2003/2/2 CDF虹のかなたに

Chante Dominique, Chante

歌え!ドミニク、歌え!― ドミニクシャニョンの歌が聴きたい

"le 2 février Tokyo CDF"

2/2CDFシャンソン講習会「虹のかなた」

今回は、2月2日のクラス・ド・フランセでのシャンソン教室(「虹のかなた"Fuir le bonheur de peur qu'il ne sauve"」)に参加された、Naomiさんに、お話を伺います。
N : Naomi さん B : さぶり

CDF, Fuire le bonheur de peur qu'il ne sauve

B : Naomiさんは今回始めて講習会に参加されたそうですが、いかがでしたか?

N : 講習会の始まる10分前くらいにクラスドフランセへつき、参加者の控え室に座っていました。 ほとんど会話はなもなかったので、「大丈夫なんかぃ!エライ所に来ちゃったよ!!」と思っていました。今思えば、みんな緊張していたのかも。

B : 参加者はどんな方々でしたか?

N : 人数は12-3人位だったと思います。全員女性でした。私はDominique-Fan がもっと大勢集まるのだろうと思っていたので、この少人数にはとても驚きました。
年齢的には、下は中学生から、上はおばあちゃんという程ではないけれども、かなり年配の方もいらっしゃいましたよ!

B : ドミニクはどんな感じで登場しました?

N : 開講時間数分前、背後からドミニク登場。 何か言っていましたが、すぐ目の前に現れると思ってなかったので仰天し覚えていません! 「もう少しで始まるから待っていてね」というようなニュアンスの事を言って去っていったと思います。

B : ドミニクに初めて会った感想は?

N : 本物は、テレビよりかっこ良かった!背が高かった!声が素敵だった!!でも緊張してあんまり覚えてません(笑)再度来た時には、ドアを押さえながら、一人一人を会場となる教室の中へ導いてくれました。 「おお!ヤハリ、日本の男性とは違うわ〜」ってな具合で感動しっぱなしでした。
レッスンが始まるまで、ドミニクと顔なじみの人はおしゃべりをして、和気藹々!! 「ヒサシブリィ!」と可愛い発音で、ドミニクが挨拶していたのを覚えてます。 それにつられて緊張していた雰囲気が和んでいきました!! ドミニクの人懐っこさが雰囲気をまる〜くしていくのでしょうか?すごいです、感心してしまいました。

B : 最初の緊張がとけて、和んだ雰囲気になってよかったですね。 さて、練習方法はどんなかんじでした?

N : 練習前には、教室に今回の課題曲「虹のかなた(Fuir le bonheur de peur qu'il ne sauve)」がかかって、雰囲気をたかめていました。
いざ、練習スタート。 ヌジェさんがピアノを弾き、ドミニクに合わせて、ラララで音取り。
当初は数小節づつ切って音を教えていく予定だったと思いますが、さすが参加者は全員予習を怠らなかったのでしょう。皆バッチリ!ざっと音合わせをして次のステップへ。
発音担当は、クラス・ド・フランセのマリック校長。 ホワイトボードに歌詞を区切りの良いところで切って書いてくれました。そして、一つの単語を音節に区切って発音してくれました。私達もそれに続けて発音練習。

B : Naomiさんはフランス語の勉強を始めて1ヶ月くらいいうことでしたが、そんなNaomiさんでも最後にはなんとか歌えるようになった教え方のポイントは?

N : 一単語づつではなく、「一音づつの発音練習」が、このレッスンの特徴だと思いました。 3-4回程同じフレーズの発音をくりかえし、いよいよ音合わせです!!
発音練習中、ドミニクとヌジェさんは、私達の口元をみたり、顔を見て様子をうかがっていました。ヌジェさんは、音と発音に厳しい方でした。
ドミニクは、あまり発言しませんでしたが、音楽のバランスにとても気を使っているように見えました。
歌詞と音を合わせるときも、2人は発音や音を微妙な所までチェックしてくれました。ヌジェさんは伴奏を何回もトチッテましたが、それもまた笑いを誘い皆の緊張をほぐすんですヨ。
レッスン中は、ほとんどのフレーズを一人一人指され、前で歌わされましたが、それを聞きながら皆も一生懸命練習していました。分からない発音もお互いに教えあったり、難しいですねぇなんていいながら皆で仲良し。ドミニクやパトリックのジョークも交えながら終始アットホームでしたよ。

B : ドミニクやヌジェさんのアドバイスで印象に残ったのは?

