2004年7月31日(土)
今日は北上市常磐町商店街主催の「夏まつり」にリズムヤンガーが出演する。当町在住のテリーさんより依頼の仕事である。会社終了後高速を飛ばして北上に到着。界隈はすごい人出でにぎわっている。この日はヤンガーの他に「芸能祭り」として、多くの郷土芸能(鬼剣舞)や踊り(よさこいソーラン)などが繰り広げられていた。まずは焼そば等購入し、差し入れのおにぎり、ウーロン茶で腹ごしらえ。
さて、今回の目玉!は新しいヤンガーTシャツの完成である(モデルは尚子)。表はシンプルに紺地に「Crazy for Jazz. half of century ago(ジャズに狂って半世紀)」とあしらった。「Jazz」の印象的な筆文字は当社デザイナーR氏にコーラ1本(!)で書いてもらったものだ。裏は「Rhythm Younger」のロゴにヤンガー58年の年表(英文)をデザインした。よくアーチストのツアーTシャツにライブスケジュールが細かくバックプリントされているものがある。そんな感じをイメージした。Tシャツはなかなか好評で、ギターのT氏の息子2人が欲しがってるそうで、格安で販売することになった。
ヤンガーのステージが最後に行われた。選曲は最近のナンバーにお祭り向けとして「ルパン」や夏向けということで摂子さんの歌う「イパネマの娘」などを加えて1時間弱演奏した。お祭りのイベントなので最初は盛り上がっていたが、周りでは屋台などが出てにぎわっているので、1時間の間最後まで座って聴いてくれる人は少ない。こういうイベントの際はもう少し短く簡潔なセットの方がいいな、と思った。しかしながら主催者側の時間指定なので断ることも出来ない。撮影をお願いしたのは司会をしていた元気のよいおじさんだったが、後でテリー氏の実父と判明。地元でクリーニング屋さんを営んでいるとのこと。「適当に数枚お願いします」といったら本当に下の2枚だけ撮ってくれた。
2004年7月19日(月)その2
ステージの合間に私とフジネファミリーは場内をウロつき、食堂で有名な焼き鳥を買った。デ、デカイ!旨い!辛い!ビールに合ってなかなかイケる。テントにはラジオ放送終了のふじポンがいた。マホちゃんと写真を撮ってあげ、ついでに私もパチリ。何とふじポンは「去年も一緒に撮りましたよネ〜」とフォークジャンボリーのことを覚えていた。テレビでは破天荒なキャラを演じている彼女だが、素顔はとても聡明で可愛い女性である。
さて、せっかく競馬場に来たので馬券でも買おう、ということになった(むしろそれが普通)。ところが、私もふじね夫妻も競馬初体験。パドックで馬を吟味したものの、ついに買い方がわからず、このレースは投票締め切り。演奏を終え着替えたかめが合流、今度は買い方を研究する。私は「ながし馬券」というのを発見し、「これだ!」と思い、今度はまったく予想もせずに自分の誕生日関連の数字から流して千円分を買った。それでも「馬連」とかの意味がわからず、券売所のおばさんに少したしなめられつつ購入。
そして始まった第8レース、馬はどんどん走っている。何か自分の買った馬がいい線をキープしながら駈けて来る。「うお〜!5行け〜!」まさか自分がゴール前の瞬間あんな興奮するとは思わなかったな。競馬恐るべし。着順は走行妨害の審議等があって時間がかかったが、結局5-6、何と自分が5から流した1枚で100円分買っていた!やったー!初めて買った馬券が当たったー!と無邪気に喜んでいると掲示板に配当金額が・・・。5-6、1万3千8百円・・・これって・・・。どよめく会場。「沢田さん!万馬券じゃないですかー!」「すごーい!」大騒ぎとなった。私は両替えで換金されるまでまだ信じられなく、恐る恐る機械に券を入れると、出たー1万3千8百円!すっかり気を良くして「さあ、カレー食いにいくぞ〜!」といったらかめは「え〜カレーなの〜」と不満顔。ふじね夫妻は次のレースこそは!とヤル気まんまん。素人の私が万馬券なんぞ当ててしまったので「自分も!」と俄然皆ヤル気になっている。
