愛すべきもの

『愛すべきもの』





それは人によってさまざまであろう





また愛の度合いもさまざまである





例えば「そのもののためなら命すらおしくない!」ぐらいの究極の愛





またジャイアンの名言でもある「心の友よ!」ぐらいの軽い愛





愛するということは幅広く適応される





今回は後者である比較的軽い愛について語る





さらに今回は喫煙所という限定された場所にしぼる








愛すべきもの 其の一  :  自虐的メキシカンボクサー風の外人3人組



タバコはいわば麻薬





体によくないことは周知の事実





喫煙家もそのことについては十分に理解している





だがわかっちゃいるけどやめられない!





喫煙家にもいろいろなタイプがいる





やめられないことを悟り、比較的軽いタバコへと移行する者





やめられないことを悟り、吸いやすいタバコへと移行する者





やめられないことを悟り、ポリシーを貫き一つの銘柄を吸い続ける者





やめられないことを悟り、さらなる高みをめざしヘビーなタバコを求める者





だいたいこの4つではないであろうか





一般的にみると最後の者はイタイ部類に属する





だが喫煙家の中では英雄の部類に属する





このメキシカンボクサー風の外人3人組まさに英雄だった!





彼らの吸っているタバコ、それは経験上日本で一番キツイタバコの約2倍はキツイ





そんなタバコをごく自然に吸う姿はカッコイイの一言につきる





これだけでも愛すべきものであるが彼らの発した一言で俺の愛は決定した





ある日本の野郎が彼らのタバコに興味をもち会話をはじめた





野郎「(タバコを指さしながら)ヘビー?」





外人「(にやっとしながら)ベリーヘビー!









愛すべきもの 其の弐  :  意外な発言をするかわいい女



喫煙所には俺以外に野郎、エロおっちゃん、かわいい女がいた





彼らは同じ部署なのか親しげに喫煙していた





おっちゃんと女はタバコを吸っていたが、野郎だけは吸ってはいなかった





そんな状況下で次のような会話が行われた






おっちゃん「なんやおまえはタバコ吸わんのか?」





野郎「タバコは小学校でやめました♪」





おっちゃん「はやいがな!・・で、今はタバコにかわっておっぱいばっかり吸ってるやろ!」





野郎「え!?バレました?(笑)今では風俗三昧ですわ」





おっちゃん&野郎「はははははは」





次に女が発した一言で俺の愛は決定した







女「しぶいねぇ〜









愛すべきもの 其の参  :  ジュースと野郎



喫煙所にはジュースの自動販売機もある





紙コップの自販であり、結構安い





70〜100円が相場である





俺が吸っていると野郎3人組がやってきた





そのうちの二人はジュースを飲みながらタバコを吸いだした





もう一人はただ会話をするだけ





3分後に野郎が言い出した






野郎1「お前タバコ吸わんのになんでここきたん?(笑)」





野郎2「俺もわからんわ(笑)」





野郎3「ジュースでも飲んだら?」





野郎2「そやな」






そう言いながら野郎2は自販を眺めだした





次に野郎2が発した一言で俺の愛は決定した








野郎2「(値段をみて)手がでねぇ・・・








たぶん愛すべきものは周りにたくさんあるはずです





みなさんも見つけてみては・・・・