「ドミニクって一体なにものやねん?」「HP作って情報つのったらわかるんちゃうか?」と「謎のアイドル・ドミニク」を巡り盛り上がっていた、2001年12月ごろ、なんと!謎のアイドル本人にしのぶさんが会ってしまったのです!!
記念すべき、CDC第一弾のレポートです。(このレポートを目玉コンテンツとして、2002年2月22日、当サイト、「Chante, Dominique,
Chante!― ドミニクシャニョンの歌が聴きたい」が発足しました。
B : 今日は、ドミニク・シャニョンの歌を生で聴いたり、会話をしたりする幸運に恵まれたしのぶさんに、そのときのお話を伺おうと思います。しのぶさんよろしくお願いします。
S : しのぶです。よろしくお願いします。
B : まず、一体どこでドミニクと会ったんですか?
S : 2001年12月8日の夜に開催された「ユーロクリスマスパーティー」です。
これは、私が通ってるフランス語学校と、在阪のフランスを含めたEU諸国関連機関の合同クリスマスパーティーです。ゲストはあのパトリスで、"ミニコント"をするらしいと聞いていたんですが、実際にはドミニクの"ミニ・コンサート"があったんですよ!!
B : わーうらやましいなー。でも、びっくりしたでしょう?
S : いや〜、びっくりしました。開演1時間前にいったら、会場にはまだお客達はあまりいなくて、主催者のスタッフとパトリスがいました。よくよく見るとドミニクがいるではないですか!!
B : ドミニクに最初に気づいたときはどんなかんじだったんですか?
S : 幻影を見てるのかと思いました。期待しているものが、勝手に見えてしまっているのかと。まさか、来るなんて思ってなかったし。
B : すぐに近づいて、話しかけたんですか?
S : なんか、打ち合わせしてるみたいだったから、すぐには近づきませんでした。
B : 一時間前に行ってよかったですね
S : いえ。早く行かなくてもみんなドミニクとパトリスと一緒に写真を撮れたんですよ。集合写真ではなくて。 彼らは、パーティーの始まる前から終了の少し前まで、みんなと同じように会場にいましたから。 すごい人気で、ず〜っと常に誰かと写真撮ったり、お話したりしてました。 ドミニクが舞台に上がったのも歌うときだけ。だから、いつでも話しかけに行くチャンスはあったのです。周りの人間を蹴散らせばですけどね!!
B : しのぶさんも、お話したり、写真をとったりしたんですか?
S : それが、「え〜...カメラ持ってけぇへんかった!!!」と他のみんなが一緒に写真をとってもらっているのを、うらめしそうに見つめてました... が、幸運にも、学校のスタッフがカメラを持っていたので、それで撮ってもらいました。
B : どんなポーズで写真を撮ったんですか?
S : パトリスとドミニクにサンドイッチしてもらいました。腕組ませてもらって。まぁ、他のjunne fillesもみんなやってもらってたんですけどね。 もう、気分はフランス語講座テキストの表紙の井川遥さんでした!!
B : そのときは何か話しましたか?
S : なんか、しゃべったような気がするけど、興奮のあまり全然覚えてない… あ、写真を撮った後に、「めるしぃー」と言ったら、「Merci!」と言ってくれたわぁ〜。握手付きで! って、こんな人間の常識のような会話に、これほどドキドキしたのは初めてです…
B : ドミニクを間近で見た印象は?
S : テレビで見るのと、同じでした。でも、ほんと背が高いんですよ。私は背が低いので、常に下から見上げるような角度でしか見れませんでしたが、ドミニクかわいかったです。とても、キュートな人でした。
B : ドミニクは背が高いんですか?
S : きっと、180センチはあります。
B : 服装はどんな感じでした?
S : 黒に近いグレーのセーター着てました。普段着って感じの。黒のパンツに黒の靴だったと思います。
B : サインはしてもらいましたか?
S : それが、サインしてもらうような紙もペンも持ってなかったんですよ...まさにC'est dommage!!!です...
B : うーん、残念ですね。
S : でも、「何回握手すんねんッ!!」って、突っ込み入るぐらい握手してもらいました。なんか、妙に厚みのある手でしたよ〜。
B : えっ!って、ドミニクが突っ込んできたんですか?!
S : まさか!!周りですよ。周り。だって、大阪人だらけ。 あ〜、ドミニクの「アリガトゥォ〜」という声が、耳に響くわぁ〜!!
B : 「アリガトウ」って、握手したとき、ドミニクが言ったんですか!
S : そうですよ〜。かわいかったです。
B : ドミニクにはtuではなしました?それともvous?