結局メインレースも買ったのだが、全員惜しくもなくハズレ(マホちゃんにいたってはブービー予想してしまった)。当選は私の万馬券のみであった。ビギナーズラックとはいえツキすぎだ。禍福はあざなえる縄のごとし。いつもの私のパターンだとこの後悪いことが起きるのでこういうお金はパッと使った方がいい。帰りに焼肉屋に行き大食いをした。塩カルビうまかった。なんか久々の牛肉〜(涙)。ふじね君はかめの残した冷麺まで平らげ、死にそうになっていた。
ちなみに私の買った馬券は入賞順が「5-6」でも「6-5」でも行けるヤツなのだ。これは券売所のおばさんにたしなめられて購入したものだ(おばさんは好意で素人の私に確率の高い方を勧めてくれたのだろう)。本当は私は純粋に「5-6」(1位が5、2位が6)の馬券を買うつもりだったのだ。この買い方だと、何と4万円超の配当だった。・・・少し残念。
2004年7月19日(月)その1
本日は「海の日」にて国民の休日。ふじね夫妻、キョウスケと共に盛岡のオーロパークに行く。マーキュリーカップという大会が開催されている。競馬に行くわけではなく、そのイベントでかずを氏と歌うことになったかめの応援が目的である。
競馬場はとても天気が良く、陽射しが熱い。フリーマーケットも開催されてなかなかの人出だった。コカコーラの大きなステージトラックがあり、ここで演奏されるようだ。看板には「よしだかずをフユーチャリングUTAHIME」とあり、ふじね夫妻とともにややウケ(笑)。かめ本人的にも抵抗があったようで、本番では「フユーチャリングかめ」に替わっていた。司会の女性の方に「フユーチャリングかめ、フユーチャリングかめ」と連呼されて本人は苦笑していた。
そんなわけで演奏開始。1曲目はかずを氏ソロで「Stand by Me」を。2曲目からかずを氏の紹介で「フユーチャリングかめ」登場。緑色のムームーという夏らしい格好でKW2Uでもおなじみの「Top of the world」「カントリーロード」「涙そうそう」などを歌った。また「人魚」「野生の風」といったナンバーも(2ステージあったのでゴッチャになってます)。演奏、歌は危なげなく行われ、そこはさすがかずを氏のプロデュースといったところか。かめも落ち着いて伸び伸びと、また楽しそうに歌っていたようだった。本人的にはMCがイマイチだったといっていた。競馬場の感想を聞かれて「みなさん真剣に新聞にペンを持って予想されて、何かカッコいいなと・・・」うん、確かにイマイチウソくさい(笑)。
我々の他に花巻からはアイちゃんとそのお友達が来てくれていた。2回目のステージを聴いて、フリマを見て帰っていった。もう少し一緒にいればいいことあったかもしれないのにね・・・。(つづく)
2004年7月18日(日)
まるでライブ週間。今日はフラニーにて「おやじライブ」が。昨日秋田の「ユメリア」でライブを行ったやなぎ氏と、その音楽仲間がフラニーまで流れてのライブである。神奈川、埼玉、大阪の腕利きのミュージシャンのライブがここフラニーで拝めるのだ。
やなぎ氏をはじめとして風丸さん、独酔舎さん、カンチさんの素晴らしい「おやじ」たちの歌を堪能した。さすがはこの道で何年もやっている「おやじ」たちである。声は通り、ギターは上手く、MCは面白い!この充実したライブがあまり人知れず行われているのが非常に勿体無い。中でも最高だったのがカンチ氏。やはり漫才とブルースは上方なのだろうか?「I wake up this morning〜」というブルースの名フレーズを使って「朝起きたら〜オッサンになってもうた〜」と歌う。これだけでも面白いのだが、次はマイナーブルースで「オバハンになってもうた〜」とまた爆笑。気がついたら3部作で「オバハンはもうイヤや〜」と、KW2U本気で大爆笑であった。
ステージ終演後、独酔舎さんのウクレレコレクションを見せてもらった。通常のウクレレよりボディが大きい。テナーだかバリトンらしい。奥はリゾネーターウクレレ、手前は6弦ウクレレだ。非常に珍しい。katsuはたまらず手にとって弾いている。
この日「おやじライブ」は2セット。私はヤンガーの練習のため、夜の部は見ることが出来なかったが、大変盛り上がったらしい。これ以上面白くてどうするんだろうか?
