2.殿が参加しているアルバム紹介(私が知っている限り、いや、持っている限りで)


                        
 殿の参加している全てのアルバム紹介をしたいのですが(また、するのがこのようなホームページを作る者の義務のように思われますが)、そのような細かい作業は、きっと誰かがやっていらっしゃる(←オイオイ人まかせかよ)と思うのでここでは私が購入した範囲で紹介したいと思います。


TYGERS OF PANTANG 



 私が持っているのは、「NWOBHM貴重盤コレクション」で、伊藤政則氏の呼びかけでCD化されたもので、フィルライノットと共作したシングル”Please Don't Leave Me”に、TOP時代のシングルを抱き合わせたもののよう。"Please〜"のオリジナルが聞けることが何よりのこのCDの目玉となっている。


THIN LIZZY


"THUNDER AND LIGHTNING"

 シングルの共作で、ジョンのThin Lizzyの加入は決定的になる。そして、Thin Lizzyにとって、最後のスタジオ盤になったTHUNDERANDLIGHTNINGで、収録曲のほとんどがすでに完成していたということで、"Cold Sweat"だけ、ジョンは作曲に関わった。
 しかし、私がこのアルバムを聴く度に疑問に思うのは、
本当にジョンが作曲に関わったのは、"Cold Sweat"だけだったのだろうかということである。なぜなら1曲目の"Thunder And Lightning"から非常にヘヴィな曲だからである。今までのThin Lizzyの作風からは考えられないような曲であると思う。またこの曲だけに限らず、アルバム全体をとうして、これぞヘヴィーメタル、と感じずにはいられない出来である。
 よく新しいメンバーが加入したことによって良くなった、悪くなったという話をよく目にするが、このアルバムにおいてはそのような次元では決着がつかないようにも思われる。


"LIFE"

 T.Lizzyの解散コンサートを収録したライブ盤。ジョンがどの曲で弾いているのかはよくわからない(;_;)。"THUNDER AND LIGHTNING"の曲は弾いているんだろうけど・・・・・・。
 そういえば、このアルバムのブックレットの写真で、ジョンが
ゲイリームーアとならんで嬉しそうにギターを弾いている。共演が実現してよかったね、ジョン。


WHITE SNAKE


"WHITE SNAKE"

 ジョンがデイビットカバーデイルと組んで作って大ヒットしたアルバム。この前に"SLIDE IT IN−america version"があるらしいが、持ってないから省く。
 私はこのアルバムを買う前にベスト盤を買った
。個人的にはベストアルバムは買うべきではないと思っているが、やはり手を出してしまうのがベスト盤なのである。ああ、おそろしい。
 私の記憶が確かなら、ジョンのギターを聴いたのはこのベスト盤の1曲目、"Still Of The Night"ではなかったろうか(しかも
レンタル)。この曲のインパクトがあまりにも強かったからこそ、某ギター誌で紹介されていた"OUT OF MY TREE"を買ったはずなのである。ま、とにかく私の人生を狂わせたのである。


BLUE MURDER


"BLUE MURDER"

 カバーデイルと仲が悪くなってホワイトスネイクを脱退し、自己のバンド、ブルーマーダーを結成する。メンバーが凄かったため、前評判がものすごく高く、BURRN!誌のレビューでも高得点を得て、絶賛されている。"Riot","Jelly Roll","Billy"などはライブでも定番。私は9曲目に入っている"Black Hearted Woman"が好きなのだが、ライブで演奏されたことはあるのだろうか?


"NOTHIN' BUT TROUBLE"

 1stから約4年ものブランクをあけて発表された2nd。4年ブランクをあけたことを事あるごとに指摘されているが、そんなことどうでも良いじゃないと思うのだが。
 そういえば"Dance"のシングルが存在していたらしいが、いまだに
見たことがない。欲しいなぁ。
 1st,2ndから何がシングルカットされたかは不明なので割愛。


"SCREAMING BLUE MURDER-DEDICATED TO PHILL LYNOTT"

 BURRN!誌のF氏によってぼろくそに酷評されたライブ盤(苦笑)。ちなみにジョンの作品の中で私が最も愛する一枚でもある。確かにF氏のいうことは当たっている。当たっているだけに身も蓋もない。だから5曲目、8曲目、10曲目しか聴かないの。名曲を素晴らしい形で収録した、名盤中の名盤である(大絶賛)
 ちなみにこのアルバムが発売された当初は、
初回限定としてピック(注:ギターの弦をはじく小さな三角形状のプラスチック板のようなもの)が同封されていたらしい。いいなぁ、ほしいなぁ(廉価盤を買った)。


SYKES


"OUT OF MY TREE"

 
「BLUE MURDERの名前はもうアメリカじゃ通用しないんだ。」という理由でバンド名をサイクスに変えて2年ぶりにアルバムを発表(オイオイ、ていうかHAREM SCAREMも同じことして失敗してるじゃねぇかよっ)。かつてからのジョンのファンがこのアルバムを聴いて感じたことを私はまったく感じずに、「ああ、これがジョンサイクスそのものなんやね。」と感慨にふけっていたものである(今思えば、ブルーマーダーの2ndのジャケットを見たときもうすでに、あれっ?と思っていたファンの方もいたのだろうか?)。
 私は実家が富山なのだが、当時富山のFM局の洋楽ランキングに9曲目に収録されている"If You Ever Need Love"がランキング入りしていたのを見て、
「ああ、こんな田舎にもジョンを愛する人達がいるのねと感慨に・・・・・・てもういいか。ま、とにかく富山県にもジョンを愛する人は多いのである(富山県在住の殿ファンの方、ぜひメール下さい♪)。


"I DON'T WANNA LIVE MY LIFE LIKE YOU"

 "OUT OF MY TREE"からのシングルカット。パンキッシュで非常にガッツィーな名曲


"20TH CENTURY"

 現時点での殿の最新アルバム。これまでのアルバムの中で一番エネルギシュな作りであり、これまでで一番演奏がラフという凄いアルバム(暴言)。


SOLO


"LOVE LAND"

 私はジョンの書くバラードが大好きである。バラードにおけるジョンの歌声は切なく、ギターソロは泣きまくるのである。だからジョンの行く道は、ブルーマーダーの1stのような方向ではなくポップミュージシャンであると、なかなか反体制的な考えを持っていた。するとやってくれたじゃない。全曲バラードのバラード集。何よりジャケットが美しい
 
余談であるが、そのジャケットがプリントされたTシャツが今年のライブ会場で、マーチャンダイズとして販売されていたが、それを見た女性ファン(結構ベテラン ((((((^_^;))がキャーキャー言っていたのは、印象的であった(別に文句はない)。




 さて、他にも海賊盤が多数(?、見た感じホワイトスネイク時代のものが多いようだけれど)あるらしいが、そこまでマニアではないので割愛。あと、12月16日に殿のベストアルバムが出たけど、既発曲ばっかりなので、コメントは無し(強いて言えば、既発曲しか収録していないということか、でも3種類のジャケットがついてるらしい)。



 以上、私の持っている限りで発表順に紹介してきた訳だが、「全然紹介になっとらんやないけ!」とのご不満も多いことと思うが、細かい紹介は次の機会に譲らさせていただきたいと思う。