今年の上半期は、はっきり言って良い作品ばかりで悩んだ。 と言うことで、次点になったものも含めて3+1を紹介することにします。
左上:『TULSA FOR ONE SECOND』 pulseprogramming (P-VINE RECORDS PCD-23305) 全く予備知識もなく手に取った一枚。l'artraやUKバンドのhoodを紹介しているアメリカのレーベルAestheticsということで、強いて言うならレーベル買いしたようなもの。バンド名から想像出来るようにエレクトロニカなんだけど、優しいボーカルが加えられて何とも言えない美しさを醸し出している。上半期の更に上半期で区切ったらダントツ一位だったかも。
右上:『HAPPY SONGS FOR HAPPY PEOPLE』 Mogwai (TOY'S FACTORY TFCK-87316) 前作から2年ちょい、間に20分を超える問題作「MY FATHER MY KING」(アルビニ)を挟んで、次はどう来るのか?と思っていたら、とっても素直に電子寄りに移行してしまった(笑)。ただし、そこはMogwai♪従来の轟音路線も維持しつつ、かなり聴きやすい素晴らしい一枚を仕上げてきた。きっと今までのアルバムではトータル的に一番まとまっているのではないか。日本盤のみ収録のボーナスも作品の流れを邪魔しない音で絶妙。
左下:『a strangely isolated place』 Ulrich Schnauss (TOWERBLOCK CD 013) これも全く知らない人(笑)。6月半ばに試聴機20秒買いで飛び込んできた一枚。とんでもないほどの絶品!極上の音!ロック魂がたっぷりと注ぎ込まれた美しいエレクトロニカ。またエレクトロニカか?と言われそうだけど、この手の音が好きだから仕方ない。少し調べたら以前買ったVA盤に2曲も収録されていた(汗)。ちゃんと聴いてないことがバレバレになってしまう。あえて順位を付けるなら一等賞!
右下:『ICED TO MODE』 MISTY DIXON (Twisted Nerve Records TN046CD) BEST 3には入らなかった次点の猫ジャケ。優しい女性ボーカルが特徴ある4人組でジャケだけでなく音も猫っぽい(?)。Princeの名バラード「The Beautiful One」のカバーも秀逸。どっちかと言えば冬向きの音かも。
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