2004年7月17日(土)
と、いうわけで昨日に引き続き本日はフラニーライブ。サトウタケヒロ氏は連チャン、じゅんじゅんは横浜から夜行バスで帰ったばかり、う〜ん、今月も音楽バカがやって来たのだ〜。
さてkatsuの紹介でライブ開始、トップバッターはじゅんじゅん。客席にはOHHOのしんちゃん、すずくん、高橋学氏が。「べり」仲間の応援だかヤジ(?)を得て、半年ぶりのじゅんじゅんは絶好調。おなじみの若々しく瑞々しいナンバーを聴かせてくれた。MCはまたしてもスケッチブック登場。客席は爆笑の渦だった。
続いてタケヒロ氏のステージ。昨日のもりげきにくらべるといかにもアットホームなフラニーの空間。全国を回っている彼にこのハコはどう写ったのだろうか?昨日よりはかなりリラックス目にやれているような感じのような。地声の大きい彼にPAは不要かもしれない。昨日もりげきに来られなかったkatsuのために「Everyday」を歌ってくれた。
さて、KW2Uである。今月もジョージさんをサポートに迎えてのステージ。先月はkatsuの新曲ラッシュ、そしてサウンドチェックも出来ないままのライブで、自分自身納得のいかないものとなったが、今回は曲も前回より練り込むことが出来、満足のいくステージが出来たと思う(細かい点ではまだまだいろいろ問題点はあるにせよ)。ジョージさんと打ち合わせをしたおかげで「我が心のジョージア」とても良い仕上がりになった。「Sweet Maria」はアカペラを含めとても盛り上がる。アンコールではじゅんじゅん、タケヒロ氏をむかえ、「いとしのエリー」を。
ライブは無事終了。今月も殆ど全員参加(?)で打ち上げが行われた。タケヒロ氏もじゅんじゅんもとても満足気な表情であり、主催の我々も呼んだ甲斐があったというものだ。乾杯も束の間、早速OHHO2/4、学の面々に私が加わって「Don't Let Me Down」を。続いて学氏がビートルズ、ロックンロールメドレーを。今月も第3部(実際には第4部)が熱い!メンバーは入れ替わり立ち代わり演奏が続いた。katsuがピアノを、ジョージさんがベースを弾く一幕もあった。気がついたら自分はセッションに最初から最後まで参加していた。実はあまりアルコールも採っていないみたいだが、音楽には随分と酔っている。
下の写真は新グループ「MOHHO」。学氏の姿に爆。最後は出演者+アルファで記念写真。「MOHHO」も(爆)。帰りはひどい雨になっている。じゅんじゅんはタケヒロ氏を乗せて盛岡まで帰る。気をつけて〜。またフラニーで逢える日を楽しみに。
2004年7月16日(金)
KW2Uはフラニーライブに専念している昨今は他人のライブを見ることが多い。他人といっても多くはいつものライブ仲間なのだが。で、今日は昨年の「べり」で知り合ったサトウタケヒロ氏のライブが盛岡劇場である。タケヒロ君からはKW2Uにも是非御一緒したいとのオファーがあったが、本拠地花巻フラニーでの共演を提案。おかげでタケヒロ君は岩手2DAYSのライブとなった。
本日もりげきで共演するのはお馴染みSSOM。タカハシ氏は掲示板で「立って演る」宣言をしたがどうも挫けたらしい。日頃培っているスタイルはなかなか崩せないということか。一方エンディさんは果敢にも立ってプレイしていた。立ちはハイコードでの鳴りなど、かなり難しい部分が多い。エンディさんはアコギプレイヤーにしては動きの多いプレイスタイルなのでやはり自由度の高い「立ち」派なのだろうか。自分もベースプレイに関しては絶対に「立ち」である。練習も「立ち」用でやる必然性がある。
