2003/7/29 名古屋NHKFM

Chante Dominique, Chante

歌え!ドミニク、歌え!― ドミニクシャニョンの歌が聴きたい

"le 29 juillet NHK Osaka"

7/29名古屋NHKFM

NHK FMトワイライト 午後6:00〜6:50
(テープ起し:YUKAさん、校正編集:ぶり)
収録時のこぼれ話

T=DJ:丹菊 基雄
D:ドミニク
B:ぶり

FM Twilight

BGM 「Tout pour ma cherie」

T:はい。お待たせしました.今日のゲストは、ドミニク・シャニョンさんです。ようこそ。
D:Bon soire。こんばんは。
T:どうも〜。こんばんはです〜。ハイ、ということで、このドミニク・シャニョンさんという方は、フランス人の方でありまして、私は困っております。
D:ハハハ
T:私の日本語も、通じるかどうかわからないという状況で、ですので、一応、通訳の方をですね、今日はちょっと、横に。はい、来ていただいております。ぶりさんという方が。
B:よろしくお願いします。
T:よろしくおねがいします。
B:はい。
T:私の日本語が、たぶん、そちらに通じない可能性もあります。ハハハ。
B:大丈夫です、大丈夫です。ハハハ。
P:ひとつ、ひとつよろしくおねがいします。
B:お願いします。
P:ハイ、この、ドミニクさんというのは、え〜、もちろん、今日来ていただいているということは、音楽家でありまして。フランスで、7才から12才まで、ピアノを習っていた。
D:はい。ピアノ
T:ピアノを習っていて、14才から17才まで、ギターに変わって。
D:ギターも、そうそう。そして、ベース。
T::今演奏されているのは、ベースなんですよね。
D:ベースギター。そうそうそう。
T:なんでベースなんですか?
D:音がすごく好き。す〜ごく好き。
T:あの、低い、低音の。
D:ひくい、そうそうそうそう。
T:それが好きで、じゃあ、音楽に進みたいと。
B:そうです。
T:でも、ベースって、ソロの楽器じゃないんで。やっぱ、これ、バンドをやらなきゃ。バンドの中の一部のパートじゃないですか。
D:そうそうそうそう。
T:ということは、やっぱ、バンドをやり始めたってわけですか?
D:そうそうそう。あの、フランスで、結構ツアーをやりました。
T:はいはい。
D:けっこう、フュージョン系の・・・
T::フュージョン系のバンドを組んで・・・
D:ジャズ・フュージョンとか、まぁ、スタイルはいろいろな、ファンクとかロックとか。でも、けっこうフュージョンが多かった。
T:ああ、そうですか。
D:うん。
T:やっぱ、それ系が好きですか。あ、それ系っていう言い方はしちゃいけないのかな?フュージョン系が好きですか?テクニック的な?
D:まあ、結構、ハハハ、好き。
T:で、高校卒業後、すごいですよね、これ。CMIパリ音楽院。
D:そうそう。あの、アレンジのほう…
T:勉強して、本格的に…
D:ハーモニーとか、アレンジと作曲のほう、やりました。
T:それで、それからも、また、ヨーロッパ各地、パリでもフランスでも、バンド活動をしたわけですか。
D:そうそう。
T:お〜すばらしいじゃないですか。それで、そんな、フランスのドミニクさんが、なんで、今ここ日本におるかということですよね。(*名古屋弁のアクセントで)
D:まあ、友達、日本にいて、そして1ヶ月間くらい、僕は日本に来て、そして、気、に、入った?
B:気に入った。
D:そうそう、気に入った。
T:「日本が」気に入ったということですね。
D:そうそうそうそう。そしてNHKのオーディション受かって。
T:ほぉ、なるほど、そうなんですよね。NHKのオーディションって、これ、たまたま、じゃぁ日本に来て、友達のところに、日本に来て?
D:そうそうそうそう。そして…まぁ…