S : "vous"です。私が言ったフランス語は"Vous havitez ou ?"だけです....トホォ〜
B : ハハハ。で、どこに住んでいるんですか?大阪でこんなイベントに出てしまうとはひょっとして関西ですか?
S : そうそう、私もてっきり関西なん?って、思ったんですけど、「****(関東地方の都市)」と言われました。もう、その返事が返ってきたとき、何も言えず、顔中「がっかり」になってまいました....挙句、「オオサカ ジャ ナイネ。」って言われるし…
(注:HP読者のみなさん!ドミニク本人に迷惑がかかってはいけないので、これ以上細かいことはかけません。でもとりあえず“関東”ってことでご了承ください。)
B : ちょっと残念でしたね。 でも、それだけしかフランス語で話さなかったということはドミニクは日本語結構話せるんですか?
S : どうでしょう?上級者やフランス人とはフランス語で話してたと思いますが、ほとんどパトリスが横についてました。パトリスについてたのかな?
B : パトリスの横に?
S : 私のように日本語で話してくる者もいるので、そんな時にはパトリスが通訳してあげてました。パトリスは非常に親切な人でした。私が日本語で話してたのをちゃんとドミニクに通訳してたし、ドミニクが言ってる事も私に日本語で教えてくれました。Il est trèes gentil !!なのです。
B : へぇ、パトリスはとても親切なんですねー。このレポートができたのもパトリスのおかげですね。Merci beaucoup, Patrice! ところで、パトリスに通訳してもらって、どんなことを話したんですか?なにかエピソードがあれば教えてください。
S : パトリスを介して「母もファンなんですけど、今日カメラ忘れたって、さっき電話で言ったら「アホ」って、言われた。」と言ったら、「じゃあ、本物を持って帰ればいい。」と、腕をさし出してくれました。ドミニクはおちゃめさんです!!
B : ハハハ。いいノリですねー。その後どうなりました?
S : ドミニクと写真をとりたいと言う人が現れて、話はそこで終わってしまいました…つまり、お持ち帰りには失敗したわけです…(笑)
B : 残念というべきか、ドミニクファンとしてはちょっとホッとしたというべきか。。(笑) そのほか印象に残ったことは?
S : パトリス、ドミニクと、私と友人の4人だけで話していたとき、ある日本在住の外国人が、恋人のために祖国に帰ってしまったという話がでたんですよ。そのとき、はじめは話を聞いているだけだったドミニクが日本語で「アイ ハ カツンダヨネェ〜」と、うなずきなから何回も言ってたのが、忘れられません...
B : 「愛は勝つ」なんて日本語、一体どこで覚えたんでしょうね。(笑) それにしても、ドミニクと色々話せたみたいでうらやましいです。ひょっとして、もうすっかりドミニクとは友だちって感じですか(笑)
S : いやぁ、とんでもありませんよ。私はドミニクとご対面のチャンスが3回あったのですが、3回目に顔を会わした時に「ハジメマシテェ。」と言われちゃいました。(笑)
B : ミニコンサートの様子を聞かせて下さい。
S : おなかもすこし満たされた頃に、EUの3ヶ国の出し物があったんです。スペインならフラメンコといった感じで。 フランスの番になり、パトリスがマイクを持って司会を始めると、いままで散らばってた人たちが、ステージ前に集まってきました。 ステージは階段1段分の高さより少し低いぐらいで、大きさもだいたい10畳ぐらいという小さなものでした。 私はとりあえず、ステージに向かって左端最前列に陣取りました。といっても、座ったわけではないんですけど。
B : じゃぁ、本当に間近で見られたんですね。ドミニクはどうやって登場したんですか?
S : 「フランスといえばー?」というパトリスの声に、集まった客はすかさず「しゃぁ〜んそぉん!!」。もう1度パトリスが「フランスといえばー?」。「しゃぁ〜んそぉん!!」。そして、最後に「Dominiqueでぇすっ!!」。そこで、いよいよ、我らがドミニクがステージに登場なのですが。。。
B : さっそうと、スターのように登場したんですか?
S : 「ええ」、と言いたいのですが、主役はステージ向かいの側のカラオケのもっと賢いような音響関係の機材がおさまってるクローゼットのようなところに顔をつっこんだままで、パトリスに向かってなにやら言っとりました。どうやら、なんかトラブルがあったみたい。すぐに復旧したんですけどね。
B : なんだか、アットホームな感じで、親しみがもてますね。どんな曲を歌ったんですか?
S : まずは、11月の「ドミニクと歌おう」で紹介された「LA FOULE」でした。 しかも、テレビでは1度しか放送されなかったラテンバージョン! 放送では漫画家の棋図かずお氏と二人でしたが、ドミニクひとりで歌う「LA FOULE」が聴けました。
B : ドミニクの歌はどうでしたか?