続いては秋田からやってきたデュオ「楽音人」かねがねその評判は聴いていたが、まさにその通り。曲の良さ、ハーモニー、ギターテクすべてに五ツ星をつけたくなる。しかも若い(二十代前半)のでまだまだ成長性が期待出来る。う〜ん、恐ろしい。「必ずもう一度聴きたい」そう思わせる素晴らしいグループだった。
中休みをおいて本日のメイン、サトウタケヒロ氏が「Overture」にのって登場。1曲目を歌いだした。メロディーセンス溢れるいい曲だ。かめに曲名を聞くがしどろもどろだ。「アライブ?あ?パースペクティブ?」・・・明日CDを買うことにしよう。もりげきの素晴らしい音響と照明の中、タケヒロ氏は実に伸びのあるいい声で歌っていた。「星に願いを」私の数少ないオリジナル曲に「流星」という曲があるが、もともとのタイトルがこれだった。タケヒロ君のHPを見て「やられた・・・」と名前を替えざるを得ない結果となった。そして私の好きな「SNOW」。夏に聴いても良い名曲だ。印象的だったのはラストに歌われた夜行バスで旅する気持ちを歌った曲だった。
ふんだんに照明やドライアイスを使った今日のもりげきのステージ。光量が充分だったため、ISO感度設定などついていない私のデジカメでもノーストロボで綺麗な写真を撮ることが出来た。それでもシャッタースピードに限界があるので動きのある瞬間や手ブレもある。その中で数枚のうまい具合に撮れた写真をあとでタケヒロ君に送ってあげようと思っている。
無事ライブは終了。例によって打ち上げは「豚馬亭」で。残念ながら「楽音人」は電車の時間が来て帰ってしまった。参加メンツは出演者プラスかずを氏、私、かめ、そして盛岡期待の若手デュオ「A Lots」のヤストモ君とケンジ君である。「べり」を控えたかずを氏は今日も力が入り、熱い音楽論を語っていた。そしてまたまた恒例のセッションが!近くで飲んでいた三人の素人さんまで巻き込んで盛大なブルース即興大会だ。若いA Lotsも驚きながらもノリノリで歌い始めた。将来有望だぞ。素人の3人に「バカ野郎、歌えコノヤロウ」と云っていたかずを氏は後で「本当ゴメンナサイね〜」と、謝っていた(笑)。エンディ氏とタケヒロ氏は最後はダウンして横になっていた。出演者はやはり体力を消耗するのだろう。私はといえば、ほぼ最後まで付き合って帰宅した時間は午前3時半だ。もちろん、今日はこれからフラニーライブである・・・。
2004年7月10日(土)
いつのまにかすっかり夏である。こんな夏に冷房のない部屋で練習はツライ。今日はKW2U、宮澤の第二事務所で練習であったが、運良く二階の雀荘のおじさんがスペースを貸してくれ、涼しい中で練習出来た。
一旦家に帰り、8時過ぎに再び出かける。今日は金ヶ崎の「くらうん」でりぼかめ、白楽天のライブである。会場に入ると、暑い暑い。かめはメニューを団扇がわりにしてあおいでいた。昼間冷房の効いた雀荘で出なかった汗が一気に噴き出る。すでに盛岡の及川ひろゆきくんが演奏中であった。山崎まさよしのカバーやオリジナルを演奏した。彼の歌を初めて聴いたが、歌もギターも上手いのだが、もう一つハジケた印象がないのが残念だった。暑さのせいだろうか?二番手は白楽天。いつもKW2Uの真ん中で歌ってるデカい男のソロ活動用のネームである。暑さからギターのチューニングが合わず結構苦労していたようだ。曲は渋めの選曲。「Tears in Heaven」ではOHHOのすずくんがゲストで加わった。「What's Goin' on」は私の中で今ヒット中の曲で大変タイムリーだった。今日の使用ギターは借り物のオールドのギブソンJ-45。生音がとてもいい音だった。
続いては「ひよっこ」。ゆずを中心にカバーする女性デュオ。ハーモニーがキレイで、ギターがとても軽快なカッティングを見せていた。
