東京パシフィックホテルでのライブに参加された、オズさんとアビィさんへのインタビューです。
O : オズさん A : アビィさん B : さぶり
B : オズさん、アビィさん、5月1日のパシフィックホテルでのライブの様子を聞かせて下さい。 ステージまん前の席を予約されて行ったそうですが・・・
O: 開演15分前に会場の「ブルーパシフィック」に着き、席を案内されてみると、ナント前から2番目のテーブル。ステージ前の予約のはずだったのにぃ!
B : ちょっと残念でしたね。
O : でも、ド真ん前すぎてチョット恥ずかしいかも?と思い、小心者な性格も手伝いって言われるがまま着席しました。
B : 他のお客さんはどんな感じでした?
O : ドミニクファンとおぼしき女性たちの友達同士ペアが4組ほど。一人で来ている女性もいました。
私ははじめ一人だったので、周りのテーブルからの楽しいおしゃべりが聞こえる中、独り寂しく&ドキドキしながら待っていました。
すると、突然、聞き覚えのあるチョットくぐもったような声が、後方から聞こえてきたのです!
なにげなぁ〜くチラッと見てみると、やはりドミニク!!
後方テーブルの女性たちと知り合いなのか、「よく来てくれたね」みたいなことを日本語で話していました。
B : ドミニクの第一印象は?
O : 生ドミニクの第一印象は、ヒョロッとした感じでした。 あと、どこにでもいる西洋人のお兄さん・・・という感じ。スイマセン・・・華のない感想で…
B : オズさんも、さっそく、話かけたりしましたか?
O : いえ。こんな近くにドミがいるというのに、あまりに気恥ずかしくて、直視できませんでした。 とーっても見たいのに! でも私ったら・・・まるで彼のことなど気にも留めていないようなシラッとした素振りを装っていました。 もし友だちと一緒だったら「キャア♪」とか言いながら見まくりなんでしょうけど。 内心見たくてたまらないのに、かたくなに振り返らない私・・・。 そんな馬鹿げた葛藤を繰り返していたら、いつのまにやら彼は楽屋に入ってしまったようでした・・・。
B : あらら。 会場ではアビィさんとうまく会うことができなかったのですか?
(注:オズさんとアビィさんは、今回のコンサート情報をCDCの掲示板で知り、当日会えるといいね、と話していたのでした)
O : 最初、一人でステージ前に座っていた女性を、アビィさんだと思い込み、テーブルまで行って、「あの・・・オズですけど、アビィさんですか?」とスマイルで声をかけました。そしたら、ウザそうなイチベツと共に、「違います!」プイッ!
B : あらららら。人違いをしてしまったんですねー。
O : でも、一ステージ目の途中で無事会うことができました。
B : よかったよかった。 ライブはどんなふうにしてはじまったんですか?
O : パトリック・ヌジェ氏に続き、我らがドミニク、そしてピアノとドラムのミュージシャンが、小さなステージに現れました。手前にアコーディオンを手に歌うパトリック氏、そして右奥にベースを演奏するドミニク。ピアノとドラムは両端です。 パトリック氏が、前方がほとんど若い女性で埋まった会場を見渡し、なにやらドミニクにひそひそ耳打ち。そのときドミニクの顔がニコッとゆるんだのを私は見逃しませんでした。きっと「お前のファンばかりだなぁ」みたいなことかしら・・・?
B : はっはっは。ドミニクもちょっと照れくさかったのかもしれませんね。 ドミニクのファッションはどんな感じでした?
O : この日の服装は、6月の歌の服装と全く同じだったんですよ。
B : 6月の歌というと、A la Claire Fontaine(「水のきれいな泉へ」を、パトリック氏とトリオで演奏していたときですね。
O : そうです。ツルンとした素材のグレー地に黒の細かいダイヤ模様の襟シャツ&皮にしてはテカリすぎ?の黒パンツでキメていました。右手の薬指には、TVでもしている指輪がキラリ。
その手で奏でるベースは、真っ赤!シックなモノトーンの装いに、ベースの赤が鮮烈でした。
B : ライブはどうでしたか?ドミニクは何を歌いましたか?
O : ライブは15分の休憩を2回はさんで、3ステージの演奏でした。 最初3曲くらい続けてパトリック氏が歌いました。 その間、ドミニクは会場をチラと見ることもなく、譜面を見っぱなしのうつむき加減で、ただ黙々とベースを演奏していました。
B : 伴奏に徹していたんですか?
O : いえ、その後、パトリック氏が「NHKフランス語会話でお馴染みの・・・」と紹介して、いよいよドミニクが歌う番になりました! 『La Foule』(NHKフランス語会話2001年11月の歌)を、アノ声で熱唱!とにかく大感激! どことなく切なげなラテンのリズムにのせ、ドミが・・ドミが・・目の前で歌ってる!!
