2002/8/24大阪・御堂会館

Chante Dominique, Chante

歌え!ドミニク、歌え!― ドミニクシャニョンの歌が聴きたい

"le 24 août Osaka Mido Kaikan"

8/24 大阪御堂会館

2002年8月24日に大阪御堂会館で行われたグローバルユースビューロー主催のコンサートのレポートです。
S : しのぶさん A : あっきーさん B : さぶり
なお、このコンサートのレポートはperce-neigeさんのサイト「こととね」の「ドミニクに会った握手もした」にもありますよ!

Osaka Mido Kaikan

B : 開場時刻の30分前に到着。ちょっと早すぎ?しかし、すでに数人の方が入り口で待っていました。みるみるうちに列は長くなり、「早く来てよかったなぁ〜」と実感。 いよいよ開場時刻になると、せっかくだから、いい席に…と、しのぶさんと場内に急ぎました。

S : そうそう、舞台に向かって右か左か悩んだよなぁ〜。「ピアノがこっちやから・・・」、「舞台からの階段がここやから、降りてくるかも・・・」とか言いながら。

B : 結局、舞台に向かってやや右手の一番前(!)に座った。そして、「このなかには、CDCの常連さんもいるんだなぁ〜」なんて、入ってくるお客さんを眺めながら開演を待ちました。

S : 顔も知らない人たちをなぜか探して、あやしいほどに後ろ振り向いとったなぁ。

B : 客層は、ちょっとゆったりしたリッチな旅行の説明会ということもあってか、年配の方中心。若いひともちらほら。

S : 並んでる時から、周囲の人の年齢層高くて、ちょっとビックリしたわ。ヌジェさんファンかシャンソン愛好家の方々と思いきや、それだけでもなさそうなことが、公演終了後、わかるんよな〜。

B : 開演を待つ間、偶然あっきーさんにも会うことができ、3人で見ることに。

A : ぶりさん、しのぶさんが私を見つけてくれました。偶然うまく会えて、よかったわ。

B : 開演直前、しのぶさん、あっきーさんがお手洗いに。 私は、席で待っていたのだが・・・。うーん。私もカワヤに行っておけば…悔やまれる。 なぜなら2人は偶然、ドミニクに会ったらしい。 そのときは、どんな感じだったの?

S : 客席の様子が気になってたんかなぁ?会場の脇から客席を覗きに来たって感じやったわ。 まだ、舞台衣装でなかったし。コンタクトしてるとは言え、かなり目の悪い私がドミィを目撃した時の心理状態:
目線の先に顔の小さい白人さんがおったので、「まさかねぇ」と思いながらも、とても気になったので、しばらく凝視。「なんかドミニクに似てる→あ、こっち気づいてはるみたい、メッチャ目おうてるし、ニコニコしてはる。→ん?ん?→ド・ミ・ニ・クゥ〜!!!うわっ!本人やわ!!!」
ドミィは少し奥まったところからこっちを見ていたけど、私に気づかれたことに気づいたら、逃げるどころかニコニコしながらこちらに向かってきてくれてん。
周囲に気づかれたら、ちょっとした騒ぎになってたかもしれないのに、自ら近づいててくれたので、私の顔覚えてんのかなぁ?と思ったけど、そんなわけなかったわ。ハハハ。(都合のいい勘違い。)
「お会いするの2回目なんです。」って言ったら、ちょっと「エッ?どこでやねん?」って顔してたから、「12月に大阪で。」って付け加えたら、「ア〜、ヒサシブリィ〜」って言ってくれてたけどね。

B : こういうところを聞いていると、ドミィは本当に素直でいい人やなぁ、と思えてきた。 私は、つい裏を読もうとしたり深読みしたりするタイプなので。

S : 結構、私もそういうタイプ。 実はニコニコしながら近づいてきてくれたのは、うちらが廊下の真中で騒ぎ立てんようにと思わはったんちゃうかぁ〜、って思ったりもする。

B : いやぁ、とっさの判断でそこまでなかなか。そう思ったとしたら、「チッ」というような表情を思わずしてしまったりするものだろうから、やはり、もともと素直な人なんじゃないでしょうかねぇ。

A : わたしも素直な いい人だと思う〜。開演前なのに、とても気さくに話し掛けてきてくれるドミニク、やさしい!いつもてらいの全然無い、自然体で構えてる人だな〜って思ったわ。

B : ところで、そのときはドミニクとなんか話せた?