ジョージさんがわざわざ見に来てくれた。暑い店内に汗ビッショリだが、こんな時にも丁寧な挨拶を欠かさない人だ。ジンジャーエールをガブ飲み。
そして本日のヘッドライナー、りぼかめである。アメワやフラニーでのセッション的なステージではおなじみであるが、単独ライブは初めてのこと。しかもお互い自分のバンドを抱え、仕事を持って・・・。なかなか練習に合わせる時間もなく大変だったろう。そんなことで期待のオリジナル新曲は未完とのことで聴くことはかなわなかったが、二人のよく通る透明な歌声を生かした曲の数々を楽しませてもらった。声質がよく合う二人なので、もっと練習を積んでいろんな曲をやって欲しいな、と思う反面、自バンドの活動もあるのであんまり頑張っても困る(?)との相反するギャップがある。それにしても「足跡」は名曲である。
白楽天にいわれていた通りベースを持って来ていたので、KW2Uで特別に「SWEET MARIA」を。そしてセッション。マスターやお客さんまでギターを持ち出してブルースを。ジョージさんは今日はピアノがない(残念)のでかめのジャンベを叩いていた(しかもソロまで披露)。及川ひろゆきくんは素晴らしいギタープレイを披露していた。彼も結構ブルース好きのようだ。あるお客さんは「ブルース最高、最高」と大変盛り上がっていた。実はフラニーではこれ以上の盛り上がりがあるので是非来てもらいたいと思ったものだ。最後に私のリクエストでリボルバーの「帰り道」を。サビは全員で合唱。ラストの倍テンポでは手拍子が。ベースを弾き、歌い、楽しかった。
2004年7月5日(月)「七夕コンサート」3日目
コンサートも無事に終わり、本日は月曜日。街はすっかり平日に戻り慌ただしい中、休みをとって来たヤンガー宿泊組はゆったりとした朝を迎えた。こんな時に入る朝風呂は格別である。風呂には主催のJABAの代表でローグスのリーダー、伊波さんがいた。いうまでもなくこのコンサートのトップの方である。ヤンガーでは一介のベーシストにすぎない私でも出演3回目ともなるとトップの方ともかなり親しく会話出来るようになった。全裸(笑)で長々と昨日のコンサートの感想や思いなど語り合った。
そんな伊波さんのオススメもあって、今回の観光は「六本木ヒルズ」ということとなった。バスがヒルズの駐車場に停めることが出来ずに(つくづく、都心の駐車事情は悪い)しばらく迷走。結果的に麻布の某会館にタダで停めることが出来た。私も含め、ヤンガーの面々は皆ヒルズ初体験。ヒルズとはあの森ビルの有名なタワーだけではなく、その一帯だということを初めて知る。しかもあのタワーは殆どが観光とは無縁のオフィスビルなのだ。当たり前の事なのだが。しばらく周辺をウロウロしながらなんとかメインゲート(例の回転ドアの)に到着。しばらく自由行動とすることにした。
一行は二つのグループに別れて行動することになった。うっかり私はコンマスやY氏などの「モクモクグループ」に入ってしまった。これが失敗だった。この人たちは何分かおきにタバコを吸いたがり、その都度モクモク休憩。昼食も喫煙可のレストランを探す始末(結局なかった)。この休憩に時間がとられ、展望台に行くことが出来なかった。唯一の収穫はテレビ朝日に行きお土産を買えた。前回行ったフジテレビほど充実はしてなかったが、ロビーにある「南くんの恋人〜深田恭子と写真を撮ろう」コーナーで写真を撮った。ミーハーなヤンガーたち(特にマイルスと私)は大喜び。
短い観光を終え、帰路に。バスは都心を走る。普段東京に住んでても国会議事堂の前なんて必要もないので通らないものだ。珍しいので写真を一枚。再び首都高速に乗る。隅田川近くの有名な「金色のウンチ」(実はアサヒビールの本社社屋)も撮る。都会は楽しいなあ。あと一週間ぐらい遊んでいたいものだ。それにしても丁度この時期に仕事が一区切りついて休みがとれて幸運だった。一週間前までは死にそうな忙しさだったし、来週からまた忙しくなる模様だ。
