Firecracker Music Exhibition vol.2
original AUDIO-CD FCCD-0102

【CHEMISTORY】
CHEMOOL's history  

01. INTRO
02. Emanon #2
03. プリムラ
04. かもんべいべ、おぅいぇ!
05. Ptolemaic System
06. Kaerimichi
07. Leonid Meteor Storm
08. 神託
09. 遁走のラプソディー
10. ニンバス
11. La mer et le soleil
12. 夢で逢えたら
13. Friends of EARTH
14. OUTRO

All music written by CHEMOOL

track 04,06,08 by courtesy of TENSHINDO/SOFTPAL
04.- from 「G.R.(グラヴィティレスポンス)」(c)1993 天津堂
06.- from 「ゴイス(GOICE)」 (c)1994 天津堂
08.- from 「JINN[ジン]〜永遠の勇士〜」 (c)1994 天津堂
jacket designed by MURATTI

【Firecracker プレスCD第二弾】
毎度、CHEMOOLです。 前作「TORRID SUMMER」に続く個人CDとして未収録だったものを中心に2枚で対になるような選曲を考えました。作った時期がばらばらなので、いわば自分の歴史みたいな見方もできそうだと CHEMOOL's historyの「Chemistory」としたのです。
それにしても、古い曲は恥ずかしい…。 けれども今の自分と違う自分に再会した懐かしさで当時の感情が甦ってくるようですね。
内容は前回の続きで過去CD-R「Preview〜1997」(1997)、「Rough and Ready」(1999)より抜粋+新録音6曲+新曲1曲という形に落ち着きました。 値段は1000円、配布数は400です。
試聴用MP3(全曲ちょびっとずつクロスフェードメドレー)は こちら。(22KHz,monaural/ 1041 kbytes)
あと、予算の関係(笑)でブックレットが付いてません。各曲の詳しい解説などは以下にまとめました。

【各曲解説】
01. INTRO
  初出〜Mar.1997 「Imagical Musion Depot vol.4」 (c)ACTIVE GAMERS original title「Self-delution」
 今度も短い曲で自分の趣味まるだしのやつをトップにしました。

02. Emanon #2
  初出〜Aug.1994 on-line exhibited. original title「Nameless #2」
 FPDというPCM合成音楽ドライバを試用した時に作った16小節の小品。 そのままサンプルデータとして使われたせいか、知らないうちにどこかでアレンジされた同曲を見つけたので それを逆に反映させてみました。後にこのモチーフはVG2でも流用したりも。

03. プリムラ
  初出〜Dec.1994 「VOLTAGE」 (c)UNISON-LABEL
 この頃は音楽的知識皆無だったので(今でも大して変わらないとはいえ…)この曲の3連4分の5拍子を16分の15拍子だとか、オスティナートをミニマルだとか言ってたのが笑えます。変拍子は時々やると凄く楽しいですね。

04. かもんべいべ、おぅいぇ!
  初出〜Jan.1993 「G.R.(グラヴィティレスポンス)」 (c)天津堂
 和風ハウスみたいなのを作ろうとしてました。タイトルや声ネタがアレですが別にゲームでそういうシーンの曲だった訳ではなかった…と思います。

05. Ptolemaic System
  初出〜Dec.1994 「VOLTAGE」 (c)UNISON-LABEL
 タイトルは「トレマイック・システム」と読み天動説を意味する言葉。自分本位の視点と客観的な視点、どちらも正しい事として自らを鏡に移したような曲。本来はD−Gパート4という副題が付き、連作である同一のモチーフを含ませてました。

06. Kaerimichi
  初出〜Jun.1994 「ゴイス(GOICE)」 (c)天津堂
 この時はシナリオ担当者の方からタイトルとイメージのキーワードだけ貰って曲を書いてました。懐かしい想い出というものは色あせながらも、美化されるものです。

07. Leonid Meteor Storm
  初出〜Aug.1999 「Metamorphic」 (c)UNISON-LABEL
 UNISON-LABELのvol.3に寄せた曲。もともと初めて書いたdrum&bassでその時使える機材が周りに無くRecycle!とサンプラーで作る音を88Proのみでやるとどうなるか、という実験的な意味が大きかった。モチーフにしたのは当時観測された獅子座流星群、たまには星空を見上げるのも、ね。メロディーには「セクションZ」がかなり入ってます。

08. 神託
  初出〜Nov.1994 「JINN[ジン]〜永遠の勇士〜」 (c)天津堂 but unused. original title「Fortune Teller」
 未使用曲とは言っても同一モチーフのバリエーションは同作品中3曲くらいに分けて使用されました。これはその元になったバージョンをネット公開用にアレンジしたものです。

09. 遁走のラプソディー
  初出〜Dec.1999 「Entrance In Trance」 (c)Lyrical@Musik
 16分食ったリズムのシンコペーションをやってみたくて書いた曲です。誰にだって逃げ出したいほど辛い時というのはあります。しかし逃げた後どうするのか、それが大事なのかもしれません。

10. ニンバス
  初出〜Dec.1992 on-line exhibited.
 リフから発展して出来ていった曲でした。最初はハウスを作ろうとしてた(当時の覚え書きより)というのを見て自分でも驚き。初出はSYNERGYのカセットテープ用に出てたかもしれませんが確認してません。

11. La mer et le soleil
  初出〜Aug.2001 書き下ろし
 タイトルはフランス語で、直訳だと海と太陽ですが邦題だと「海に陽に」というイメージで今回の裏ジャケットのような感じです。ジムノペディ風の3連曲だったはずが、いつのまにかこんなのに。フランス語の文法は名詞等に性があってややこしい…パリのAurelienに確認してもらいました、感謝。

12. 夢で逢えたら
  初出〜Aug.1992 「MCMXCII (MYSTERY CASE IN HISCHOOL)」 (c)SYNERGY
 自分の代表作と言える曲なんで、録音し直すのは決めてたけど結局もとの雰囲気を変えるのは出来なくて一部パートを挿し変えただけになりました。当時うなされるように作業してた中、夢で聞こえたモチーフに助けられて完成した曲で、今でも感慨深いです。

13. Friends of EARTH
  初出〜Dec.1995 「ALPHA」 (c)UNISON-LABEL
 自分が孤独な宇宙人であるとして、地球の友たちに捧げるバラッドとして唄った曲。3拍子で作ることを目的のひとつにしていました。

14. OUTRO
  初出〜Aug.2001 ???
 ACIDで遊んでた時のデータが出てきたのでオマケ収録。ピッチが狂ってるみたいでメロを乗せようとしたけどできなかった。「どっちがどのくらいずれているか」が解らない鈍音感がうらめしい。


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