'BOYS」と「アイキタ」、そしてRYOJIに隠れた名曲だと言わせた「NIGHT PUNX」、わけのわからないがやたら説得力ある「ウェンナウェイ」などどこをとっても名曲ばかり。
中でも「ラッキーライフ」はその中でもクールで熱い。ほぼ英詩で、サウンドとメロディがあまりにも直球過ぎて気持ちがいい。めちゃくちゃカッコいい。




絶体絶命のピンチ


ニューロティカ:絶体絶命のピンチ


08.H・D・G
09.誰ノ為ニ走ルンダ
10.SHIBI DE BABI DE BOO
11.世界中にアイラブユー、OK
12.旅に出よう
13.ROCK MUST GO ON


01.絶体絶命のピンチに尻尾を高く上げろ
02.逃亡天使
03.JET ROCK’N ROLL COASTER
04.ポケットの中のロックンロール
05.REBEL CATHARSIS
06.ひとめぼれだよ人生は
07.UPPER MY THUMB


現メンバーの最初のアルバム。まずこのアルバムの何が凄いかというと見てのとおりジャケットが「ゆでたまご」だ。よく見ると右端にキン肉マンもいてるのだ。そしてジャケットの中の写真などはゆでたまごとは全く持って関係ない写真が使われてる。うーんナンセンス。

初めて聞いた時の感想は全体的に飛びぬけた感じもなく、中には「無理して変な風にしようとしてるのでは?」なんて思ったりした印象だった。
しかし今では、聞けば聞くほど味が出てくる”スルメ”アルバムだという評価だ。
まずはアルバムタイトルでもある「絶体絶命のピンチに尻尾を高く上げろ」から始まる。これはライヴでもニューロティカコールがあるだけにファンであれば絶対にはずせない1曲。
ニューロティカはメロディが昔から一貫して良いんだけど、「絶ピン」のサビのメロディの展開は素晴らしすぎると思う。昔から現在でもライヴでやりつづけている「チョイスで会おうぜ」などでもテンポが変わっていて、曲にメリハリを付けている事が多いがこの曲でもそのメリハリは曲に彩を添えている。
楽しく始まり、ロティカらしい「逃亡天使」を経て、すごくクールなロックンロール「JET ROCK'N ROLL COASTER」へと続く。この曲は本当に「カッコいい」のだ。ニューロティカはなんかナメてるっぽいから嫌だなんて思っているやつが居たら(過去の自分はそう思って聞くことがなかった)この曲を聴いてほしい。こんなカッコいいのもできるんだ。

メンバーが全員代わっての再出発。そのためか、曲の雰囲気や歌詞に「再出発」というような雰囲気が大いに盛り込まれている。
新しいメンバーで、それこそ「絶体絶命のピンチ」から這い上がってくるピエロの哀愁と前向きさを感じ取ってほしい。

1回2回じゃこのアルバムのよさはわかりづらいかもしれないが、ひたすら何回か聞いてほしい。




スイカマン


ニューロティカ:スイカマン


07. NO.3
08. 風の中のロックンロール
09. 挑発をけりあげろ
10. NO.9
11. ナンセンスで行こう
12. ロックンロール風俗パート II


01. 夏・スイカ・27才
02. 超純愛組曲第二八王子長調お塩少々(指揮スイカ)
03. スイカDEATH
04. 気持ちいっぱいビンビンビン!!
05. NO.5
06. 世界にSKISS


これだけのクレジットがあるにもかかわらず「マキシアルバム」と称された音源。それも聞いて納得。1曲がただひたすら短い。
それだけでなく全曲中、3曲が「コント」(ただ喋ってるだけとか)なのである。
まず目を奪われるのがジャケットのスイカ。いい年したおいちゃんが…
曲もそれに負けず劣らず個性的で、オープニングがひたすらスイカなのである。
それなのに、後半にはライヴでタオルといえばこの曲、「気持ちいっぱいビンビンビン!」や、「嘘になっちまうぜ」など、代表的ないい曲もあり、
インストや、弦楽器隊が歌う曲などクールなのも盛りだくさん。
過去にメンバー総脱退があり、そこで思い悩んだ時の歌詞だという「風の中のロックンロール」は泣けてくる。
ロックと失笑と微笑が入り混じったマキシアルバム。値段も手ごろなのでオススメなのだ。