A : ドミニクの第一声は「Bonjour」でした。なんか、ポーっとなってたみたいで、何話したかよく覚えてない・・・。

S : はじめフラ語で話そうと思ってんけど、前回に引き続き頭真っ白になってしまった。
結局、私の口から出てきたフラ語は「Bonjour」、「Ça va(←「大丈夫」の方の意味)」、「Au revoir」、「A tout à l'heure」…挨拶だけなんて…反省…

A : その場は「ステージ、がんばって〜」と手を振って、別れました。

S : 私は本当は「(今日のコンサート)楽しみにしてます。」と言いたかったけど、私のフラ語力では太刀打ちでけへんかったのよ。未だに答えがわからんねんけど。。。

B : さて、開演。まず最初に旅行の説明があり、スライドで世界各国の旅行の紹介と説明が20分ほどありました。

S : ドミニクに会っちゃった直後だったので、この説明会の間なんだかとてもソワソワしたわ。

B : 休憩をはさんで、いよいよシャンソンコンサート開演。 幕があがると、悩んだかいあって、私たちの席はベース、つまりドミニクのちょうど前あたりだった。ドミニクは椅子に座ったままで演奏。 わぁ、と思うも、あまりにも近すぎて、なんだかかえって見られない…

S : はずかしかったなぁ〜。 しかも、開演前に会ったもんやから、たぶんドミニクに「あっ、さっきの子ら一列目におる」って思われてるわ〜って、思ったら余計に恥ずかしくて… 実際、幕が開いたとき、気づいてくれてたような気がしたしなぁ。(勝手な妄想??) 目が合うのが可能な距離だけど、目が合うとはずかしぃ〜…

B : しかも、それよりももっとスグ真ん前にヌジェさんもいるので、ドミニクのほうばかり見るわけにもいかんし…と思ったり。 しかし、隣をみると、幕があいた瞬間から、あっきーさんと、となりのご婦人(後に西宮の慶さんと判明)は、キャーって感じで身を乗り出して見ていた。

S : めっちゃ、手振っとったでぇ。正面じゃなくて、斜め前方に向かって、体乗り出してウワァーって感じで。

A : わははは。つい・・・(^_^ゞ 初めて見るドミニクのステージだから興奮して「わーっ!!」って。 「さっき会ったワタシよーっ!」ってな気持ちも込めて手を振らせてもらいましたわ。

B : あっきーさんも、西宮の慶さんも目がキラキラ輝いてた。二人の真正面にヌジェさんがいるのに、視線はまっすぐドミニクにクギ付け…うーん。この人らの反応のほうが面白いわぁ〜と、しみじみ観察してしまいました。

A : おもしろかったスか(笑)。ハハハ。。。

S : 終始、すっごい笑顔やったしなぁ。かといって、ぶりさんと私がしかめっ面で見ていたわけではないけどね。

終演後ファンにサインするドミニク(さぶり&perce-neigeさん撮影)B : 曲はなつかしのシャンソンが中心。「パリの空の下」「サントワマミー」などなど。 バンドの構成はピアノ、ドラムス、ベース(ドミニク)、ヌジェさんのアコーディオンと歌でした。 曲の編成はジャズ風なアレンジが中心でした。私は、ジャズは結構すきなのでよく聞くのですが、ひごろからなぜかベースを中心に聞いているのです。 そういうわけで、自然とベースを中心に聞いていたのですが、なかなかジャズのテイストが入っていて、おしゃれなアレンジだったと思います。あとは、ドラムスもよかった。

S : あっ、ちゃんとチェック入れてるなぁ〜。

B : 服装もチェック入れました。グレー(シルバー)のやや光沢のあるシャツに革風の黒パンツ、黒い革靴でした。この靴がちょっとハイカット気味ものだったのですが、まるで新品のような光沢が妙に印象にのこっています。

A : いつもテレビでは前髪上げてるけど、今日は前髪下りてるぅ〜とか思いながら見ていました。
テレビでは「ダイエットしなきゃネタ」でからかわれてるドミニクだけど、スラリとスッキリと見えて素敵でした。

B : 今回はヌジェさんの歌が中心で、ドミニクはほとんどベース演奏でした。伴奏しているときのドミニクはちょっとうつむき加減で、伴奏者に徹しているという感じでした。
ヌジェさんは、プロフィールによると、クラブメッドのエンターテイメント部門でリゾート地で長いこと活躍されてたかたのようです。そういうこともあってか、なかなかのエンターテナーでした。
演奏は、女性ナレーターの旅情をさそうようなナレーションと、ヌジェさんのトークを交えて進んでいったのですが、このトーク、ちょっとベタベタだけど、ほとんど日本語で、かなり客席を沸かしていました。 たとえば、「シャンソンには「パリの空の下」「パリの屋根の下」「パリの下の下」マデアリマス。」など。

