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ボブ 部門
Rank Title Artist
Rainy Day Music The Jayhawks
Duality The Schankman Twins
On Stage Loggins & Messina
Live Two Five Nitty Gritty Dirt Band
Polkas For A Gloomy World Brave Combo
At The Ryman Emmylou Harris & The Nash Ramblers
I Hope They Let Us In Gene Parsons
Oasis Jimmy Messina
Be Here Keith Urban
10 For Rent Swingn' Haymakers


コメント

 カウントダウン式でいきます。

10位 スティールギターを前面に配置した、スウィンギーなカントリーロック。キュートな(死語)女性ボーカルがいい感じ。"Sin City" "Hickory Wind" "Montana Cowgirl" なんかのカバーが収録されているのも、魅力的です。
9位  キース・アーバンは半端に男前なせいか、ちょっとアイドル臭いところがあったんですが、今年リリースのこのアルバムは、バンド色が濃くて一皮むけたよう。ちなみに、今年のCMAアワード最優秀男性歌手部門を受賞しました。
8位  初期Pocoのギタリスト、ジミー(ジム)・メッシーナのソロアルバム。ラテン・フュージョンなAORでイェ〜イ! ってな内容で、今時の若い人はこういうのをすごくダサく感じるかもしれませんが、オジサンにはたまらない音楽なのです。うむ。
7位  ジーン・パーソンズの歌声は温かみがあってイイですなぁ。MCの声も優しいオジサマって感じ。文字通りのソロライブで、ギター、バンジョー、ハーモニカと、様々な楽器を持ち替えて演奏しています。どれも一流の腕前だからオドロキ。そういえば、バーズに在籍していたときにはドラムを叩いていましたねぇ。
6位  エミルー・ハリスにしてはブルーグラス色が濃い(というかモロ)、'91年のライブ盤。バックバンドに、サム・ブッシュ、アル・パーキンスなんかを従えて、大物の面目躍如といったところでしょうか。
5位  フラっと入った中古レコ屋で300円くらいで売られていたアルバム。初めての店だから記念に一枚買っとくかー、くらいの気持だったのですが、これがすこぶるイイ。タイトルどおり、ポルカを基調として、ワールドミュージックを料理した感じです。そのスジでは大物らしい。
4位  '91年に行なわれた、結成25周年ライブを収録したアルバム。お馴染みの "Mr. Bojangles" や "You Ain't Going Nowhere" の他に、"I've Been Lookin'" "Baby's Got A Hold On Me" なんかもやっていて、サービス満点です。「プー横丁の家」を演奏してないのが非常に惜しいッ!
3位  ロギンス・アンド・メッシーナのライブってどうなのさ? と思ってしばらく買わずにいたんですが、いやー、彼らは優秀なライブバンドだったのですネ。最初はケニー・ロギンスが弾き語りで何曲かやって、バンドが少しずつ演奏に参加していって、ジム・メッシーナがどーんと登場! という演出も見事ですし、Disc2の1曲め、21分にも及ぶ(アナログ盤の片面全部!)長〜い "Vahevala" も圧巻です。ちなみに、ライブのオープニングを飾るのは「プー横丁の家」。ジャケットのデザインもイカしてます。
2位  5年近く探しつづけたアルバムを、さるスゴ腕バイヤーさんのお陰でようやくゲットー! ダナ(バンジョー/リードボーカル)とローレン(フィドル/ハーモニーボーカル)の双子の姉妹が、見事に息の合った演奏を聴かせてくれます。キレイなハモりも双子ならでは。ジャケットの写真は15、6歳くらいに見えるのですが、この若さでトラディショナルなブルーグラスをやってるってのが、アメリカの底力ッ! て感じ。逆に言えば、少し子供っぽさを残した歌声で "Blue Kentucky Girl" や "Livin' on Love" をカバーしてるところが、おしゃまな(死語)お嬢さんって感じで、またよし。
1位  モメにモメた脳内選考会議でしたが、満場一致でダントツの1位に選ばれたのがこのアルバム。世間的には'95年の "Tomorrow the Green Grass" の評価が高いようですが、ボブ的にはこの "Rainy Day Music" の心に染み入るワビサビ感がたまらない。オルタナカントリーとフォークロックとポップのバランスが絶妙。少し大ゲサに聞こえるかもしれませんが、10年に1枚めぐり合えるかどうかの名盤だと思うのです。この先ジジイになっても聴きつづけるだろうなぁ。

 というわけで、今年もカントリーばっかりでしたー!