S : テレビで聞きなれたあのステキな歌声でした。でも、手を伸ばせば届く距離で!!しかも、TVとは違ってカットされず1曲まるまる聴けるのです。贅沢です!! ドミニクは横に楳図氏がいないせいかいっそうイキイキしていました。パトリスがステージの前で妙な動きで踊っていましたが。
B : 楳図氏の代わりにパトリスが踊っていたとは!ちょっと想像してしまいました(笑)。
S : ドミニクは歌いながら、ステージを左右にゆったりリズムをつけて歩いていたので、こちらの方に向かって来るときは、「今、目合った!目合った!!」って思いました。大コンサートホールではないので、目が合ってもおかしくなかったんです。ステキでした! パトリスの怪しい踊りも気になったけど、やっぱり、目はドミニクに釘づけでしたよ。
B : わー。目が合ってもおかしくないくらいの至近距離だったんですねー。
S : ええ。その後、ラテンのノリで温まった会場に、パトリスが次の曲を紹介しました。 「POLNAREFF知ってる?」「知ってるぅ〜!!」すると、どこからともなく観客から「Tout tout pour ma cherie ma cherie〜♪」と歌声が出てきました。でも、その日は「Tout tout pour ma cherie(邦題シェリーに口づけ)」ではなく、わかります?以前BBSで、総集編を見た人たちに非常に人気のあったあの曲です。
B : それは、もしや「LOVE ME, PLEAE LOVE ME」?うわー!うらやましい!私も聴きたかったなー!!
S : そのとおり! やっぱり、このロマンチックな曲は人気があるんですねぇ。Love me, pleae love me♪のところは、合唱がおこってましたからね。 この曲に合わせて、パトリスはひとり女性をつかまえて、ほとんどその女性を振り回しているようなチークダンスを踊っていましたよ。後ろの方では、上に上げた腕を曲に合わせてゆ〜らゆ〜らと揺らしているグループもいました。
S : 会場は、大盛り上がりですね。
B : ドミニクは時折、歌いながらステージから降りて、観客の目の前にやって来て盛り上げていました。
S : 観客に対してのサービス精神に溢れたステージだったんですね。
B : ええ。こういうパフォーマンスを見ていると、やっぱりただの「テレビに出ている歌のお兄さん」ではないのだとあらためて認識しました。 ただ、パフォーマンス的にどう考えても、一番端の人間の前では歌わないから...あぁ、私も真ん中にいたら...目の前で歌ってもらえたあなたは幸せ者です。
S : なるほど。ちょっと残念でしたね。
B : でも、3曲目に移る前に、何かまた機器に問題があったのか、いったんドミニクはマイクをマイクスタンドに戻しにきたんです。 ふふふっ、マイクスタンド、私の目の前だったんですよねぇ。うふぅ〜。やっぱり、最前列にいてよかった。
B : 端っこも悪いことばかりじゃないですね。(笑) さて、3曲目はどんな曲でした?
S : 次にパトリスがクリスマスの曲として紹介したのは、2001年12月の歌の「Noel de chez nous, Noel de partout」でした。
B : レゲエのリズムにのったカリブ海のクリスマスの曲ですね。
S : そうなんです。「ミンナ イッショ ニィ!!」とドミニクが言ってて、まさに「生☆ドミニクと歌おう!」でした。「歌わねばー」と思いましたが、歌詞がわかりませんでした…
B : まだ、1回放送されたかされてないか、という時期でしたもんね。
S : そうですね。放送では、女性歌手とのデュエットになっていますが、1曲目同様、テレビでは見られない一人舞台!パーティーでしか、味わえません!!
B : NHKで放送された曲以外には何か歌いましたか?
S : ええ。" Noel de chez nous…"のあと、「あ〜もうそろそろ終わりかなぁ。残念や…」と思ってたら、白い紙が配られて、「ミンナ イッショ ニィ!」というドミニクの声がまた聞えてきました。どうもその紙に歌詞が書いあるようなんですが、足りないみたいで、私のところには回ってこなかったんです。 「ないーないー」と騒いでたら、親切な方が譲ってくれました。ほっ。 紙には、半分にフランス語、もう片側には日本語で歌詞が書いてあって、「LUPINのCHA CHA CHA」というタイトルでした。
B : 「ルパンのチャチャチャ」?聞いたことないタイトルですね?
S : 私も、「知らんな〜」と思いながらも、フランス語の歌詞を見ながら聴いてました。でも、歌い始めからぜんぜん歌詞が違うんです。えっ!と、よく聴いてみると、ドミニクは日本語で歌ってたんです!!しかも、歌詞カードは全く見ずに!
