RASPBERRY SODA

06.BOOBY TRAP
07.BE-BOP-A-LULA
08.世界が終わる瞬間
09.RED

01.OK!
02.CRAZY
03.ONLY ONE LIFE
04.LET'S START HERE
05.BABY

ここに来て「来た！」と思える快作！！
鈴木晃二が慣れ親しんできたというエピソードもあるロッカビリー。原点回帰が功を相したのか、最高にイカした作品になっている。
DEEP時代から、世間の多くは彼の歌や歌詞を「ブランキーっぽい」って表現してた。それは判るがそこで終わらせちゃ勿体無い。BJCは町の中の世界。DEEPは家庭の中、家族の繋がりを意識してた歌詞だったように思う。

そんな紆余曲折を経てたどり着いたのが「もう好きなことやるから」と言わんばかりのロッカビリー。ハネたリズムとイカした歌詞、気取りつつもちょっと情けないような男の姿が映画のように映る。(鈴木君が情けないんじゃなくてね)
それぞれの曲はもちろんのこと、珍しく王道カヴァーをしてくれる。「BE-BOP-A-LULA」は大人になったMonkey Trickが見事にアレンジしている。意外性がもっとあるカヴァーが好きであるが、やっぱりいいもんはいい！
ロッカビリーが好きな人にはもちろん、ロッカビリーをしらない人には入門としたい名作だ！
（2007/9/27）

WELCOME!!

06.DEVILISH BOMB!
07.暴走するロックンロールの中
08.世界で一番美しい花
09.とても悲しく綺麗な旅
10.地平線の向こう

01.ラバー・ソール
02.捨て子ポスト
03.クレイジー・ハニー
04.DEAD BLACK CAT
05.MT JAM

DEEP解散後、鈴木晃二・NATIVE SPIRIT名義を経てたどり着いたMonkey Trick。
自らがVocal、Guitarで、ほぼソロプロジェクトに近い形態ではあるが、3ピースロックバンドである。
相変わらずの「鈴木節」で「ラバー・ソール」から始まる。
ガレージ、パンク、ロック、ロカビリー、サイコビリー、そんなジャンルをDEEP、Ex-ans時代からあんまり意識することなく、独自の視線、スタイルを貫き通した鈴木君の挑戦とも言える。
良い曲もあるし、アルバムとしての出来も良い。
それを踏まえての言葉ではあるが、決して今までどおりの「鈴木晃二」がバンドスタイルになっただけに思う。

とはいえ、「ラバーソール」「捨て子ポスト」「とても悲しく綺麗な旅」などのロックナンバー、感動させる曲を歌わせたらなかなか右に出るものは居ないと痛感させられる「地平線の向こう」などはなかなかの名曲である。
（2007/9/27）