S : そうそう、ドミニクはヌジェ氏の日本語のMCがわかっているのかいないのか、はたまた何回も聞いてるせいなのか、観客がうけてるときもすましてる時とかあったよなぁ。

B : あったあった。たぶん、あんまりわかってないんじゃないかなぁ?とりあえず、ニコニコしとこ、みたいな。

A : かと思えば、何の曲のときだったかな。ドミニクはなにか自分的にウケることがあったらしく、1人でめっちゃ笑ってた。客席におもろいヒトでもいたのか、こちらにはわからないのだけれど、とにかくすごく笑ってた。
テレビでも他の人は笑ってないとこで、ときどき1人でウケて笑ってるから、私は「出た〜」と思って見てた。

B : ヌジェ氏は、また、「私の回転木馬(Mon manege a moi)」の曲紹介のときには、「アノ、NHKのフランス語ノ先生ダッタラ、コウイイマス」と、パトリス風に力強い口調で「モン マネージュッ アッ モワッ!モン マネージュッ アッ モワッ!」と真似ていました。結構特徴をつかんでいたので会場は大爆笑でした。
その後には、ドミニクにも「サア、フランス語ノ先生、ドウゾ」と発音させていました。 ドミニクは意味がちょっとわからなかったようで、ヌジェさんがフランス語でボソボソボソっと指図していましたね。 「Mon manege a moi」と、ごくごく普通に言ったドミニクに、「コノ先生ノ発音ニハ、チョット問題ガアルネ…ウソウソ」と、ちょっと?なツッコミも入れていました。

S : その後もヌジェ氏はドミニクを何回か「フランス語の先生」として活用してたよね。
「セシボン」を客席に合唱させようとした時も、練習の時にドミニクに「C'est bon. C'est bon.」って言わせてた。

A : やっとドミニクがしゃべったと思ったら、「C'est bon」の一言。客席から「それだけか〜い(笑)」みたいな笑いがちょっと起こってたね。

S : 本当なら、客席がその後、「セボン・セボン」と続かねばならないのに、ボソボソ・・・って感じやったのが、ちょっと悲しかったわぁ。でも、うちらは真面目に練習したでぇ〜。なぜなら、一番前だから。
曲の途中、ヌジェ氏が舞台から客席の方に降りてきた。案の定、階段脇の観客数人にマイクを向け、「セボン・セボン」と歌わせていた。こういう時って、やっぱり反応の良さそうな人をえらんでいるんやろ〜ね〜。 ヌジェさんが舞台上にいるときから、私はぶりさんが狙われてるような気がしててんけど、やはりマイクを向けられていた。「セボン・セボン♪」

B : 向けられてしまいましたよ、「セボン・セボン♪」。まじめに練習したかいがありましたワー。

S : 客席から舞台中央に戻ってきたヌジェ氏は舞台前にあった机に乗り移ろうとした。それが、なんだか危なっかしくて、前にいた数人が思わず手を差し伸べてしまったくらい。
舞台のヘリに座ったヌジェ氏は数人の観客と握手をしたのだが、私の隣でズーッとドミニクに釘付けだった人たちも、この時ばかりはうれしそ〜にヌジェ氏に向かって手を出して握手してもらってた。なんて変わり身のはやい!!

A : わはははは!!ヌジェさん、すいません。でも、あんな間近に来られたら、やっぱ握手させてもらいます!

S : コンサートの半ば過ぎたあたり、ヌジェさんのMCの間に、ドミニクと目が合ったような気がしたから、ちょっと手ぇ振ってみた。かなり控えめに、お腹のあたりで手首から先だけ、振ってみてんけど、その後、ドミニクがそのままの姿勢を保ったまんまで眉をピクッって上げてくれた!クゥーーーーーー、うれしい!!たとえこれが勘違いでも! こういう顔の「しぐさ」って、平らな顔の日本人は、あんまりサマにならんよなぁ〜、きっと。