B : 日本語の曲を!すごいですね。どんな感じの曲だったんですか?
S : ラテンな曲です。タイトルどおりチャチャチャなのです。この曲はノリがよく。観客が途中で手と手を取りながら真ん中で輪を作って踊りだしてました。
B : 大盛り上がりですねー。 日本語で歌っていたという歌詞はどういう感じでした?
S : それが、歌詞はすごく変なんです。例えば、 「…ルパンのパパイヤにCHA CHA CHA いつでも ああ
恋するりゃ とことんホン気だゼェ…」、
「…パレオの中身はキラキラ…」、 「…こぼれおちそうなEカップはプリプリ あまいマンゴ(HOHO)お料理はこれから…」 途中、せりふが入るのですが、ここはパトリスが担当です。
「…ええっ愛してるかって?あったりめえよぉ!じゃあ ちょっと急いでるからあとでTELするよ バイバイ!!」
(注:「ルパンのチャチャチャ」のフランス語版"Soleil et Cha Cha Cha"が、ドミニクの1stCD"C'est
la vie"に収録されています)
B : うーん。すごい詞ですね。フランス語を訳したんでしょうかね。
S : 家に帰ってから歌詞カードを調べてみたんですが、フランス語からの訳ではないみたいでしたよ。 さらに、歌詞カードをよく見ると「Music & Arrangement Dominique Chagnon」と書いてありました。 つまり、ドミニクが書いた曲を、ドミニク自身が歌ってたわけです。いや〜やっぱり、ドミニクはmuicienなのですねぇ。
B: おおっ!ドミニクが作った曲だったんですか!そういえば、ドミニクは、TVでもラテン・アレンジやレゲエアレンジの曲を歌ってますね。ラテンが好きなんでしょうかね。
S : そういわれてみれば、そうですね。好きなのかもしれないですね。とにかく、ラテンのノリにすごく盛り上がり、会場全体が大興奮!このままアンコールまで行くのでは!と思わすほどでしたが、これにてドミニクの「しゃんそんショー」は終了しました。
B : 私も行きたかったなー。そうと知っていたら、大阪までのぞみを奮発したのに!
S : そうなんですよ!!もう、私もなぜかドミニクを見た瞬間、「ぶりさんに連絡しなッ!!」と、思わず思ってしまいました。
B : ははは。ありがとうございます。そうと知っていたら・・・ でも、ホント何があるかわかりませんね。
S : 私も今後何があるかわからないので、もっと気合を入れてフランス語を勉強することに決心しました。 なんか、上級者の人とかが、ドミニクとしゃべってんの見てて、すごいうらやまし かったし!! それに、今回ホント偶然に本人にご対面したけど、ホンマに何も聞かれへんかったから、ドミニクファンのみなさんにお伝えできるネタないし...
B : いえいえ。しのぶさんのおかげで、いろいろドミニクのミニコンサートの様子が聞けてとてもうれしいですよ!今回はどうもありがとうございました。
B : いやー。インタビューにご協力いただきありがとうございました。
S : いえいえ。そういえば、レポート本編ではお話しませんでしたが、ドミニクファンのみなさんや、ぶりさんにぜひ伝えなくてはならないことがあるんです。
B : なんでしょう?気になるなー。
S : 実は、私には、ドミニクが来ていることがわかってから、ずーっと彼に言いたかったことがあったのです。でも、フランス語が浮かんでこない。どうしよう。その時は親切に通訳をしてくれていたパトリスは、違う人と話してたんです。 ダメ元で日本語で話してみました。 「ともだちが、あなたのホームページをつくるじゅんびをしています。」
B : ええっ!
S : このぶりさんのHPが準備されつつあることを伝えたかったんです。
B : わー!それで、ドミニクに通じたんですか?
S : ええ。日本語を理解してくれて、完成を楽しみにしてくれてるとのことでした!
B : なんだか、大変なことになってしまったぞ。ということは、ドミニクもこのHPをいつか見るかも!?
S : そうです。今ごろドミニクはみんなからのメッセージを読んでくれてるかも!
B : えらいことに、なりましたなぁ。これは、ぜひ頑張っていいHPにしないといけませんね〜。でも、嬉しいことですね!! ドミニクファンの人がたくさん集まっているHPができたら、きっとドミニクも嬉しいと思うので、みなさんのご協力、ぜひぜひおねがいしますね!!
(実際には、ドミニク本人がはじめてCDCにやってきてくれたのは、2002年6月でした。(カイエにメッセージをくれました。)