Lovable Movies

プリシラ | レニングラード・カウボーイズ・ゴー・アメリカ | レニングラード・カウボーイズ・モーゼに逢う |
トレインスポッティング | ギルバート・グレイプ | バスケットボール・ダイアリーズ | セブン | 12モンキーズ |
ナイトメアー・ビフォア・クリスマス
| 時計じかけのオレンジ |


"The Adventures of PRISCILLA : Queen of the Desert"

1995年 オーストラリア
監督・脚本 ステファン・エリオット
出演 テレンス・スタンプ/ヒューゴ・ウィーヴィング/ガイ・ピアース他

「3人のドラッグ・クイーンがオーストラリアの砂漠を行く」
本当にただこれだけの映画。しかしこれが本当に面白い。文句なし。ビデオを含めてこの映画を何回観た事か…。
エピソード、衣装、台詞、登場人物の思想にいたるまでどれを取っても無駄がないと言うほど突飛でばかばかしくて最高。くだらない新作映画をロードショーにするくらいならこの映画をずっとやってて欲しかった。
年長のバーナデッドが最後にシドニーに戻らずにバスを見送るシーンがたまらなく良かった。でもそのままで映画を終わらせずにシドニーに戻ったフェリシアとミッチのステージ・シーンで終わるところが憎い。もし本当に彼等が実在するのなら私は彼等のステージを観るためだけにシドニーに行ってもいい。
フェリシアがプリシラ号の上でギンギラギンの衣装を風になびかせて歌うシーンは映画館の大スクリーンで観ると爆笑。


"Lenigrad Cowboys Go America"

1989年 フィンランド/スウェーデン 79分
監督 アキ・カウリスマキ
脚本 サッケ・ヤンヴェンパー/マト・ヴァルトネン/アキ・カウリスマキ
出演 レニングラード・カウボーイズ/マッティ・ペロンパー

「まさか、冗談でしょ? 」彼等を見た時そう思った。
「絶対嘘だよ」彼等が実在するバンドであると判明した時そう思った。
ぽか〜んと口を開けたまま、気が付いたら映画館にいた。
村の全員が同じ髪形をしたド田舎のバンドがウラミジールという男にそそのかされてアメリカに向かう。とにかくあの髪形にあの靴。ぞろぞろとただ歩いているだけで笑えるから不思議。メンバーたちの台詞は少なく、黙ってウラミジールの言う事に従うメンバーたちのかわいい事! 私は一番ちいさなシル(映画では冷凍になった)が大好きで来日した時に握手したら手も小さくて感動した。ははは。


"Leningrad Cowboys Meet Moses"

1994年 フィンランド 94分
制作・監督・脚本・編集 アキ・カウリスマキ
原案 サッケ・ヤンヴェンパー/マト・ヴァルトネン/アキ・カウリスマキ

聖書って読んだ事あります?
私は読んだ事がなくてこの映画を観てもどこでパロディになっているのかが分からなくて残念な思いをしました。観たあとでパンフレットを読み、やっと理解出来たという訳です。だから聖書を1度でも読んだ事のある人には絶対おすすめします。
でも厳格な人だと困っちゃうくらいパロってます。
街角で腹ぺこの「メキシコ部」が歌う歌が頭からはなれない。
「アイ アイ テキーラ 腹が減って死にそう アイ アイ テキーラ 一文なしだ アイ アイ テキーラ こんなに俺は腹ぺこ」


"Trainspotting"

1996年 イギリス 93分
監督 ダニー・ボイル
制作 アーヴィン・ウェルシュ 脚本 ジョン・ホッジ
製作 アンドリュー・マクドナルド
出演 ユアン・マクレガー/ユエン・ブレンナー/ジョニー・リー・ミラー/ロバート・カーライル/ケリー・マクドナルド/ピーター・ミューラン 他

公開の時期が良かったのかヒットしてしまった映画。
ダメな人間はダメを呼ぶんだなぁと思った。まあ最後に寝たふりをしていてくれたスパッドに金を置いて逃亡するシーンは良かったけど…。
映画の中で「ジギー・ポップって死んじゃった人でしょ?」とネタにされているイギーの曲が流れる冒頭の強盗シーン、レントンの笑い方が忘れられない。
ドラッグをどうこう言うつもりはないけど、ドラッグにしろ悪い友達にしろ、自分から断ち切る勇気とタイミングが重要なんだと思う訳だ。
ドラッグ漬けの時とドラッグ断ちの時の悲惨な状況以外は笑える映画だと思う。
天井を這ってくる死んだ赤ん坊のシーンは怖かったけど…。



