7月のヤンガー日記


7月27日(日)

 かめ嬢のリクエストで、katsu with 2Uのメンバーで日頃お世話(?)になっている尚子が参加している「みなみ吹奏楽団」のコンクールでの演奏を観に行った。演奏は終盤の3分ぐらいしか聴けなかったが、素晴らしい演奏だった・・・と思う。「と思う」というのは非常に興奮していて演奏が耳に入らなかったのだ。その理由は入り口を強行突破!(超タブー)したからだ。係の女の子には悪いことをした。「娘が出るんで!」と超ウソをつき頭を下げながら無理矢理入ってしまった。・・・娘って、いくらオレと尚子の年が離れているからって大きすぎやしないか?演奏終了後その子には丁重に謝った。笑って許してくれた。良かった。ロビーで尚子、菊池、渡邊に会った。渡邊に「正直、演奏どうでした?」と聞かれたが、こちらとしても正直、答えようがなかった。スマン。夜、尚子からメールが入った。県大会1位通過したという。おお、東北大会か!おめでとう!ただ、おかげで彼らは9月までまた忙しくなるみたいだ。ヤンガーとしてもKW2Uとしても複雑なところでもある。

 夕方からはヤンガーの練習。録音会終了で一段落したものの、これからが本番。夏のイベントに向けて息が抜けなくなってくる。まずは8月16日の「賢治生誕祭」。そこでヤンガーはこの日記でもたびたび出て来る矢沢中学校吹奏楽部と共演するのだ。それ用に曲を二曲用意した。まずはあのアントニオ猪木のテーマ「燃える闘魂」だ。アハハ。楽しいぞ!もう一曲はラテンメドレーで「マンボ・マンボ・マンボ」。デモ曲を聴いてみた。こ、これが・・・ムズイ、速い。っていうかエリックじゃん?こんなの出来るのって世界。まずはまた来週練習ということで軽く合わせたのみだった。最後の写真はコンマスに怒られているオレ・・・じゃなくて「コーナーポケット」のメロ直前にピアノとコードがぶつかる部分を指摘されているところだ。ま、怒られているようなもんでもあるが。あまりこういう写真は撮らないように、キッシー。

   


7月26日(土)

 午前中は矢沢中学校に行った。今日はいよいよ吹奏楽コンクールの岩手県大会だ。本番は丁度ライブのリハと時間がダブっているので見に行けないので、午前中に激励だけでも、と思ったのだ。いつもとは違って体育館で本番さながらのリハーサルを行っていた。堂々とした素晴らしい演奏だった。きっと今大会でもいい成績をおさめるに違い無い。去年の定期演奏会で御一緒した盛岡のH先生がいたのでご挨拶した。そういえば二次会、三次会で超盛り上がったことを思い出した。最後にユカ先生に講評を求められた。あまり気のきいたことがいえずにちょっと悔やまれた。H先生といえば、さすが職業柄いいことをしゃべってたな。こんな時に我々が発する一言も生徒たちのポテンシャルをあげる重要事項になるのかもな、とひとつ教訓を得た。県大会の結果は金賞であった。素晴らしい!残念ながら東北大会行きは逃したらしいが。何とライブの真っ最中にそれを知らせる電話がユカ先生からかかって来た。嬉しい結果ではあったが、やっぱりステージ中は電源切っておこう・・・。

 午後からはkatsu with 2Uの本日のフラニーカフェ・ライブのための最終リハーサル。今回はJAライブの練習にも時間が大いにかかったので、フラニーライブのための曲が消化不良ぎみ、よっていつもはやらない当日練習を余儀無くされた。3人だけで打ち合わせを含めた練習を4時すぎに終了、会場のフラニーに搬入を開始。サポートの鎌田、小川氏もやって来た。練習の甲斐あってか、完璧とはいえないまでもなかなかの演奏が出来た。なかなかというのは微妙な表現だが、とりあえず自分で楽しめた、ということである。自分で楽しめない演奏は最悪だ。初めての試みに心配していた「風になりたい」のパーカッション演奏もうまくいった。お客さんにも楽しんでいただけたようで嬉しい限りだ。3月からこのライブに参加し、最初は友人や音楽仲間に声をかけて観に来てもらっていたが、だんだん少しづつ外部ステージで我々の音楽に接し、ライブに来てくれるお客さんも出て来た。そんな方々の期待を裏切らないよう、頑張って行きたいと思った。