岩手に着くころにはとうに陽もくれて夜となってしまった、水沢、北上でそれぞれメンバーを降ろし、最終的にまなび学園に到着したのはPM10:30であった。往復のバスをすべて運転した新バンマスの鎌ちゃんは本当にお疲れさま。それにしても実に濃く楽しい3日間であった。また明日から日常に戻る。次にまたこの「祭り」にヤンガーが参加するのは再来年である。(終了〜)
2004年7月4日(日)「七夕コンサート」2日目
一夜明け今日は「七夕コンサート」本番の日である。その前に会場&宿泊先の「川崎市民プラザ」を紹介。川崎市宮前区、郊外の住宅地にあるこの他目的施設はホールや会議室、プール、レストラン、そして宿泊施設を備えている。つまり我々のような遠距離から来る人間にとっては宿泊先との移動が省けてとても効率的。隣接する巨大なゴミ処理場の廃熱を利用した温泉もある。
中に入ってすぐのホールはガラス張りの天井から明るい採光が差し込み室内にもかかわらず樹木が植えられ、半屋外のような心地よいスペースだ。昨日開催された七夕まつりの飾りもとてもいい雰囲気だ。フリーコンサートなので、毎年全国のビッグバンドファン、そして近隣の住民にも熱烈なファンがおり、会場は多くのジャズファンとプール帰りの家族でいっぱいになる。収益を目的とせず、全国のジャズ仲間、地元の人たちと楽しい一時を共有出来る、とても素晴らしいイベントである。
午前中はバンドクリニック。プロミュージシャンが指導するクリニックが3部屋に別れ行われた。いろいろ移動しながら見学。楽しい中にも勉強となる。そして午後1時いよいよ「七夕コンサート」が開演となる。主に都連盟という東京都内のバンドが出演してくる中、なんと花巻リズムヤンガーはこのコンサートのアマチュアバンドでのトリを努めることになっている。これは大変なことだ。今回はビッグバンド・オブ・ローグスのパーカッションの皆さん、そして仙台はジャイブ・ユニティのピアニスト片倉さんをゲストに迎えている。長くなるので、詳しい演奏内容はリズムヤンガーのHPにいずれ書こうと思っている。演奏内容は、やはりエンディングの「Oleo」にやや問題を残すものの、なかなかのものだったんではないだろうか。今年で3回目の出演、1回目はご祝儀で、2回目はエリック氏の客演でかなり盛り上がった。それに比べ今回の盛り上がりはもうひとつ、という感もあったが、長く続ける、というのはそういうことなのかもしれない。いずれにせよ、多くのお客様の前で楽しく演奏が出来た。
演奏を終え、プロバンドのステージが始まった。楽器の多い私はいつも撤収が最後になってしまう。ようやく落ち着いて着替えもすませ、喉をうるおしに自販機に行くと「リズムヤンガーのベースの方ですよね」と声が。東京の某バンドのベーシストの方であった(前日の飲み会に出てなかったので初めて話す方である)。とても良かったとのお褒めの言葉をいただいた。衣装を着替えた後だったんで、顔を覚えてて声をかけてくれたのだろう。とても嬉しいことだ。その後同じ東北勢である福島のニューアートサウンズのベーシスト佐藤さんとも旧交を温めた。このコンサートは本当にいろんな出逢いがある。
ヤンガーのOBであり現在川崎市在住である小野さん夫妻も「七夕コンサート」には毎回必ず応援に来てくれる。片倉さん、JIKの妹も交えて記念撮影。今回東京在住の私の友人たちは、運悪くイギリス在住の同じバンド仲間が帰って来た歓迎会が同日なため、応援に来られなかった。電話がかかり、来れない詫びを受け、これから渋谷まで飲みに来ないかとの誘いが。行きたい気持ちは山々ではあったが、やはり今日は苦楽をともにしている仲間たちと祝いたい気持ちだったので断念。いつもの蕎麦屋で乾杯し、部屋で遅くなるまで今日のビデオを見つつ宴会が続いた。(3日目へつづく)
