rose bleue



たとえ唇重ねても 君に届かない
変わらぬ今 駆け抜けた時の中
求める rose bleue


離したその手の 温もりを忘れられず
歩いてゆく 地平の彼方

砂漠に舞い散る 花びらをそっと抱いては
静かに手を離す

長い時をただ答えを探し求め 旅をする
ともに過ごした記憶を 君が閉ざしてしまっても

たとえ唇重ねても 君に届かない
揺れる瞳 見つめるその先は 記憶の向こう
たとえ愛をささやいても 君は気付かない
変わらぬ今 駆け抜けた時の中
求める rose bleue


かわいた心を うるおすようなその笑顔
朝日の中 輝いている

希望の光に 手を伸ばすように始めた
君との旅は続く

流した涙を受け止めることさえも かなわずに
愛し続けた想いを 君が今わからなくても

たとえ唇重ねても 君に届かない
消えた痛み それさえ気付かない 君の涙
強く抱き締めたこの手を 君はほどかない
何度だって 愛していると言うよ

いつか微笑みあった日々を 決して忘れない
溢れだした言葉よりも早く 口づけした
そっと君は微笑みながら 「好きだよ」と呟く
支え合った 二人だけのキセキが
塗り替えた rose bleue