 いつも通り、打ち上げはとても楽しい。今回尚子がみなみ吹奏楽団の明日の県大会の関係で参加出来なかったのが残念だ。よって第3部の「かめなお」ステージも今回はお休み。かめ嬢の実家から取り寄せてもらった地酒「しぼったまんま」を飲んだ。うまかった。一杯しか飲まなかったが、日本酒に弱い私はそれだけでテキメンに酔ってしまった。katsu氏は3分の1ぐらい飲んだらしい。フラフラになって家に帰って風呂にも入らずに寝たが、翌日はスッキリしていた。二日酔いがないのは名酒の証しだと思った。

   


7月20日(日)

 今日はkatsu with 2UとしてJAライブに出演の日。8時30分現地集合。盛岡から来るかめ嬢と平泉から来る小川氏は誠にご苦労様である。会場に入り出演7バンドが逆リハ形式でリハーサルを順に開始する。ところでkatsu with 2Uはフラニーカフェでのライブではじまったバンドである。小さいお店でのライブは何回も行って来たが、これだけのデカい会場は初めての試みである。はたして我々のようなアットホームを売りにしてきたアコースティックな編成のバンドがこんな大会場で通用するのだろうか?

 いよいよ本番。本格的なPAと照明が実に心地良い。メンバーの調子も良いようだ。宮澤も亀井も大会場の雰囲気に臆せず思いきり歌っている。ドラムなしの編成だが鎌ちゃんのパーカッションはある意味ドラムよりも頼りになる存在であり、また曲を盛り上げる様々なイフェクト(効果音)は見事である。小川氏も2段重ねのキーボードを使用し、ピアノとストリングスのぶ厚いサウンドを産み出す。さすがのマルチキーボーディストぶりだ。こんな二人の演奏をフューチャーして、かめ嬢が歌う「愛は花、君はその種子」はこの日の白眉な出来となった。

 演奏の評判はなかなか上々だったようだ。知り合いのお客さん以外からもお誉めの言葉をいただいたりもした。なかなかバンド冥利につきるものがある。出演した他の6バンドもビジュアル系から正当派ハードロック、Jポップなど、多ジャンルにわたり、お客さんにも飽きのこないプログラムだったらしく、観客の絶える時がなかったようである。主催者側であり、出演者でもあるJAの佐藤さん、瀬川くんも例年以上の盛り上がりに大変満足していたようだった。

 演奏、撤収を終え、打ち上げに参加。他のバンドのメンバーとも交流し、大いに盛り上がる。特に同じアコースティックバンドであるOHHOのメンバーとは、先月ライブからの付き合いだったので、仲良くさせていただいた。次回是非ジョイントしようなどの話も出た。家の法事の関係で早く帰らなくてはならず残念だったが、非常に有意義な一日となった。同じく法事の関係でヤンガーの練習は欠席した。今週はヤンガー記事のない「ヤンガー日記」となってしまい申し訳ない。

     


7月19日(土)

 一週間仕事が忙しく、帰宅は午前様という状態が続いた。朝9時に矢沢中学校に行く予定だったが超爆睡、鎌田氏からの電話で目を覚ます。「沢田さん、寝てだんでしょ?」すぐに事態に気がつき、「お、おう、今出るどごだ〜」と半分寝ぼけながらとりつくろう。案の定、学校に行くと鎌ちゃんとユカ先生は大爆笑だった。「ぜったい寝でだって」。合奏までの間コントラバスの拓くんに指導。今回の県大会は弓を使うことになった。実はベースではクラシックの経験のない私は弓の使い方がわからず、拓くんに半分教えを乞いながら(逆じゃねえか)の変な指導をする。こんなことで大丈夫なのだろうか?幸いにも拓くんは妙に淡々としながらも度胸のすわったタイプらしく出来たり出来なかったりしながらも、なかなか堂々の演奏をする。将来大物になるかもしれない。この日は鎌ちゃんが金管、盛岡の田中先生が木管の指導をした。田中先生はクラリネットを吹かせては県下でも名高い演奏家であり、指導者である。今日も生徒に見事な指導をした。が、実は彼は花巻北高校吹奏楽部で私とユカ先生の1年下、バリバリの後輩であるので、オレも調子にのって「タナカ〜元気?」とかエラそうにしてる。何しろ彼が花中の野球部あがりながら高校に入って「クラリネット吹きたいんです」と部室にやってきた頃からの付き合いである。高校から楽器を始めても、努力次第でこんなすごいプレイヤーになれるんだ、ということを生徒に教えてあげたかったが、時間がなかったので合奏途中で引き上げる。残念。

