History Of Pop Music
よくあるロックの名曲ではなくて、ポップミュージックの名曲を当サイトが厳選して紹介します。普遍のメロディ、メッセージは時間の流れを超えてきっと聞いている人の心を捉えるでしょう。選曲については全米Top5に入った曲はあえて外しています。上位5位に入る曲はそれだけで名曲で、膨大なリストとなるからです。Youtube、TikTokといった過去の音楽を使って表現することが増えてきましたが、そんな方にお勧めできるポップミュージックの美しいメロディの世界をお楽しみください。 ニューヨーク出身のシンガーソングライターCarol Kingの代表作『Tapestry』に収録されている名曲です。James Taylorがカバーして全米1位を獲得しています。James Taylorバージョンはシンプルなギターの調べに落ち着いたJamesのボーカルが印象的ですが、オリジナルはピアノに導かれてクラシカルな感じがします。 カナダはFort Macleod出身のシンガーソングライターJoni Mitchellのアルバム『Court And Spark』から1974年に全米7位を記録したナンバーです。めまぐるしく変わるメロディラインに揺られながらどうしようもない男に恋愛する女性に向けての歌で、この曲のファンだったPrinceは「The Ballad Of Dorothy Parker」(87)でこの曲について触れています。 イングランドはロンドン出身のシンガーソングライターCat Stevensはの全米では1971年に初のヒットとなる11位を記録した曲。美しいメロディと悲しい歌詞はその後数多くカバーがあり、Jimmy Cliffのバージョンは1970年全英8位に、Maxi Priestのバージョンは1987年全英5位、全米25位を記録しています。 数多くの名曲を生みだしたイングランドはPinner出身のシンガーソングライターElton Johnの全英における初ヒット曲で、1970年に全英7位、全米8位を記録しています。ストリングスをバックにした美しいメロディと歌詞はいまだにElton Johnを代表する名曲で、数多くのカバーも存在し、2010年にはEllie Gouldingのカバーが全英2位を記録しています。 カリフォルニア州Hawthorneで結成されたポップグループBeach Boysの1971年のナンバーで、チャートには登場しないものの、この曲が有名なのは幻の名盤『Smile』に収録されていた曲だから。タイトルの「Surf's Up」はBeach Boysらしい波乗りではなくて、世代を受け継ぐ子どもに対していろんな困難も乗り越えてくれという意味があって、曲中に「Surf's Up MMMM MMM」とあえて何も言わないところが凄いナンバーです。 Douglas出身のポップグループBee Geesは数多くのヒットを放ったスーパーバンドですが、70年代中盤から後半はSaturday Night Feverなどのディスコサウンドで一時代を築きました。その転換になったのは1975年のアルバム『Main Course』で、ここから「Jive Talkin」が1位を獲得しています。3枚目にカットされた「Fanny(Be Tender With My Love)」は全米12位を記録しますが、その美しいソウルフルなハーモニーとメロディは後の大ヒット「How Deep Is Your Love」まで繋がっていきます。 フランスはパリ出身の俳優、シンガーCharles Aznavourの1974年に全英1位を記録したナンバーです。UKのTVシリーズ「Seven Faces Of Woman」のテーマ曲でした。美しいメロディと歌詞は1999年になってElvis Costelloが映画『Notting Hill』からのシングルとしてカバーして全英19位を記録しています。 ニューヨーク出身のシンガーソングライターBarry Manilowの代表曲で、全米6位、全英25位を記録しています。クラシカルな雰囲気が漂うメロディは荘厳で美しく、美メロの多いBarry Manilowの中でも究極という感じの曲。Take Thatはダンスポップにカバーをして1992年に全英3位を記録しています。 カリフォルニア州Los Angelesで結成されたロックバンドEaglesの1973年のアルバム『Desperado』からのタイトルトラック。Eaglesの名曲の中でも1・2を争うほどの人気のナンバーですが、チャート記録はなし。Don HenleyとGrenn Freyの作曲で、その哀愁ある優しい歌詞と歌は感動的です。 スコットランドはグラスゴー出身のシンガーソングライターAl Stewartの1977年に全米8位、全英31位を記録したナンバー。アルバムバージョンで6分40秒もある大曲ですが、その物語的な歌詞と美しいメロディと構成は不朽の名曲です。タイトルの猫年はベトナムの干支で、この曲はベトナムの猫年に書かれて録音されています。 |