History Of Pop Music
よくあるロックの名曲ではなくて、ポップミュージックの名曲を当サイトが厳選して紹介します。普遍のメロディ、メッセージは時間の流れを超えてきっと聞いている人の心を捉えるでしょう。選曲については全米Top5に入った曲はあえて外しています。上位5位に入る曲はそれだけで名曲で、膨大なリストとなるからです。Youtube、TikTokといった過去の音楽を使って表現することが増えてきましたが、そんな方にお勧めできるポップミュージックの美しいメロディの世界をお楽しみください。
イギリスはロンドンで結成されたThe Kinksのいわずとしれたブレイク作。全米チャート7位、全英チャート1位を記録しています。60年代中盤に起こったBeatles やRolling Stonesなどのブリティッシュインベイジョン時の代表的な名曲です。力強いギターのリフに導かれるドライブ感は後のハードロックにも影響を与えました。78年にはVan Halenがデビューアルバムでカバーして36位を記録しています。 JimとCathyというアメリカ人夫婦によるFriend & Loverの全米10位を記録した曲です。「I Think It's So Groovy Now That People Are Finally Getting Together」というフレーズが何度も繰り返すところがグルーブ感があり、後に1988年の映画『1969』や各種映像で使われたこと、90年代にサンプリングされたことで再評価を受けたメロディです。 ロサンゼルスで結成されてNeil YoungやSteven Stillsなどが所属したフォークロックバンドBuffalo Springfieldの67年に全米7位を記録した曲です。Rolling Stone誌が選ぶ史上最も偉大な曲500選の63位に選ばれています。歌詞はもともとロサンゼルスで起きたサンセット・ストリップ禁止の暴動で、この内乱を背景に録音されたプロテストソング。Neil Youngのギターが印象的で、現代に至るまで耳にすることが多い名曲です。 ニューヨークのシンガーソングライターHarry Nilssonの69年に初の全米Top40ヒットとなる6位、全英チャート23位を記録したブレイク作。Neilssonは後にMariah Careyのカバーでも有名な「Without You」で全米1位を獲得しています。曲はFred Neilが作曲したもので、映画『Midnight Cowboy』で取り上げられたフォークロックの名曲。軽やかなメロディはこれまでStevie Wonderを始め数多くのミュージシャンにカバーや、サンプリングされています。 ニューヨークのシンガーソングライターLaura Nyroの1968年のアルバム『Eli And The Thirteenth Confession』に収録されていた曲で、5th Dimensionによってカバーされたものは全米13位を記録しています。Laura Nyroの真骨頂ともいえるリズムの変化を多用したポップなナンバーで、めまぐるしく変わるテンポが魅力です。 言わずと知れたリバプールで結成されたロックバンドThe Beatlesの68年にアルバム『The Beatles(White Album』に収録されていた曲です。全米では当時シングルヒットはしていないものの後に1976年にリバイバルヒットで全米49位を記録。とはいえ聞いたことがない人がいないほどの有名な曲で、Paul MacCarnteyが作曲。まるでどこかの童謡のような明るいメロディと歌詞は今もなお聞き継がれています。 カリフォルニア州Hawthorneで結成されたロックバンドThe Beach Boysの66年に「Wouldn't It Be Nice」(全米8位)のB面に収録されて、全米39位、全英2位を記録したナンバー。言わずと知れたロックの名盤『Pet Sounds』に収録されていた曲で、Beach Boysの名曲群の中でも高い評価を受けています。Beach Boysらしいハーモニーと歌詞が一体となって、わずか3分弱の間に数多くのドラマチックな展開の構成が魅力です。 ロサンゼルスで結成されたソウルグループThe Fifth Dimensionの67年に全米7位を記録したナンバー。Fifth Dimensionといえば「Aquarius/Let The Sunshine In」の全米1位など数多くのヒットを放ちますが、初のTop10ヒットがこの曲でした。熱気球をイメージした開放感のあるポップサウンドは、その後に航空会社のジングルとして使われるなど今もなお聞きつがれています。 WalesはTreforest出身のソウルシンガーTom Jonesの初のブレイク曲で、全米10位、全英1位を記録しています。Les ReedとGordon Millsによる作曲によるもので、その美しいメロディとTom Jonesのパワフルなボーカルが魅力です。1960年代後半から1970年前半に放送されたバラエティ番組「This Is Tom Jones」のテーマ曲として流れ、その後も数多くのミュージシャンによりカバーされました。 |