と言うことで、下半期のBEST 3【国外編】です。 いつものように順位なしで紹介します。
左上:this river only brings poison by dakota suite (Painted Sky Discs psd-045) 「ジャケットを眺めているだけで幸せになれるシリーズ」に属するアーティストの一つ。98年デビューだが、早くも7枚目のフルアルバム。アルバム毎にインストと歌物を分けていて今回は歌物。このアルバムに限らず、彼らの音を聴いていると穏やかな気持ちになれる。日本盤のみボーナストラックが4曲収録されていて、その内の1曲がなんとKISSの「LOVE GUN」!ただし、曲名を知って聴いてもわからないくらい原形を留めないダルな音になっている。オリジナルが「俺の銃をぶっこんでやるぜ!」みたいな雰囲気だとすれば、このカバーは「すみません、ボクの銃使ってもいいですか?」くらいの差(笑)。表記はもちろん「love gun」でダルさを強調。
右上:YANQUI U.X.O. by GODSPEED YOU ! BLACK EMPEROR (P-VINE RECORDS PCD-5680) 待望2年ぶりの新作。期待が大き過ぎたからかも知れないが案外あっさりと聴けてしまう。けど、気付けばやっぱりGY!BEお約束のドローン系から弦で盛り上げ昇天する展開についついのめり込んでしまったりもする。収録曲は3曲なんだけど2部に分けられている曲があるためトラック数は5。全て昨年秋の東京公演でも演奏されている思い出深い曲。これからこの人達を聴いてみるなら『slow riot for new zero kanada』かな?(汗)
下:( ) by Sigur Ros (cutting edge CTCM-65032) 日本ではCD規格外のCCCDでのリリースになったので、ここで紹介するのをやめようかと悩んだんですが、作品は大変素晴らしいものなので信念を曲げてしまいました(汗)。これから買おうと思っている人は輸入盤(CD)を買う方が断然良いと思う。何故ならCCCDは通常のプレイヤーでの再生すら約束出来ないという音楽メディアとしては不合格としか言いようのない商品だからだ。 と、CCCD論に熱くなってる場合ではなく、作品紹介をするんだけど、彼らは3枚目にして頂点に辿り着いてしまった感がある。前作もとても良かったけど聴き易さ取っつき易さではこちらの方が格段に上と思う。これはもう聖なる領域に達したかのような音。静かな音から轟音まで使い分けて完全に彼らだけの世界を作り上げている。次作への展開も楽しみです。くれぐれもCCCDには注意しましょう(笑)
写真に入れなかった次点は、The Beginnig Stages Of... (by) The Polyphonic Spree (GOOD RECORDS 679L011CDLP) メンバーが25人もいる謎のバンドの1stアルバム。輸入盤で約1,800円なんで1人約72円。おいおい違うって(爆)
一年を通してどうしても一枚と言われれば、上半期にノミネートされたmumが好き。 次回は国内をチキチキします。
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