穴をふさげ


ニューロティカ:穴をふさげ


10.SE ツアー帰りのS・A
11.KISSするDOするDO DO DO
12.SOME SWEET DAY
13.No.4
14.SE : パンチョによろしく : ネタ1
15.憎みきれないハゲチョビン
16.Too Fast To Live 生き急げ若者よ
17.俺達いつでもロックバカ


01.東京ハレンチ天国
02.SE シズオのひとりごと
03.さる手品
04.東京花火
05.青春パートV
06.いちかばちかのJoeanny
07.No.8
08.うそになっちまうぜ
09.ヘイ!そこの彼女俺にスカダンスを教えてくれないか


生まれて初めてニューロティカの曲を耳にしたのはライヴ。その1曲目に演奏したのは「東京ハレンチ天国」だ。
4章節分の白玉系(「ジャーン」と伸ばす感じ)の音が続き、そこから2ビートで展開していくアップテンポな曲だ。はっきり言ってナメていたヤツをたった4小節で心を奪い、5小節目からはモッシュの中に巻き込ませたというだけのパワーはこの曲にはある。メロディもよく、A、B、サビのメリハリもすごくいい。中でも勢いよく走っている中でBメロのギターカッティングが最高だ。
聞いてるだけで楽しくなって笑顔になってしまうような「サル手品」、飛びぬけた感じではないが、全体を通してメロディアスで、少しセンチな「東京花火」、熱い熱い心の内をコブシを込めて歌う「青春III」、お祭りナンバー「いちかばちかのJoeanny」、まっすぐな生き方を、というメッセージが込められた「うそになっちまうぜ」などと、前半だけでも盛りだくさんな内容だ。
カタルとシズヲが歌う曲もあり、哀愁漂うネタ的な曲もあり、最後の最後までバラエティ豊かで懐の深さを垣間見える。
そんなアルバムの最後を締めるのはバラード調に始まる「俺たちいつでもロックバカ」は泣ける。
なぜニューロティカをやっているのか。何のためにやっているのか。そんな自分自身への問いかけとも思える歌詞。必聴だ。

オリジナルアルバムの中では個人的にはこれをベストアルバムに挙げる。
もしニューロティカを買おうと思ったが、どれがいいかわからないという人には絶対コレをオススメする。




88ライダー


ニューロティカ:88ライダー


06.「手紙2」
07.RAT RACE
08.二十歳過ぎの青春はタチ悪い
09.打ち上げ音頭〜A.Iカンパニー
10.小芝居3


01. 88R(ややうけライダー)
02.小芝居1
03.新宿で「バイバイ」
04.小芝居2
05.飛べ!コージ!!


実際ライヴではいい感じなのも多々あるが、CDとしては残念ながらすごいイマイチなアルバム…。
88Rは曲はいいんだけど、175RのSHOGOの声が入っているのだが、はっきり言って「余計」にしか感じなかった。曲の流れの中でそこだけでしゃばりすぎな感じがする。入れるんだったら違う人の声が次々入っていたほうがよかったかなと思う。
全体的にそうだが、タイトルはいいが、歌詞の中身は真面目に伝えたいことを書いているのか、楽しくちょっとフザけた感じでいきたいのかが全く見えず、サビだけはっちゃけている感じがする。それがどーもアンバランスでしか思えない。
ただしライヴで演奏し盛り上がる分には申し分ないのだが…。

2004年9月現在ではこれが一番新しいんだけど、買うなら他のアルバムを買ってから手にしてほしいと思う…。