2004年7月3日(土)「七夕コンサート」1日目
さて、花巻リズムヤンガー、2年ぶりの「七夕コンサート」に向けて3日間の旅の始まりである。「七夕コンサート」とは、神奈川県川崎市にある「川崎市民プラザ」においてJABA(日本ビッグバンド連盟)主催の元に毎年開催されているコンサートである。関東地方の有名バンド、そして地方の強豪バンドが集い、さらにプロバンドの出演、クリニック、交流会など盛り沢山の内容である。諸事情によりヤンガーは隔年参加の方針をとっており、今年は2年ぶり、3度目のライブとなる。
全国のバンドとの競演を控え、メンバーにも緊張と興奮が・・・あったと思うのだが、とりあえずバス旅行(楽器が沢山あるので)なので楽し気なムードで出発。PAではソフトを食い、早くも帰りのお土産を物色。車中ではアルコールを摂取するうちマイルスがポケトラを持ち出してセッションを開始。「沢田さんもベース出して!」無理だよ〜。オレのエレベは一番奥にある。
田園風景やいくつかの山々を通り抜け、外の風景は段々と都会の色を帯びて来た。私にとってはなぜかワクワクとする瞬間だ。大学入学、就職、と東京で16年生活した私にとって、東京はいうまでもなく第2の故郷だ。不思議なことにかつて東京から岩手に帰省する瞬間に感じたワクワク感を、今度は東京に行く時に持つようになってしまったのだ。そういえば東京に居た時には「北の国から」を見てすごく感動したものだが、岩手に帰って見るとそれほどでもないことに気がついた。「ああ、あれは都会に住む人に贈られたドラマなのだな」と納得したものだ。
バスは首都高速を走り、隅田川を真横に見る。この川原はちょうどあの「金八先生」のロケが行われるところである。第一シリーズからの「金八」ファンである私にとって、かなり憧れの場所なのだ。何年か前所用で東京に来た時にわざわざ時間を割いて遊びに行ったものだ。足立区千住、雄大な隅田川、そして下町、高層マンションや首都高速という、大自然と情緒、都会が融合した不思議な街だ。
バスはさらに西へ。レインボーブリッジを渡る。絶景だ。写真は失敗したが、あの橋から見える都会の光景はどこか神々しささえ感じさせるものがある。人が沢山いる、そういうイメージが好きだ。見も知らない人たち、家族、いろいろな数え切れない思いが都会に渦巻いている。それをある意味「魔都」と受け取る人もいるかもしれないが、私にとって東京は際限のない「夢」の街だ。
夕方過ぎに会場に到着。楽器や荷物を下ろし、部屋で少しくつろぎ夕食。その後は地元「ビッグバンド・オブ・ローグス」の練習を見学、今回はローグスのパーカッション隊の方々にゲスト出演を依頼していたので、練習時間を少々拝借してリハ、打ち合わせをさせてもらった。
その後は明日出演のバンドの主なメンバー(ヤンガー泊まり組は全員)で交流会を。楽しい瞬間だ。私は2年前に相部屋でお世話になったマンデイ・ナイトの長島さん、青木さんに挨拶。各バンドのベーシストの方々とも交流を深めた。ウッドベースの話、ピックアップの話、アンプの話、そしてジャズ、練習、etc...日頃得られない貴重な情報も得られる。それにしても東京を横断、1千万人の見知らぬ人たちの横を走り抜け、そうしてここでわずか数十人の人たちと知り合いになる。我々はとてつもなく大きな世界の中で、偶然、必然を通して出逢った貴重な仲間なのだなあ、と思った。(2日目へつづく)