N : 個人に合ったアドバイスをくれるところにプロなんだという印象を受けました。 その人の声域を考え、半音下げてくれたり、歌のうまい人には発音を重視で教えたり、それぞれに合ったアドバイスをくれました。
緊張しながら歌った後はドミニクが、"Merci"と必ず言ってくれました。その一言が何よりも素晴らしいご褒美でした!!好きな男性に何かを習うというのがこの教室の一番のポイントだと思います!また、生徒の名前を覚えて、名前で呼びかけてくれるところにも、感動でした。

B : アドバイスはフランス語だったのですか?

N : ドミニクは日本語を使ったり、マリックやパトリックをとおしてアドバイスくれました。 日本語がうまい分ヌジェさんの指導が光って見えたのですが、ドミニクも日本語がもっと上手になったら、もっと素晴らしい先生になると思います。
途中までは一人一人歌っていたのですが、最後の方は、時間も押してきてしまったので、上手な人が指されたり、積極的な態度で臨む人が前で歌ったりしました。私は、恥ずかしいので引っ込み思案のまま。折角のチャンスを逃してしまいました・・・(泣)。
いよいよ最後は1曲通してDomiと歌いました。 いやあ、本当に難しいんですよ。特に私は、フランス語を勉強し始めてまだ半月たらず、シャンソンを歌うのも始めてだったので、途中で帰りたくなるほど難しかったのです。 時間が限られているので難しいですが、やはり、もう少しゆっくりやって欲しかったなぁ・・・ 6時間で20年分の力を使い果たしたような感覚に陥りました。

B : 今回の課題曲「虹のかなた」は、5拍子だし、音域も下のソから上のミまでと広いので、難しい曲だと思いますよ。

N : だからこそ、歌い終えた後の充実感は計り知れないものでした。きっと参加者全員の思いは同じだったのではないでしょうか?

B : そうですね。難しいものだからこそ、達成感もひとしおかもしれませんね。なんとか歌えるようになって、良かったですね!

N : レッスン終了後、みんなで記念撮影。そのあと解散でしたが、名残惜しく・・・皆それぞれにドミニクやヌジェさんとお話したり、サインを貰ったり、写真を撮ったり。参加者同士も、帰り際にはお疲れ様でした!と声を掛け合っていました。私も写真を撮りたくて仕方がなかったのですが、ドミニクは他の人にサインをしたり、話しをしていたりで、なかなか話しかけられなかったんです。 ヌジェさんとも撮りたかったので、ひとまずヌジェさんに「一緒に映ってください」とお願いしたら、半ば強引に「ドミ!ドミ!」と呼んでくれて、「Naomiをサンドイッチ!!」って、二人してお腹で私を突き飛ばして、写真に写ってくれました。ヌジェさんのやさしい気遣いに感謝!です。

B : このほか、特に印象に残ったことは?

N : 休み時間、私が教室から出ると、ドミニクとばったり会いました。
「ヒサシブリィ〜」と言われ、え?初めて会ったのに久しぶり??と、不思議な顔をしていると、もう一度「ヒサシブリ!」と言われました。 私は半年前からクラスドフランセの通常のクラスに通い始めたのですが、入会手続きに来た際に、たまたま遊びに来ていたドミニクとチラッとと会ったことがあったんです。それを覚えていてくれてたのかも!?だったら嬉しいなと帰り道はウハウハでした。

B : おお!それはちょっと嬉しいかもしれないですね。 今回、全体を通して感じたことは?

N : ドミニクには、パトリックのように仕事が出来る、商売上手な雰囲気はありませんが、まだ純粋な部分が残っています。ドミニクにはきっとこの先もそのままでいて欲しいですね。 純粋のまま、純粋に音楽を愛していって欲しいです。そうすれば、今以上に、彼の音楽に魅了される人が増える気がしました。

dernière mise en page : le 17 août, 2004
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