B : 今回のコンサートでは、ドミニクの歌は一曲だけ。去年のフランス語会話でも歌っていたドミニクアレンジの「群集 La Foule」ラテンバージョンです。 曲がもりあがるにつれ、テレビ放送時とはまたちょっと違ったアドリブを加えながら、気持ちよさそうに歌っていました。高音のアドリブではまぶたは閉じているのだけれども、目が見開いているように眉をあげて、のびのびと歌っていて、ほんとうに気持ちよさそう。

S : この曲はクリスマスパーティーの時にも生で聴いたけど、座って大人しく聴いているのがもったいなかったわ。パーティーの時はみんな踊ってたしなぁ〜。 今回のコンサートに来る前、シャンソンなんて聴きに行ったことのない私は、いったいどんなノリのコンサートなんやろ〜と思ってたけど、曲目を見てお分かりの通り、決して立つことなく、曲によっては手拍子打つといった感じでした。

B : 年齢層も高かったしね。 しかし、どうも楳図かずおの怪しい踊りが、頭のなかにちらついてしかたがなかっんだなぁ。たのむわ、楳図先生。(ドミニクはTV放映時は、楳図かずおとデュエットしていたのです。)

S : ハハハハ、わかるわ。踊ってる、踊ってる、派手な衣装着た楳図先生。

B : 後半には、「ラストダンスは私に」「マイウェイ(comme d'habitude)」など、「アメリカンポップスだと思っていたけど実はシャンソンだったのね!」という曲を何曲か演奏しました。 「マイウェイ」は、知らなかったんですが実は英語版とぜんぜん歌詞が違うんですね。フランス語版のほうがコミカルで私は好きですな。

S : 歌いようによってはコミカルかも。でも、まじまじと歌詞だけ読むと暗いでぇ…というかさぶい。ヌジェ氏の言うように、結婚披露宴なんかで、フラ語で歌っちゃぁいけません。 ちなみに歌詞の日本語訳はこんな感じ↓
♪・・・僕は家に帰る いつものように/君はいないだろう/まだ帰ってないだろう いつものように/一人で僕は寝ることになるだろう/この冷たい大きなベッドで いつものように/僕は涙をこらえよう いつものように・・・♪

B : 「ラストダンスは私に」は、普通とはちょっと違ったリズムのアレンジで、あかるくポップな感じで。
「サントワマミー」の解説では、ヌジェさんは、ドミニクをさして「この曲は30年くらい前の曲だけど、この曲ができたとき、まだ彼は生まれていなかった」と話しました。サントワマミーって、実はフランスではあまりヒットしてなくて、ヌジェ氏も来日するまで知らなかったとか。
さて、いよいよ13曲のプログラムが終了すると、ヌジェさんのみ一旦退場した後、アンコールが2曲ありました。一曲目は「さくらんぼの実る頃」。これは、ヌジェさんとドミニクのハーモニーでした。客からは「なつかしいなぁ」という声が。

A : 「紅の豚」で加藤登紀子が歌っていたこともあってか、わたしにとってもなんだか懐かしさを感じさせる大好きな曲ですね。

B : 2001年のフランス語会話5月の曲としても、紹介されてました。ドミニクが、帽子をかぶってネクタイをラフにしめて、ちょっとオールディズっぽい服装で歌ってた曲です。

S : 2曲目は、「Aux Champs-Elyses」は皆で大合唱でした。最初にちょっと練習をしたのですが、そのときに、キーが高すぎたので、思わず「高い…」と言ったら、ヌジェさんに舞台上から「ダイジョウブ?」と何度も尋ねられた。あれは、聞こえたんかなぁ・・・びっくりしたわ。結構、ヌジェさん近くで見ると、迫力あるし…

B : そうそう。テレビでみるよりも、がっしりしているというか、迫力・貫禄のある方だったねぇ。
退場するとき、ドミニクの背中の、イスの背もたれにあたる部分が汗でしめっていたので、「あぁ、涼しげに見えたけど、なかなかの熱演だったんだなぁ〜」と改めて思いました。

S : 私も気づいてた。腰のあたりやろ。たしかに顔とか全然汗かいてそうになかったもんなぁ。

B : さて、とうとうコンサートも終了。ロビーに出てみると、すでにドミニクはたくさんの人に囲まれ、サインや握手に応じていました。
私は、CDCの皆さんからよせてもらったメッセージを寄せ書き風にまとめたものをわたそうと思っていました。
開演前にしのぶさんが機転をきかせて「プレゼントがあるんだけど…」と伝えてくれて、ドミニクから「あとでロビーで待っていて」と言われていたため、おとなしく待つことにしました。

S : "Rendez-vous"してもうたんヨ!