T:そして、どういうきっかけでNHKのオーディションを
D:知り合いが、「あ、じゃあ、オーディションありますから、どうぞ行って、行ってください」と言って、「じゃあ、行きます」って。
T:いいですね。そういうの、運命って言うんですよ。運命。
D:う〜ん?
B:Destin.
D:Hmm, Destin. Ah...オウ!かも知れない!!!
T:ですよね。そのときに、遊びに来てなかったら、日本に来てなかったらねえ、また、変わっていたわけですからねえ。
D:そうです。ハハハ
T:そして、その、さっきも言っていましたオーディションというのが、今、NHKの教育テレビでやっています「フランス語会話」のオーディションだったんですよね。
D:そうです。
T:はい。そこで、どんなことをやってるんですか?先生やってるの?
D:え、まあ、うーん、先生じゃないです。スキットとか、歌、歌います。フランスの歌。、毎月、歌が変わります。
T:あ、そうですか。実は、僕も、この前ちょっと「フランス語会話」録画してみたんですけど、全然わかりませんでしたね。
D:ハッハッハ
T:僕ね、実は大学の時に第2外国語がフランス語だったんですけど、もう、そうね、ひと月くらい授業出て、フフ、すぐ行かなくなッちゃったんです、もう。
D:ハハハ。
T:ボンジュール、にあの、ケスクセ、とかそれくらいしかもう・・・
D:ああ、大丈夫。OK,OK.
T:どこがですか、もう〜
D:ハハハ、できます。ハハハ。
T:アハハハ、ありがとうございます。で、日本が好きな理由というのがまた。
D:好きなこと?
T:好きな理由。
B:la raison.
D:la raison... la raison?
B:Pourquoi tu aime Japon?
D:Tu aime Japon... Ah!! まあ、いろいろな、もちろん、食べ物。たべもの。納豆とか。
T:納豆? また〜。
D:アハハハ、好きです。あの最初の食事、日本に来た時、納豆でした。
P:おお。
D:ワオ!
P:ア、ともだちんちで最初の時の?
D:そうそう。納豆でした。
P:すばらしい出会いをしましたね。
D:Wow! おいしかった。
P:おいしいって感じました?やっぱり。
D:ウン。ちょっとチーズみたい。
P:ああ、なるほどね。そうなんだ。へえ。それに、あの、温泉も好き?お風呂ね。
D:おふろ、もちろん。
P:フランスって、もちろん、ああいうお風呂はないのかな?
D:温泉、ありますけど、ちょっと、cure、to cure, se soginier...
B:あの、治療のための。
T:あ、なるほどね。
D:curethermal そうそう、Vittelとか。
T:温泉療法とか?
B:温泉療治とか。
T:ああ、はいはい。
D:そんなに簡単に、行けません。
T:そうですか。日本には、いろんなとこに。この中部地区にもいろんないい温泉がありますよ。下呂とかですね、いい温泉ありますから。
D:アハハハ、いいねえ。
T:特に混浴が好き、と書いてありますね。誰でも好きやっていうてんねん、ほんまに。
D:コンョク?
B:混浴?Des femmes et des hommes...
T:コンニャクちゃうでぇ…
D:アー!ハッハッハッハー!!もーう、そんなことな〜い。
T:おかしいな。この資料には,「混浴,特にお気に入り」って書いてある。
D:ハハハハハ、Non, non, non!!
T:さてさて今日、おかけしたい曲は、先週水曜日に出たばっかりの、CDを発売されまして。アルバムが出ましたね。そのタイトルが「セ・ラ・ヴィ」。
D:C'est la vie.
P:今日、早速ですが,そのCDの中から1曲をかけたいと思いますが。ドミニクさんから曲の紹介をお願いします。
D:「6 nuits sans dormir」を聴いてください。

