新宿TOWER RECORDSで行われた勝井祐二ソロCD発売記念インストア・ライヴの模様です。
平日だったが19時半スタートとのことでどうにか時間までに到着。渋谷STAGE ONEのような特別なスペースがあるわけでなく売り場の隅っこがステージになっていた。もちろん整理券のようなものも無く、その場に居れば誰でも見られる状態です。店内に案内があり徐々に人が集まってくるが、商品棚の隙間や奥から遠巻きに見ているような人も多く、司会の方が「買い物される方の邪魔にならないようにステージに近づいてください!」とコメントし、ぎゅっと詰まった感じになった。思った以上に大勢居たと思う。
5分ほど遅れて勝井が登場、椅子に腰掛け右脇に置かれたケースの中からバイオリンを出す。ここ数年使っている米国ZETA社のJazz Standard Violinだ。チューニングしているうちに気が付いたら曲が始まっていた状態でLIVEスタート(笑)。曲と言ってもノイズとループを屈指した一種の環境音楽のようなもので、ROVOやデミセミでの演奏と違い、肩に構えてバイオリンを弾く時間よりも膝の上でギターのように弦をつまびく姿勢の方が長い。しかも足下に置かれた数種のエフェクタを手でいじりながらの演奏が続くので、ほとんど下を向いたままで曲が進む。これぞシューゲイザーだ(笑)。せっかくの機会なので使用機材チェックをした。メインはLINE6のStomp Boxと思われるマルチ・エフェクターと2台置かれたBOSSのDigitalDelay、ペダル類は3種ほどあり、こられによって一人で演奏しているとは思えないように厚い音が次々と重なるように発せられている。
店内に響き渡る強烈なノイズ(汗)。約30分ほどでLIVE終了。何曲演奏したのか?って状態ではなく、CDに収録された曲を中心に即興でこのステージ用に1曲演奏したような雰囲気だった。と言うか同じ曲は二度ないような演奏(笑)。ちなみ収録されている4曲は「after war」と「before war」のそれぞれPart I・Part IIなので、9.11との因縁のようなものも感じた。ROVOやデミセミでの高揚感溢れる音を期待していた人は肩透かしを喰ったかも知れないが、アンビエントっぽい音とかが好きな人は十分に楽しめたんじゃないだろうか?欠席してしまった渋谷でのソロLIVE時のようにVJなど映像と絡み合えばかなり面白いはず。次回以降にも期待します。
LIVE後、CD購入特典だった引換券で勝井本人から「まぼろしの世界ベスト」(手作りCD-R)を頂いた。持っている作品ばかりだったが嬉しいおまけ!もちろんLIVE後に買った人にも渡されていた。その後は偶然会場で遭遇した動物系管理人←デミセミ好き・勝井ソロは買わず(笑)と居酒屋で飲み。勝井やLOOPUSについて熱く語った。
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