ふぃがろ的オペラ考察4

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AIDA



                                                                           
アイーダはヴェルディの後期の傑作
スエズ運河開通記念として作曲を依頼される
エジプトとエチオピアが争っていた時代を背景に、
エジプトの将軍ラダメスとエチオピアの王女アイーダの
周りに翻弄されながらの純愛を追うドラマとなっている。

ふぃがろココを聴いてよ!!



第1幕 清きアイーダ〜三重唱

定番ともいえるテノールの有名なアリアだが、
幕が開いて殆どすぐに歌われる。
勇壮なトランペットのファンファーレに続くアリアは
アイーダに対する愛情を歌い上げる

そこへラダメスに恋心を抱いているエジプト王の娘アムネリスが登場
ラダメスは自分の胸のうちをアムネリスに知られまいとするが
アムネリスに近づくアイーダをつい見つめてしまう
その様子にアムネリスが気づき、
自分の恋敵が奴隷のアイーダであることを知る

第1幕 勝ちて帰れ

エチオピア攻撃の総大将となったラダメスに
勝ちて帰れと言って送り出すアイーダ。しかし
ラダメスが勝つということは自分の国エチオピアが負けるということ。
そこには父も兄弟も、そして故国の民衆もいるというのに・・
恐ろしいことを口走ったものだと自分を責めるアイーダ。
だがしかし愛するラダメスの死は自分には堪えられない

第2幕 凱旋行進曲

エチオピアからラダメスが見事勝利を収め帰ってきた。
勇壮な行進曲に大合唱が加わる。このオペラの最も有名な部分だ
アイーダはこの凱旋を、ラダメスの勝利に対する喜びと
自分の故国エチオピアの敗北を複雑な思いで見ている
そして捕らえられた者の中に自らの父の姿を見つけるアイーダ
父でありエチオピア王であるアモナズロは自分の素性をアイーダに口止めし、
エジプト王に慈悲によって捕虜を解放するよう訴える