B : おぉ〜!大興奮ですなー。他には何か歌いました?
O : 残念なことに、彼のソロはそれっきり・・・。 その後登場したMIKAKOさんやパトリックさんの後方で、伴奏とコーラス専門でした。
B : どんな曲目を演奏したんですか?
O : 誰もがどこかで聴いたことのあるだろう、有名どころのシャンソンばかりだったように思います。「パリの空の下」、「恋は水色」など。 このほか、MIKAKOさんのオリジナル曲も歌っていました。
B : へぇ。じゃぁ、なじみのある曲が多いライブだったんですね。 演奏しているドミニクはどんな様子でした?
O : 何度も目線を向けてニッコリ流し目サービスしてくれて、ファンとしては嬉しい限りでしたぁ・・・。 そうそう、歌っている間、アビィさんと私が二人して目の前の席で自分の写真を撮りまくっているのがドミニクには可笑しいらしく、笑いをこらえている(!?)という場面が何回かありました。
B : へえー。演奏しているときに、たびたび目が会ったりしたんですね。 この他印象に残っていることはありますか?
O : 「ラストダンスを私に」の演奏が印象的でした。 この演奏が始まると同時に、熟年カップルが手を取り合い踊り始めました。
B : へぇー。なんだか素敵な話ですね。
O : 最後に、皆で歌いましょう!ということで、「オ・シャンゼリゼ」を大合唱! ライブが終わったのは、11時過ぎでした。
B : ドミニクと話すことはできましたか?
O : 最初の休憩時間に、ドミニクはステージから私たちのいるテーブルの方へ来てくれました。 フランス語は全くダメな私は、英語で「写真を一緒に撮ってくれませんか」とお願いしました。 ドミニクはSure!と、一緒に撮ってくれました。 初めのうちは英語で話していたけれど、そのうちドミニクがバリバリの日本語で話し出したので、「けっこう話せるんだぁ!」とビックリ!
B : どうも、けっこう日本語は話せるみたいですね。 (注:この後の情報によると、ひらがな、カタカナは読めるのだそうです。)
O : CDは出ていないのかきいたら、まだ、ということだったので、そこで、3曲入ったMD(注:京都駒井邸でのライブで販売されていたもの)は今から手に入るか訊いたら、「ウーン、チョット、ムズカシイネェ〜。」と言われてしまいました。
B : あらら、通じなかったんですか?
O : ドミニクの言う「むずかしい」というのは、「私の日本語が」ではなく、「MD入手が困難」という意味での「むずかしい」だという感じでしたが・・・
B : あぁ、一応意味は通じたんですね。他には何か話しました?
O : その時は、他に女性二人が隣で待っていたこともあり、写真撮影と立ち話が一段落したら、そちらに行ってしまいました。
B : その時は、ということは、その後また機会があったんですか?
A : ステージの最後で、花束をドミニクに渡しました。とても喜んでもらえました♪
B : わー。花束贈られたんですね!
(注:当時BBSで、ぶりは「ライブに行くみなさん、「あちらのお客様から、これが・・・」とバラの花束を百万本、ぜひ贈ってみて!」と書いていた)実践してもらえて嬉しいです!
A : ホントに、あげてよかったなぁ〜と思いました。 ドミニクのイメージで(ていうかCDCのイメージか??*注:発足当初、CDCはオレンジ系のデザインでした。)黄色系でまとめた花束にしたのですが、この日は5月1日で、フランスではすずらんを送ると幸福になれると言われてるんですよね? その時それを知らなかったのでちょっとしくじった気分。
B : いえいえ。気持ちは十分通じますよ!
O : その後ドミニク、パトリックさん、MIKAKOさんと、少しおしゃべりできる時間がありました。 ドミニクに、日本に来てどれぐらいか、とか、なんで日本に来たのかとかを訊きました。
B : なんと答えていました?
O : 日本に来て、3年。日本に来たのは、Experienceのため、だそうです。
B : へー。Experienceのために来たのがたまたま日本だったのか、それとも、日本での話があって、いいExperienceかも、と来日したのかどっちなんでしょうね。機会があったら知りたいなぁ。
O : どっちなんでしょうねぇ。 このあと、また一緒に写真を撮ってもらったり、握手をしてもらったりして、さよならしました。 終始笑顔で優しく接してくれたドミニクでした☆ ドミニクの手は大きくて、分厚くて、温かかったです。
B : たのしい一夜が過ごせてなによりでしたね!
O : お酒も入ってるからか、本当にあっというまのたのしいひとときでしたよ。
B : 今日は、オズさん、アビィさん、色々お話をありがとうございました。