 午後からは明日のJAライブに向けてのkatsu with 2Uのリハーサルだ。最初は3人でベーシックな部分を練習。今回は正式に鎌ちゃん、小川氏にサポートを依頼、彼らが合流し本格的なリハを行った。パーカッション、キーボードが入るとアコースティックバンドとはいえ、かなり音の厚いゴージャスな演奏となる。それにしても今日の少ない時間のリハだけで大丈夫なのか?なにしろ翌週のフラニーライブの練習も兼ねているからだ。尚子も交えてパーカッションの練習をした。

 ライブの仕込み、搬入があるので練習は早々に切り上げざるを得なかった。JAのホールに楽器を運んだ。当日練習を入れた我々が到着する前に仕込みは殆ど済んでいた。誠に申し訳ない。搬入後、メシでも食おうと「ふくふく亭」へ。とんかつを食いながら、あまり明日のライブとは関係のない話で盛り上がる。お店の可愛いウェイトレスの女の子を小川氏が気に入り大暴走だった。キーボードプレイと同様に私生活での彼の熱い一面を垣間見た気がした(?)。

 その後メンバーは各々帰路についたが私は鎌ちゃんとともに夜の街へ。明日ライブなのにいいんだろうか?たまたま私が友人たちといく店と彼が消防で行く店が同じだったことから「K」という店に。案の定友人のノブちゃんがいた。明日のライブに誘ったら来るという。店の女の子、イクちゃんも見に来るそうだ。これだけでも飲みに行ったかいがあった。しかし今日は丸一日鎌ちゃんと一緒だったな。

      


7月13日(日)

 今日はヤンガーの公開録音会だ。午前9時、文化会館中ホール集合。早〜。今回は会館側のミキサーが都合で使えず、ジェローム氏のDATでの録音である。いつもはライン録音なので綿密なセッティングと打ち合わせが必要なのだが、幸か不幸かおかげで仕込みは大変楽だった。まだ全員揃ってはいないがリハを開始する。コンマスからベースの音をもっと固く、の指示。こういう会場で録音する場合にベースは管楽器に埋もれてしまうため、かなりトレブルを上げなければならない。しかし、ウッドベースらしさを保つために、あまりギンギラのサウンドにもしたくない・・・難しいところだ。

 昼食後、メンバーも皆揃いPM3:00から開始。公開録音会といいつつも特に集客を目的としたわけではないのだが、たまたま隣の大ホールに来ていたお客さんが結構流れて来た。曲はボーカル曲を4曲、ベイシーを1曲、メセニーを1曲、GRPを2曲。特に最後の2曲は難易度超Aクラス。とりあえず何とか通った、っていう感じ。・・・完成度としては疑問が残ったが、毎年このイベントを境にヤンガーは始動する。この夏の活動に向けての指針となるための演奏である。今シーズンも頑張るぞとのムードが湧き出て来る。

 6時前ぐらいに録音終了。早速撤収にかかる。私はウッド、エレキの2本のベースにアンプ、ミキサー等小物、それにリズムセクションで管理しているボーカル用PA一式があるので殺人的な運搬量だ。とても車に一回では積みきれずに、楽器を残し第一回撤収。会館に戻って来たら、入り口前に若手が待っていた。聞けば、会館は時間が終了し、オレの楽器を残して施錠されそうになったので外に運んで待っていたとのこと。危なかった。打ち上げに誘われたが、次の予定のため撤収。ちなみに本日は搬入、撤収などで家と会館をなんと5往復もした。

 そういえば先週は仕事が超忙しく、帰宅は毎日12時前後。昨日も今日もゆっくり休む暇もなかった。それでも夜はkatsu with 2Uのメンバーである宮澤と亀井が参加する水沢のバンド、WHITE SPIDERのライブを観に出かける。このバンドのリーダーはキーボード小川氏。2Uのライブではいつも駆け付けて手伝ってもらっている。そんな彼にお礼の意味も込めて今日は応援に行った。バンドは小川氏のシーケンサーを中核に備えた編成で、ドラム、ベースはいない。シーケンスに合わせるという作業をバンドが良くこなしていたのは彼の力量によるものだろう。宮澤、亀井もいつもとは違うロックっぽい歌声を聴かせていた。昔良く聴いた曲なんかをやっていてとても懐かしかった。

