しばらく前になりますがトップにNetscape(以下「ネスケ」)のバナーを付けてみました。これと言った深い理由があるわけじゃなく、自分の使用しているブラウザだし、なんとなくカッコイイかな?と思ったんです(笑)
オランダのある分析会社によると、Internet Explorer(以下「IE」)6.0の3月における世界シェアが44.7%に達したらしい。ちなみにNetscape Navigator 4.xのシェアは1.6%(汗)、5.xなどIEを全部あわせると、世界のブラウザ市場におけるMicrosoftのシェアは97%もあるらしい。
私がネスケを使っている理由は、セキュリティが・・・・などと言えればカッコイイんだけど、実際は単に「使い慣れている」が一番大きな理由。インターネットを始めたのは97年の暮れくらいだったのだが、その当時は有料ソフトだったにも関わらずネスケがIEをシェアで上回っていたように思う。ちょっと記憶が曖昧だけど、既にIEはWindowsに勝手にくっ付いているようになってたはず。でも、まだまだネスケが標準に近かった感じでした。そして、一般家庭にも急速にPCが普及するにつれ、とにかくPCを買えば必ず入っているIEが現在のような主流ブラウザになっていったという経緯。
ここまで来ると、「IEにあらずはブラウザにあらず」状態(大汗)、少し前までは「IEで見てください(*^_^*)」などと書いてあるサイトでも少々バランスやデザインが崩れる程度で内容だけはちゃんとネスケでも見られた。ところが、今はネスケでは全く見られないサイトが徐々に増えている。文字化けは序の口、真っ白な画面になったり、仕舞いにはブラウザが落ちる(涙)。時代の流れと言ってしまえばそれまでだけど愛用者としては寂しい限りです。
で、一応セキュリティの話。 昨年、「WORM_BADTRANS.B」が大流行し、我が家にも初めてウイルスと呼ばれるものが送られてきた。これは、IE(OE)のセキュリティホールをついたウイルスで、対策をしていなかったPCが軒並み感染し、アドレス帳やキャッシュにあったアドレスに無差別に送信された結果でした。現在流行するウイルスの多くは、このようにIEの脆弱部を狙ってくるものが多いので、あたかもIEが穴だらけのように捉えられがちですけど、やはりシェアの影響がでかいのでしょう。
これだけ世界中に普及していれば、善意で穴を探してくれる人も悪意で穴を探す人も多くなります。特に後者は「100人中1〜2人しか使用していないソフト」を狙うより、「ほとんどの人が使用しているソフト」を狙うための方が探し甲斐(?)もあるはず。という理由でIEの穴が目立って発見されるという状態なような気がします。
と言うことで、新たにIE用の累積パッチがリリースされました。今回の問題点は全部で6点ですので下記サイトへ急ぎましょう。 http://www.microsoft.com/japan/technet/treeview/default.asp?url=/japan/technet/security/bulletin/MS02-023.asp (↑これをLINKしても該当URLに飛べません(涙)コピペしてアクセスしてください。)
全然ネスケの話じゃないので最後くらい(笑) トップにあるバナーはネスケのサイトにリンクしてます。そこへ行くと最新の6.xを入れろとうるさく言われますが、おすすめは4.78です。6は名前こそネスケですが全く別物ですので注意!
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