社会の荒波
内定式というものを体験してきました




内定式とは「採用内定書」なるものをうけとるのがメイン

そのまえに社長のありがたい挨拶などがある厳かな雰囲気の儀式




私はそういった情報を仕入れていました



故にイメージトレーニングは完璧




式に参加する目的として内定書をもらうのは当然ながら友達をつくるというのがありました



やはり友達を早い時期からつくっておけば研修とかあっても楽だろうと思ったわけでして



それにかわいい子がいればなおさらラッキー♪なんてことも思ったわけでして



期待と不安が入り混じった気分でした






そう、内定式に行くまでは!!






13時半から内定式だったので少し早めに現地に到着



暇だったのでMr.アフロに電話




「行って友達つくってこい!」




と力強いお言葉を頂きました



その勢いのまま会社のあるビルに突入開始




Mr.アフロを爆笑させることのできるまでになったトーク力



いくつか持参してきたネタの数々






すでに私は完全武装済み




どんな猛者がいようと負けるわけがない




この勝負もらった!




ついでに友達数人ももらった!!





最高のコンディションのまま部屋に進入開始




しかしそこに落とし穴があった






「△△大学の○○ですが」と言おうとした瞬間




担当の人が「○○さんですか?」




「え!?あ、はいそうです」





な、なんでこの人は俺の名前を知ってるんだ!?




初対面のはずだし、顔をみて名前をいえるなど不可能なはず




すでに俺はこの会社で知られた存在なのか?






ま、まさか・・・・






予感は的中した




1人分の資料だけ置かれた机





もしかして






俺1人ですか!?






内定式なのに






俺1人






友達つくりにきたのに






俺1人






部屋にはいった瞬間、俺の目的の不達成が確定





俺の新しい友達はどこ??






混乱したまま内定式開始





しかしなにかがおかしい





事前に仕入れた情報と違う





社長はどこ?




有難い挨拶は?





俺は決死の覚悟で尋ねてみた





「あの〜他の人たちは?」




「今日は○○くん、1人です」






や、やはり!






ファイナルアンサーを言う前に判決が下される





さらに死人に鞭打つかのごとく、新事実がつげられる




「内定式そのものはすでに終わってるんですよ」





その言葉ですべてを悟った




他に誰もいないのは納得である





しかし・・・・内定式が終わってるということは今日のはいったいなに?(哀)




猛者を倒すと意気揚揚とのりこんだ俺ってなんなんですか?




さらにどのツラさげて家路につけばいいんですか?





神様、いるなら俺に答えを!!






ギブ ミー アンサーーー!!!






そんなことおかまいなしに式(もどき)は進行していく




部屋の片隅にて内定書をうけとる




その後、今後の説明をうける




当初17時に終わる予定だったのだが、1人ということもあり14時半には終了





しかしこのまま終わっていいのか




猛者を倒すために用意したネタはどうする!!






腹は決まった!






担当者に戦いをいどむことを決意




この担当者は大阪営業所からきてるとのこと





相手にとって不足はない





バトル開始




とりあえず今日のこの状況を使うより他はない




5分後



かなりの好感触




10分後



担当者、爆笑





この戦い、もらったぁ!!!




そのとき、担当者が笑いながら一言




「君、おもろいね ははは」






救われた・・・





その一言で俺は救われた




新幹線にのってまで来た甲斐があったってもんです




そして予定より2時間も早く、式(もどき)は終了




ビルを出るや否やMr.アフロに電話




力強く送り出してくれたアフロに恐る恐る真実を語る




予想通り。。。。アフロ爆笑




Mr.アフロ、君の笑い声にも俺は救われたよ




さらに「4月までのお楽しみだな」とまたもや力強いお言葉を頂きました




サンキュー 担当者



サンキュー Mr.アフロ




こうして俺の一生に一度の晴れ舞台は幕を閉じた




これから就職活動を行う予定の人、また内定式に参加予定の人


私にアドバイスを求めるのはご遠慮願います
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