   


7月12日(土)

 私の趣味のひとつにサバイバルゲームというのがあるのを知っている人は少ないかと思う。いわゆるトイガンを使った戦争ごっこである。昨年の秋ぐらいから会社の仲間と始めたのだが、ここ最近は忙しくてゲームに参加できずに、引退の危機にさらされていた。今日は半年ぶりのゲーム。しかし私ぐらいの年齢になるとゴルフとか釣りとかが多いと思うのだが・・・サバゲとは我ながら可笑しい。戦争は反対だが、野山でBB弾を発砲するのは爽快だ(ちなみにバイオ弾、土に溶ける)。雨後のため予定のフィールドが水没して使えず、移動後はかなり時間がなくなり、1ゲームしか参加出来なかった。林の中に潜むのはかなり体力を消耗するが、ポテンシャルを発揮し、何とか2人Hit(実際は1人だったらしいが)。もう時間もないし特攻しようと動いたところを後輩からHitされる。午後から練習があるので早々に撤退(?)する。

午後はkatsu with 2Uの練習。次回ライブには「風になりたい」を選曲。パーカッション軍団を結成して賑やかにやろうとの目論み。このために盛岡のドラマーGOMAさんにサンバパーカッションをお借りして来た。ライブではいつもサポートしてくれる鎌ちゃんにパーカッションの指導をお願いする。慣れない楽器に皆とまどいながらも少しだが形になって来る。尚子もやって来て、「これがいい」とスルドー(釣り下げて叩くデカイ太鼓)を叩く。なんかオレよりもセンスがあるみたいだ。悔しい・・・。それにしても夏の時期にこの曲はピッタリだ。上手い演奏は出来ないかも知れないが、楽しさの伝わる演奏が出来ればと思う。

    


7月6日(日)

 今日は吹奏楽コンクールの中央地区大会が花巻市の文化会館で行われた。昨年から交流のある矢沢中学校の応援に行く。先日コントラバスを教えた拓くんが、「ずいぶん上手くなったよ」とユカ先生から電話ももらっていたので。大ホールで鑑賞。中学生の上達するスピードは、我々大人の想像を遥かに超えている。2週間前の演奏とは段違いの迫力あるアンサンブルになっていた。演奏が終わり、子供達に「御苦労さま」と声をかける。昨年からのつきあいのせいか、上級生の子たちは気軽に挨拶や会話をして来るのでオジさんもなんかうれしい。あゆみちゃんと未来ちゃんをデジカメで撮影してあげる。階段前で記念写真も撮った。夕方ユカ先生から電話が来て、無事地区予選を金賞で通過したそうだ。おめでとう。次は県大会。8月には童話村でヤンガーとも共演する予定。

 午後はkatsu with 2Uの練習。なはんプラザの音楽室を予約してある。今日はkatsu氏が所用で来られないとのことで、私とかめ嬢だけでの練習となる。二人で出来る練習は限られているので、彼女のソロ用の曲の練習とフラニーカフェ前で行う宵宮用の練習にしぼる。・・・が、かめ嬢は二度寝(?)で大遅刻。写真は管理人に怒られて平謝りするかめ嬢。まあ「なはん」は午後いっぱいおさえていたんで時間は充分あったんでオッケーだが。宵宮用のナンバーはまだ全部決まっていない。

 夜はヤンガーの練習。我ながら忙しい一日だな。先週に引き続き、七夕&コンクールの関係でTpパートが全滅。Tpはヤンガーの花形的セクションだが、さすがにこれで来週の録音会大丈夫か?の声も・・・。練習は録音会に向けての曲に終止。東和町からまたサイモンが遊びに来てくれた。ボーカル曲の時に「ベース弾かないか?」と声をかけたが、「今日は真面目に演ってるみたいだからイイです」だって。気配りのきいた米国人だ。っていうか、毎回真面目にやってるんだよ!とツッコんだ。しょうがないのでキッシー嬢と3人で記念撮影。また遊びに来てください。