History Of Pop Music
よくあるロックの名曲ではなくて、ポップミュージックの名曲を当サイトが厳選して紹介します。普遍のメロディ、メッセージは時間の流れを超えてきっと聞いている人の心を捉えるでしょう。選曲については全米Top5に入った曲はあえて外しています。上位5位に入る曲はそれだけで名曲で、膨大なリストとなるからです。Youtube、TikTokといった過去の音楽を使って表現することが増えてきましたが、そんな方にお勧めできるポップミュージックの美しいメロディの世界をお楽しみください。 アラバマ州Prattville出身のソウルシンガーWilson Pickettの1966年に初の全米Top10入りとなる全米6位、全英22位を記録したナンバーです。もともとは1962年にChris Kennerにより書かれたもので、「Na Na Na Na Na」という強烈なフックが有名です。1994年にIni Kamozeの「Here Comes The Hotstepper」でサンプリングされて全米1位を記録。また日本のTV番組で使われたり、映画『The Full Monty』(1997)に使用されたり、今もなおどこかでメロディが使われることが多いソウルクラッシックです。 フロリダ州Miami出身のソウルデュオSam & Daveの1966年に初の全米Top40ヒットとなる全米21位を記録したナンバーです。Sam & Daveは後に「Soul Man」(全米2位)のヒットを放ちました。作曲はIssac HayesとDavid Porter。有名なサビメロがイントロから始まって2人の掛け合いが続く、まるでライブ始まりの紹介のような曲で、舞台など何か始まる最初のイントロで使われたりします。 テネシー州Memphis出身のソウルシンガーAretha Franklinの1967年に全米7位、全英26位を記録したナンバーです。作曲はAretha FranklinとTed White。この当時はソウルシンガーとして大活躍の時期で、Aretha Franklinも「Respect」など数多くヒットを放ってますが、この曲は1980年に本人参加で『The Blues Brothers』でも披露するなどの代表曲です。パワフルなボーカルと歌詞の内容がマッチしていて、「Freedom」と叫ぶサビの開放感の勢いが素晴らしいです。 イングランドはロンドン出身のソウルシンガーDusty Springfieldの1968年に全米10位、全英9位を記録したナンバーです。Dusty Springfieldの60年代の活躍の中で最後のTop40ヒットですが、1994年には映画『Pulp Fiction』で使われて、また90年代に入るとラップのサンプリングとしても使われたりしています。イントロのなんとも言えない気怠い感じのメロディが独特です。 ロサンゼルス出身のソウルシンガーMarvin Gayeは60年代、70年代、80年代と数多くのソウルクラッシックを生み出しますが、その一つとして1968年に全米7位、全英19位を記録しています。90年代にサンプリングされることが多い曲で、特に1995年にMary J BligeとMethod Manによる「I'll Be There For You/All I Need To Get By」(全米3位)のヒットが有名です。有名なイントロから徐々に二人が掛け合いで盛り上がっていくソウルクラッシックです。 ニュージャージー州East Orange出身のR&BシンガーDionne Warwickの1964年初の全米Top10ヒットとなる全米6位、全英9位を記録した曲です。Dionne WarwickはBurt Bacharach作曲のヒットが多いですが、その代表曲で、ストリングスをバックに優雅でゴージャスなメロディと展開が魅力です。Doja Catのヒットでサンプリングされたことでも知られています。 Burt Bacharachの手がけた名曲は数多くありますが、ケンタッキー州Hazel出身のシンガーJackie Deshannonのこの曲は全米7位を記録しています。Dionne Warwickに説教臭すぎると断られた曲ですが、当時ベトナム戦争があって、その頃の世間の空気感も含めて歌詞が素晴らしいナンバーです。 イリノイ州Chicago出身のR&BシンガーSam Cookeの1960年全米12位、全英27位を記録した曲です。一度は耳にしたことがあるメロディはチャートの順位以上にソウルクラッシックで、Herman's Hermitsが65年にカバーヒットした他に、映画『Witness』やリーバイスのCMなど現在でも使い続けられているナンバーです。 アラバマ州Montogemery出身のジャズシンガーNat King Coleの1964年「I Don't Want To Be Hurt Anymore」のB面として全米81位を記録しています。Bert KaempfertとMilt Gablerによって書かれた曲はチャート順位以上に親しまれていて、日本のCMに使われていたり、荻野目洋子他にもカバー曲があったりとポップクラッシックとして知られています。 イギリスはリバプール出身のシンガーCilla Blackの1966年に全米95位、全英9位を記録したナンバーです。言わずと知れたBurt Bachlachの曲で、Dionne Warwick(全米15位)、Cher(全米32位)を始め数多くのカバーが存在するポップスの名曲。Hal Davidによる歌詞「生きるとはどういうことかい?」という問いかけから最後までの展開が感動的です。
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