M:Six nuits sans dormir

P:ドミニク・シャニョンさんで「6夜眠れず」でした。

BGM「Dilution」
T:今、僕は、フランス語の発音ができないので日本語題で言ってしまいますが、「6夜眠れず」。この曲は、NHKの「フランス語会話」のエンディング曲に使われているんですよね。
D:そうです。
T:そうですよね。で、そうなんですよ。この曲,あの、ドミニクさんあてにですね、こちらのおたより,リクエストがかなり来てましてですね。その中にも、この「6夜眠れず」がかなり来てます。もう、番組の影響ってのが大きいのかどうか知りませんが、かなりね、来てますね、このようにね。
D:うん、うん。
T:はい。ですから,今日,何をかけようかな〜ってね、さっき,番組が始まる前にご相談した時に、じゃあ,この「6夜眠れず」にしようかって話でしたね。
D:はい。
T:そう、そのアルバム。先週発売された,もう、できたて、ほやほやのアルバムなんですが。この内容……
D:?
T:ほやほや?新しい。
D:ホヤホヤ?
B:tout neuf
D:tout neuf...あぁ!そうそう。新しい。ハハハ、ピカピカ、フフフ…
T:そう、ピカピカ。フフフ。そのピカピカのアルバムの内容なんですけどね、これをちょっとご説明いただきたいと思います。これはどういう感じでまとめたんですか?
B:Sur le contenu de l'album
D:あ、まあ、このアルバムはいろいろなスタイルがあります。タイトルは「セ・ラ・ヴィ」、「人生」、「それは人生です」。
T:「セ・ラ・ヴィ」というのは人生という意味ですね。
D:そうそうそうそう。まあ,もちろん,気分によって、みんな聴ける。朝から夜まで、ビーチでも家でも聴けますし、ちょっと「セ・ラ・.ヴィ」っぽいでしょ?「セ・ラ・ヴィ」は寂しい曲も入ってるし、元気な曲もあります。
T:そうですね。僕も聴いてみたんですが、あの、昔の,なんていうのかな,ちょっと伝統的なと言ったらおかしいですけど、むこうのフランスのスタンダードなシャンソンの曲もありますし。
D:あ、シャンソンじゃなく、フレンチ・ポップ。シャンソンは結構昔の。
T:あぁ、そうですよね。
D:でも、フレンチポップ。これは、フレンチポップ。
T:あ、そうですね。どちらかというとポップの方ですよね。
D:そうそう。
T:もう、それもふまえつつ、で、オリジナルの曲も。
D:そうそう。
T:なかなか、僕は、オリジナルの曲、大好きですね、この中で。
D:おお、ありがとうございま〜す。
T:すばらしい。あの、だから、日本にですね、あまり、フレンチ・ポップと言うのはあまりまだなじみがないと思うんですよ。どちらかというとまだシャンソンを歌われているんで。
D:シャンソン、そうそうそう。
T:だから、どんどんどんどん、ドミニクさんがですね、日本で、このフレンチのポップスの方をねえ、どんどんどんどん……
D:そう、イメージのほう、ちょっと変わること、ちょっと大切、に思います。
T:それをしていただけたらなあ、って僕も思ってますよ。がんばっていただきたいと思うんですよ、本当に。それでですね、あの、ライブのほうがですね、名古屋で行われますね。7月30日ですから、これ、もう明日になっちゃいました。もう明日ですね。
T:そうです。
D:これが、栄にありますジャズクラブなんですけど、ここでライブがありますね。今、要するに、全国でツアーをやってます、そういうわけですか?
D:そう。けっこう、あの、大阪、東京、福岡、広島も。
P::その一環として、明日、栄のほうのジャズクラブでライブがありますので、ひとつみなさん、なかなか、フフフ、イケメンな感じの方なので、フフフ
D:?
B:Beau, tu es beau
D:おお〜、ハッハッハッハ
P:女性の方なんか、すばらしい歌声を聴きに来てほしいと思います。詳しくはドミニクさんのHPもありますので、そちらの方にアクセスしていただければ、詳しいことが分かると思います。それでですね、もう番組の時間もなかなか限られておりますので、最後になりますが、ドミニクさんから、リスナーの皆さんに、何かダーっと、メッセージがありましたら。
D:フランス語でいいですか?
T:いえ、どちらでも。フランス語で言っていただいて、ぶりさんに通訳していただきましょう。
D:J'espere que live de demain va vous plaire et que vous touche up petit peu, touche un petit peu remet(?) vos sentiments au moin durant certain partie du consert. Voila.
B:明日のコンサートが、皆さんの気に入ってもらえるものとなることを、僕は望んでいます。そして、ちょこっとでも、みんなの心を動かすことができたらいいなあと、思っています。
T:ありがとうございました。すばらしいメッセージですね。明日のライブ、楽しみにしていきたいと思いますが。今日のゲストは、ドミニク・シャニョンさんでした。ありがとうございました。
D:Merci beaucoup。ありがとうございました。Merci。

こぼれ話

3本目の収録ということで、だんだん慣れ、一番リラックスして臨むことのできた収録でした。
(曲をかけてる間に、「ちゃんとフランス語会話のエンディングって紹介してください」って注文したりもしちゃいました。)

DJの丹菊さんは、本職はドラマーをされている方で、NHKののど自慢などで演奏されているそうです。
この番組のDJは今年の4月からされてるそうですが、時折名古屋アクセントが交じったり、自然体でよかったです。
ドミニクのライブのバンドのドラマー、スコット・レイサムさんのことも少し知っているみたいで、収録の始まる前、ドミニクと話してました。

dernière mise en page : le 17 août, 2004
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