B : しかし、コンサートの途中でヌジェさんが「コンサート終了後、私ノCDヲ販売シマス。私トドミニクがサインシマス。」といったこともあってか、はたまた、説明会の粗品にペンがあり、全員ペンを持っていたためか、サインの列はなかなか途切れません。

S : みんなチョコチョコっとフラ語で話し掛けてたみたいやしねぇ。ドミニクも丁寧に答えてはったし。

ドミニクのサインA : けっこう年配の方々がフランス語会話のテキストにサインを求めていたんで、こうやって「テキストにサインをもらおう」とテキストを持ってくるってことは、皆さんドミニクのファンなんだなぁ、ファン層は厚いなぁとしみじみ思いました。

B : 待ちながら、ふと、ドミニクは子供の頃、こんなに長いサインの行列が自分の前にできるなんて、考えてみたことあるんだろうか?と思ったりしました。子供のときじゃなくても、日本にきたときにも、そんなことになるとは多分予想していなかったんじゃないかなぁ?

S : お、私もそんなこと思ってた。フランス離れる時、家族とかもドミニクがこんなに日本で人気者になるとは思ってなかったやろなぁ〜って。

どうもなかなかサイン会は終了する気配がないので、開演前に、ドミニクが「ここで待ってて」と言ってた楽屋入り口近くのベンチへ移動して待つことに。しのぶさんやあっきーさんは待ちながらも、要領よく、サインの列に混じってサインしてもらったり、ちょっと話したりしていました。

S : 少々待つのに飽きて、あっきーさん柱の影からドミニクに手ぇ振ってたよなぁ。クククッ。

A : 「ほんまにここに来てくれはるんかなぁ〜?」とちょっと心配になって、「ここで待ってますよ〜〜ん!」とのアピールも兼ねたつもりで手を振りに行ったりしてました(笑)。

S : 私もお約束を忘れられてはいけないと思い、だいぶサインの列が引いた頃にドミニクに顔を見せに行った。私の顔見たら、「アァー。」って言ってたから、どうやらお約束は忘れていないようだったので、一安心。ついでに(?)、「お願いします。」と言って、サインを頂戴し、仕事の邪魔をせぬよう一旦撤退。

B : 私は、この間、「フランス語で何てはなそう、なんて話そう」と、ずーっと、ドキドキしながら、待っていました。そして結局、サインをもらうのを忘れてしまったのです。 あんなにたくさんの人がしてもらっていたというのに!!アホやぁ〜〜!

S : そうか〜。多少緊張している様子は見られたけど、固まってたんやね。カチカチ。

B : さぁ、いよいよお待ちかねのドミニクが私たちの方に近づいてきました。
そして、「C'est moi qui a crée votre site!」(HPを作ったのは私です!)といいながら、みんなの寄せ書きを渡しました。
寄せ書きのデザインをサイトと同じ、オレンジの水玉にしておいたので、「あぁ〜知ってるよ。あなただったんだね。」と言ってにっこりしてくれました。 ドミニクが正確になんと言ったか、フランス語だったのか、日本語だったのか、実はあんまり覚えていなんですが、とにかくそんな雰囲気でした。

S : ぶりさんの正体がわかった瞬間、ドミニクはホント、「あぁ〜!!」って感じだったよなぁ。隣で見てて、ホンマ、ええ感動のご対面やったでぇ〜。 この瞬間ホンマにドミニクがCDCを知っていることが、証明されたわけやし。

A : ほんま、感動のご対面や! 寄せ書きを見せた時もドミニクは「ア!!」ってすぐ気づいていいリアクションしてくれたよねぇ。

B : でも、残念なことに、
    ドミニク:「新幹線の時間があるから、行かなくちゃ。」
    ぶり:  「Ça va, d'accord」。
ほんとは、あんまりÇa vaじゃないけど、仕方がない。
時間がないのに、ドミニクは「僕はこれはあとで読むから。あとで読む。」身振りもつけながら何回も繰り返してゆっくり言ってくれた。(これはフランス語で言っていた。Je vais lire ça aprèsだったかなぁ。)
     ドミニク:「わかる?」
     ぶり:  「Oui J'ai compris」。
ちゃんと、「今は読めなくて申し訳ないけど、あとで必ず読むよ」ということをなんとか伝えよう、というのが伝わってきた。

S : 時間がない、と言っているのに、無理をいって、写真を一枚とってもらいました。ごめんね、ドミニク。大阪のオバハン根性が出てしまったのぉ〜。

B : Est-ce que je peux prendre un photo? ときいたら、Une photo? OKといってくれた。そうか、photoは女性名詞か〜。二度と間違えないぞ!!
写真のあと、急いでお別れをして、ドミニクは楽屋に去っていった。まるで風のような出会いだったなぁ… でも、ドミニクに無事寄せ書きも渡すことができ、ほんのちょっとだけ話すこともできたので、よかった!
緊張の糸がゆるんだのか、ロビーでちょっともたもたして、ようやくホールをでると... なんと、ホールの出口で、楽屋から出てきたドミニクを発見! Quelle chance!

