numano-asayake
どれだけ道を行けば 誰かに逢えるという
いつからか包まれて行った
朝靄は未だに消える事はない
やがて沼に足を踏み入れては沈み
悲しみが狂ったように咲き乱れている
何かが見えなくなって!!
何も聞こえなくなる!!
自分自身の黒いアレが
俺のこと飲み込んで逝くよ
沼の底で見覚えのある
自分自身と出会ったよ
狂ったロマンスが咲き乱れていた
辺りには菊の香りが立ち込めていた
助けてよ君はどこに居るの?
黒い沼へ手を差し延べてよ
朝焼けて消えた
ユートピアの明日
リアル色に染まり行く世界、
これできっと良かったのだろう
これからの明日も苦痛に満ちれど
一人きり生きて行く事はもうない
俺たちいつになれば幸せに
なれるのかって問いながら生きていく
沼の朝焼けに悲しみさえ溶けて
融合して強くなる鋼のように