"What's Eating Gilbert Grape"

1993年 アメリカ
監督 ラッセ・ハルストレム 製作総指揮 アラン・C・ブロンクィスト
出演 ジョニー・デップ/ジュリエット・ルイス/レオナルド・ディカプリオ/メアリー・スティーンバーゲン/ダーレーン・ケイツ 他

レオナルド・ディカプリオが好きだ。でも「レオさまぁ〜」と黄色い声援を送るファンではない。私は彼が泣いて鼻水を垂らす、知的障害、ドラッグ中毒…そんな役が出来る彼が、いや彼の演じる役が好きなのかもしれない。
家の中で死んだ鯨の様な母親を人目にさらすくらいならと、兄弟が家を火を放ち家ごと火葬するシーンは予想もつかなかった。苦悩するギルバートと不倫する主婦が相手にギルバートを選んだ理由「あなたはここから出て行かないから」という台詞はずし〜んと胸に響いた。


"The Basketball Diaries"

1995年 アメリカ 102分
監督 スコット・カルバート 原作 ジム・キャロル
出演 レオナルド・ディカプリオ/ブルーノ・カービー/ロレイン・ブラッコ/ジュリエット・ルイス 他

美化しすぎ的な作品ではあるけど、ディカプリオがドラッグでヘロヘロになってヨダレを垂れ流すシーンでわくわくしてしまった私は変態ロリコンです。
本当にあんな事くらいで薬漬けから立ち直れるくらいならみんな苦労してないんじゃないかなぁ。実話らしいけど…。立ち直ったジムが昔の仲間を振り切って詩の朗読をして自慢げにうすら笑うシーンは感動させる為のモノだろうけど、あのシーンはむかむかして私は嫌い。


"Seven"

1995年 アメリカ 120分
監督 デビット・フィンチャー
出演 ブラッド・ピット/モーガン・フリーマン/グウィネス・パルトロウ 他

これは犯人から届けられた自分の妻の死体を見て逆上、刑事の立場と自分の妻を殺された被害者としての感情が入り交じって泣きながら何度も銃を構え直して撃ち殺すまでの数分間のブラッド・ピットの顔を見るためだけに見ている映画と言っても過言ではない。大の大人がぶしゅぶしゅ泣いてる姿を見ると血が騒ぐ。


"12 Monkeys"

1995年 アメリカ 130分
監督 テリー・ギリアム
出演 ブルース・ウィルス/マデリーン・ストウ/ブラッド・ピット 他

さすがにブラッド・ピットが自分からこの役をやらせてくれと言いに行っただけの事はある。この映画の中の彼の演じるキチガイぶりは秀逸である。さわやか好青年を演じてる彼よりこういう役を演じている時の彼の目が輝いて見えるのは私だけだろうか?
今までタイムマシンのイメージはドラえもんのタイムマシンでしかなかった私だがこの映画を見てからは裸のブルース・ウィルスがまとわりつく様になってしまった。
この映画を撮ったテリー・ギリアム、「未来世紀ブラジル」の監督だったのねぇ。8年くらい前に観た時はつまんなくて寝ちゃったけど去年また観たらすごくおもしろかったのは何故?


"Nightmare Before Christmas"

監督 ティム・バートン

アニメ映画は殆ど観ない私がこの映画に手を出したのは、ウィラードの曲にナイトメアーという曲があったから。そんな気持ちで観たのはいいけどジャックのおバカ加減にはまりまくりました。ハロウィンの街に住むジャックが1度見たクリスマスの街が忘れられずに自分たちなりのクリスマスをやろうとするのですが、それがまた残酷でとんでもない事を口ばしっているのに楽しい感じになっていて、こんなモノを子供が見ちゃいかんなぁと失笑。


"Clockwork Orange"

1971年 イギリス 
監督 スタンリー・キューブリック

まあ、言わずと知れたこの映画。私が最初にこの映画を観たのはかれこれ15年以上前になるかな。映画なんて全然興味なかった私が唯一ビデオを欲しがった作品。あとになってレーザーディスクを買った友人に字幕なしを撮ってもらって、その後字幕付きを入手。造語だらけで翻訳家泣かせだというのがよく分かった。人間の形をしたテーブルがすごく欲しかった。もし今売ってても自分の部屋にある事を想像すると怖いから買わないけど。しばらくの間、私が持っていた映画のビデオテープはこの映画だけでした。年に何回かづつ観続けてています。サウンドトラック盤は私の愛聴盤です。この間ついにDVDも買っちゃいました。


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