S : さすがに数分前に会ったばっかりやったから、覚えててくれてたよねぇ〜。

B : そうそう。ドミニクも、「あ!」って感じだったね。私服に着替えたドミニクは、薄いグレーのTシャツにベージュのワークパンツ、グレーのスニーカー、というさわやかないでたちでした。 「こんな子、友だちにひとりいてもおかしくないわー」というような親しみがわく格好でした。

S : いそー、いそー。番組の中でもカジュアルなかっこしてるけど、もっとくずした感じやんなぁ。

A : ごくごくフツーの青年の格好だよねぇ。「ナイスー!」と思ったわぁ。 テレビでもいつも屋内での姿だし、このときの夏の太陽の光を浴びたドミニクは、とても新鮮で魅力的でした。

B : ヌジェさんが出てくるまでしばらく時間があったので、またお話することができました。

S : 印象に残っているのは、「みんな大阪から?」って聞かれたから、「ハ〜イ、私は大阪〜」って手上げてたのに、遠方からの方がやはりインパクトあるから、話がそっちに流れてなんだかサブかったぐらいかなぁ。ははは…

A : ドミニクが「アツイネ」と私達に話しかけてきてくれたので、「今日はマシです」と答えました。そしたら、「ン?」って顔をして、意味がよくわからなかったみたいだったので、ゆっくり、「あまりアツくない、デス」と言ったら「ア、ワカッタ」って顔をしてくれました。

B : ドミニクが言いたかったのは、中よりも外が暑いなぁ、ってコトだったみたいなので、Pace qu'il n'y a pas de airconditioner.(外はクーラーないからね)と、私は答えました。しかし、暑いねぇ、という人に対し「クーラーないから暑いわ」という返しは冷たいすぎる・・・
さらには、crimatisationではなくairconditionerと言っちゃったし。英語やん。
ん・・しかし、あらためて考えたら、全然たいしたことしゃべってないなぁ・・・

S : そうこうしているうちに、ヌジェさんも出てきて、いよいよ本当にお別れすることに。 ドミニクはタクシーにのりざま、Ciao〜!と手を振ってくれました。

D : タクシーに乗る間際にも、ファンがきたら握手してあげてたねぇ。エエ人や。

A : ドミニクは、テレビではボケ役、三枚目役といった感じだけど、実物は、なかなかどうして男前。ほんとにかっこよかったです。とてもさわやかで、いつも気負いなく、とりつくろうことなく自然にかまえている所が魅力的な人だなぁと思いました。そして、テレビでもわかるけれど、とっても心の優しいその人柄に1番感激しました。ただのファンサービスではない、本当の優しさを感じました。大スターになっても、いつまでも今のままのドミニクでいてね〜!と思いますわ。

S : 私は、ヌジェ氏が、私らに気を使ってくれたことも一言ふれておきたいわ。
タクシーに乗ったドミニクに、あっきーさんと私が手を振っててんけど、奥の座席のドミニクにはなかなか気づいてもらえへんかってん。そんなうちらに気づいたヌジェ氏、わざわざドミニクに声をかけてくれて、本人からバイバイと手を振りかえしてもらうことができました。
さらに、うちらにドミニクが見えるようにと、ヌジェ氏は大きな体(お腹)を後ろにそらしてくれました。エエ人や〜。

Set List

「懐かしのシャンソン・ フランスの香り」

パリの空の下
私の回転木馬
詩人の魂
バラ色の人生
恋は水色
セシボン
ミスターサマータイム
群集
ラストダンスは私と
モンマルトルの丘
サントワマミー
マイウェイ
枯葉

〜アンコール〜
さくらんぼの実る頃
オー・シャンゼリゼ

演奏
Ac.&Vo. パトリック・ヌジェ
Drms. スコット・レイサム
Piano 黒木千波留
B.&Vo. ドミニク

dernière mise en page : le 9 août, 2004
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