結局、毎年見ちゃうんだよね。ル・マン24時間って。
レース観戦はLIVEと並ぶくらい好きで、一時期は毎週末のように富士スピードウェイに通っていた。でも、87年に日本でF1が開催されるようになってからは、F1は見に行くけどその他のレースを見に行くことはなくなってしまった。やっぱ一度見てしまうと世界最高峰のF1の魅力と迫力にその他のレースの面白みを奪われてしまうんだよね。
でも、元々レースが好きになったきっかけは耐久レースで、初めて行ったのも84年(汗)のWEC世界耐久選手権(左の写真の右真ん中辺にチケットが見える。)だった。耐久好きと言っても時間が長いから好きだったんではなく、耐久専用と言ってもいいGroup-Cというカテゴリーの車が好きだったからなのです。
そんな耐久カーの中でも特に日産が好きだった。最初はGroup-5というカテゴリーでレース用シャシに市販車と似たようなボディを被せるという訳の分からない車だったが、その後、純粋なCカーになってからはホントに格好良くて好きでした。実際は本体をマーチやローラといった専用メーカーが作り、日産はエンジンを担当していたんだけど、やはり「NISSAN」という名前でエントリーされると興奮するんだよね。ただしよく壊れるんだ、これが(号泣)。しかもエンジンがね(笑)
そして満を持して登場した完全NISSAN製のマシーン「R390」。プリンス時代から続く栄光のシリーズである「R3xx」とネーミングされたことで、絶対に負けてはいけないマシーンという宿命を背負ってしまった悲劇のマシーン。最終的に期待された以上の成績が残せなかったことは残念だけど、もうここまで来ると結果うんぬんではなく「R390」という車を作り上げ、走らせたという技術者のロマンのようなものだと思う。
いかん、この辺の話を始めるとかなり熱くなってしまう(笑)
で、最近のル・マンなのだが、昔のように大メーカーがモンスター級の車で挑戦するようなものじゃなくなってしまったけど、本来のル・マンの精神に近い「偉大なる草レース」に戻りつつあるように感じる。トップ争いをする数少ないメーカー製マシーンを見るのもいいけど、下位なりに争っている市販車改造クラス(GT)内での戦いっぷりを見るのも楽しいんじゃないでしょうか。
とにかく24時間後のゴールまで残った車に、「お疲れさま、完走おめでとう」って思いを込めてコースマーシャル達が振っている旗を見ると感動しバス。そんなゴール間近の姿はボロボロになったGTカーだって誇らしげです。
左はやっぱり保存してしまうレースの半券。。。。など(笑)
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