老人M
モーニング娘。をいったい何人言えるだろうか




正直、半分言えるぐらいがボーダーラインだと思う




私もそのボーダーラインの前後ぐらいであろう




ぶっちゃけ、興味がない




所詮はアイドル




所詮はオーディション落ちの集まり




いずれ 解散→ピン→売れなくなる→ひっそりと引退 というゴールデンコースを歩むであろう




もしくは 解散→ピン→売れなくなる→ヌード写真集発売(最後のあがき)→引退




特別かわいいわけでもなく、歌がうまいわけでもない




そんな集団に興味をもてというほうが無理である




さらに人数の変動も激しい




故にメンバーの半分も名前をいえるぐらいが基準となるであろう




全員の名前を言える輩がいれば、そいつは間違いなくマニア!




私の周りにそんな輩などいるはずがない




しかしその考えを覆すあり




その輩、御年82才




たぶんマニア界でも最高年齢であろう




実はその輩、我が祖母




大正、昭和、平成と生き抜いてきた猛者




私はばあちゃんっ子で、たぶん一番家族の中で親しい




そんな私でも祖母にそんな一面があろうとは最近まで知らなかった




それは私が法事のために実家にもどったときに起こった





故郷の街につく3つぐらい手前の駅にて乗り換えのため待つ




そこで気づいたのだが明らかに今住んでいるところと比べ雰囲気が違う




今住んでいるところ「上品」「おとなしい」という言葉が似合うところである




しかし我が故郷「下品」「さわがしい」という言葉が似合う




良い意味でいうと、ネタの宝庫




あるおばちゃんは公園にあるような噴水型のウォータークーラーで水をのもうとしていた




しかし勢いよく回しすぎたのか水が飛び出した




そのときのリアクション、まさに神業




言葉ではうまく伝えられんほどに見事なものだった




またあるおばちゃんは時刻表をみながら大声で「なんでやの〜」




いったい誰に伝えたいのか?と思わせるような大声




またあるおばちゃんは売店の肉まんを食べながら「この肉まんなんぼ?」




そこにはマナーの文字などない無法地帯!




どれをとっても今住んでいるところではありえんことである




住んでいたころには気づかなかったが、かなり濃いキャラクターばかりである




しかしそのときに、まさか我が祖母も同じ分類のキャラクターだとは想像もしていなかった






実家に着き、早速法事の手伝いである




そしてとりあえず一段落してテレビを祖母とみる




そこにはモーニング娘。がでていた




祖母のことを考え、違うチャンネルにかえようとした瞬間




祖母「だんだん新しい4人もあかぬけてきたなぁ」



俺「
え!?、、、、モーニング娘。しっとるん?」



祖母「全員しっとるがな!選考のころからみとったよ」



俺「選考ってことはASAYANみてるん?」



祖母「毎週みとるよ!新しい4人は北海道の子と・・・」



俺「なっ!    ←これ以上の驚きはないというぐらいの一言



俺「まさか全員の名前しってるってことはないやろ?」



祖母「しってますがな!
出身地もしってるで」




あつい、
あつすぎるぜ!




そこからは祖母の独壇場




モー娘。話に華が咲く




ただ俺はうなずくだけだった




この俺を沈黙させるとは。。。我が祖母ながら恐るべし





そんな祖母にその場では怖くて聞けなかったこと1つだけある




いつかは聞いてみようとは思っているのだが・・・




それは






ケミストリーってしっとる?




祖母のナイスな返答に期待したい、、、

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