ふぃがろ的オペラ考察2
ビギナーお勧め度



ラ・ボエーム

[La Boheme]


舞台はまたしても??




誰もが楽しいクリスマス。パリと言えば今も昔も芸術の都。
このドラマに登場するのは6人の若者達。
ショナールは音楽家、コルリーネは哲学者、
マルチェルロは画家、ムゼッタは・・・・・・?
そして、ロドルフォは詩人で、ミミはお針子。
男性四人は屋根裏のようなアパートメントに共同生活をしているらしい。
分野こそ違うけれど各々夢や志をもってのパリでの生活である。
まだ成功している者はないらしく皆お金がない。
でも悲観している者はなく、またそれも良しなのである。


ふぃがろココを聴いてよ!!



第1幕 冷たい手
このアリアはテノールのアリアとしては超有名曲である。
この前の場面で暗い部屋の中でミミは鍵をなくしてしまう。
ロドルフォはそれをすぐ見つけるが、
ミミと話をしたいが為に「こんなに暗くては捜しても無駄です・・・」といい
自己紹介を始めてしまう・・・・ってか都合の良すぎる話ですね。


第2幕 私が外を歩くと・・
クリスマスにパリの街へ繰り出す若者達、
そこへマルチェルロの昔の恋人ムゼッタが
アルチンドロという金持ちの愛人になって登場します。
散々買い物をさせたあとでしたが、ムゼッタはもうアルチンドロに飽きていました。
街へ出て自分の美しさに皆が振り向くのよ
と魅惑的な歌を歌うのです。


第3幕 ロドルフォの告白
出会ってから2ヶ月ほどたったまだ冬の日のこと
最近ロドルフォが自分に冷たい、よそよそしいとミミに相談を受けたマルチェルロ
男二人きりになって(実はミミは聞いていますが)ロドルフォに問いつめます。
ロドルフォは最初、ミミは浮気女だと悪く言いますが、
実はミミが病気で自分と一緒にいては薬も買えずに死んでしまう・・・と告白します。
プッチーニのにくいところはこの両極端の告白を同じテーマから展開していること。
胸をえぐるようなこの告白は、心にズンと訴えかけます。
立ち聞きしてしまったミミも、もうおしまいなのね・・・と別れを切り出します。


第4幕 ロドルフォとマルチェルロの二重唱。
ロドルフォもマルチェルロも各々ミミやムゼッタと別れた後です。
でもまだ未練たらたらな二人。ロドルフォが、ムゼッタを街で見かけたとマルチェルロをからかうと
マルチェルロも負けじと、ミミを見たと返します。
どちらも嫌いで別れた訳じゃないのです。二人して終わった恋の傷をいたわり合うのです。
文章にしてみると意外とオエ・・・って感じですが良い曲ですよ。



ふぃがろオススメを聴いてよ!!


ボエームと言ったら、パヴァロッティとフレーニの黄金コンビのビデオをお勧めします。
ヴィジュアル的に不満のある方もいるでしょうが・・・(汗)








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